【転職】本命企業へは転職サイトor企業HPから直接応募した方が良いのか?

本サイト運営にあたり、色々な同様の転職サイトのブログ(はてなブログ、note等含む)を読んだりもするのですが、私自身として概ね同意出来る内容もあれば、そうではないだろうと意見の相違がある内容もあったりします。本サイトでもあくまで”いち人事担当者の観点”と所々でつけているのは、その様な意見の相違があると思っているからでもありますが、ここでは、それは違うんでは!?と思った、「本命企業は転職サイトなり直接企業のHPから応募せよ」というガイドについてとなります。これには私(いち人事ですが)はそう思わない異論がありますので、私としての観点をご紹介したいと思います。

何故、転職サイト・企業の自社HPからの応募が勧められているのか

転職サイト・企業の自社HPからの応募を勧めているサイトによると、何故そうすべきかは転職サイト・企業の自社HPからの応募の場合は、
・企業が”無料”(低コスト)で人材を採用できるから採用されやすい
・企業の担当者が直接見ているから書類に目が通りやすい(書類選考合格しやすい)
からとのことです。

果たして本当にそうなのか?私自身の経験の範囲では”そうではないケースも多々ある”ということを以降お話しいたします。

私(いち人事担当者)としての異論について

前述に対する異論としては、以下の通りです。
・転職サイトへは必ずしもその企業が直接掲載しているわけではない。人材紹介会社等が代行して掲載し、書類選考まで代行しているケースもある。
・企業の自社HPからの応募であれば確かにダイレクトに書類をしっかり見てもらえる可能性は高まると考えますが、ここもアウトソースされている可能性もゼロではない。
・採用コストの安さは魅力だが、採用コストが高い低いは採用側からすると本質的ではない。優秀な人がとれるかとれないかが企業にとってはより大事。(理想は優秀な人材を低いコストで取ることではありますが。)
・転職サイト・企業HPへの直接応募・転職エージェント、別にどのルートであっても、企業側として採用選考における合格のハードルが変わるわけではない。

無料(低コスト)で採用出来るから採用しよう…という会社はいろいろ考えうる理由はありますが、
・人材確保を低コストで行うこと、つまり、固定費削減の重要度が高い会社
・いずれ採った人材が辞めることも見越しており採用費用(人材紹介料)を無駄と思っている会社
・安く採用出来れば、人が良ければとりあえず良いと思っている会社
等々なのではないかと考えます。

転職サイト・企業HPからの応募の方が採用される確度が高いとしたらどんな理由が考えられるか

頭ごなしに反論を先程はしてしまいましたが、”絶対間違っている”という訳ではありません。もちろん、採用スタイルは様々なので、他サイトで紹介されていることが当てはまるケースも存分にあると考えますし、一里あると思う点もあります。

企業が”無料”で人材を採用できるから採用されやすい

確かに、選考フェーズの最後の最後で、企業として求める求人に対して二人の候補者がおり、その二人が遜色なく優秀で、採用コスト以外の部分では甲乙つけられない場合、
採用コストが
”0円”(自社HP経由)の候補者 VS ”200万”(転職エージェント経由)の候補者
どちらを採用しますか?となれば、自社HP経由の人材(採用コストが”0円”)の方を優先して合格を出すと考えます。

ただ、合格出しは採用費用の観点だけではなく様々な観点がありますので、これだけではなかなか言い切れないのではと感じます。

企業の担当者が直接見ているから書類に目が通りやすい(書類選考合格しやすい)

確かに、企業HPへの直接応募であればその可能性が高いです。ただ、数値的にどの程度なのかは全くもってわかりません。私なりの正しい理解・表現としては、企業の担当者が直接書類選考を行っている場合は、応募者側から見て”書類選考で取りこぼされる可能性が低い”と考えます。

転職サイト・企業HP・転職エージェントいずれにしても、書類選考の一部を外部ベンダーに任せている場合は、もしかしたら企業担当者が直接見ていれば書類合格になったかもしれないが、その外部ベンダーの判断によって、書類不合格になってしまった、なんてケースはあるでしょう。

応募先企業の中の人が直接見てくれていそうかどうかは、企業HPからの応募の際の個人情報の取り扱い部分を見るとわかる可能性があります。個人情報取り扱い部分に、「運用を○○(企業名)に委託しています。」等が書いてあると、日程調整等の事務業務が委託されていたり、場合によっては書類選考もその外部に委託されている可能性が出てきます。記載内容によっては確定的に書いている企業もあるかもしれません。

転職エージェントの良さもある

転職エージェントであれば、候補者の書類+転職エージェントの推薦で企業にエントリーがされます。転職エージェントはやはり自社の紹介で人材を売り込みたいという思い、入社に繋げて成果を出したいという思いがあるため、その人の良さをしっかりとプッシュして推薦してくれます。

この転職エージェントからの推薦は、転職サイト・企業HPからの応募では当然得られないものです。私自身いち人事担当として、自分で普通に書類選考をしていたら不合格としていたな、、と思う候補者を、転職エージェントからの強いプッシュにより、「わかりました、1次面接はしてみますか。確かに話さないとわからないですしね。」と書類選考合格とすることもあります。

以下オススメのエージェントをご紹介します。

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何故、意見の相違があるのか

それはおそらく、
・想定している転職先企業イメージがそれぞれのサイトで異なるから
・書き手のバックグラウンドが異なるから
ということになるのではないかと感じます。
そういう意味で、本サイトでもその部分を明確にできていませんでしたが、やはり、私自身のバックグラウンドをベースに、そこにプラスして転職エージェント、同規模企業の人事担当者、Gr.会社人事との交流からの情報を交えているので、一番想定として近しいのは、所謂、TOPIX100、日経225を構成しているような大手企業や、そのグループ会社となってきます。もちろん、その中でも採用の運用スタイルは様々でしょうから、実際何が正しいのかというのは非常に難しいところです。

さいごに

情報が溢れるこの世の中で何を確からしいと判断するのか、何に寄るのかは最終的に自分自身の判断で、何があっても最後は自分で自分の責任は取るしかありません。実際この問題、転職サイト・企業HP・転職エージェント、どの応募ルートが一番合格しやすい?と聞かれたら、「企業による」、というのが私の答えです。しかし、あえて言うなれば、もし、応募者(あたな)が履歴書・職務経歴書上、求人案件とマッチしていればどのルートでも書類選考は合格となるでしょう。その後の選考プロセス上も、どの入り口で応募してきたかは、ほとんどのケースで問題にならないのでは、、と個人的に考えます。(ただ、この考えのベースが既に他社人事と異なっているというのもまた事実です。そもそも違う考えがすでに他のサイトで紹介されているわけでもありますので。)