新入社員|社会人1年目、教育・研修がオンライン!サボるとバレる?バレたらどうなる?

4月からいよいよ始まる新入社員研修、企業によっては出社は最初の1日目の入社式だけで、以降1ヶ月なり2ヶ月なり、3ヶ月なり…といきなり導入の研修が全てオンラインで実施される様な企業もあるのではないでしょうか?

さて…自分の部屋で終日オンラインで研修参加…なんてなると、サボってもバレないのでは!?なんて思う様なシーンもあるのではないでしょうか。もちろん、うまくサボれてしまう様なカリキュラム部分もあるでしょう。

ここではいち人事としてオンライン研修はサボっていてバレるのかどうか等ざっくばらんに見解をご紹介いたします。

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新人教育がオンライン!全部オンラインでやっている企業はどれくらい?

以下に参考になる、株式会社manebiのアンケート調査結果についてご紹介いたします。

要約すると、2023年入社の新入社員研修は「オンライン研修のみ(14.6%)」+「オンライン研修と対面研修を併用(36.2%)」となり、

約半数の企業は「オンライン研修」を実施予定

社員教育支援システムを展開する株式会社manebi(東京都豊島区 代表取締役執行役員CEO:田島 智也 以下、manebi)は、全国の2023年入社の新入社員研修に関わる人事・教育担当者439名に対し「2023年の新入社員研修」に関するアンケート調査を実施しました。調査結果を以下に発表します。

「Q1. 2023年の新入社員研修はどのような形式で実施予定ですか?」という質問に対し、「オンライン研修」が前年の34%から14.6%に減少(-19.4%)、「オンライン研修と対面研修を併用」は29%から36.2%(+7.2%)に、「対面研修」は37%から49.2%(+12.2%)に増加しました。

Q1.の質問で「オンライン研修」「オンライン研修と対面研修を併用」と回答した方に、「Q2.今後、新入社員研修はオンラインで続けていく予定ですか?」と質問したところ、「オンライン研修を実施する」は17.0%、「オンライン研修と対面研修を併用していく」は66.8%、「新型コロナウイルスが終息すれば対面に戻す」が16.1%という回答となりました。

「Q3.新入社員研修はどのような形式での実施が効果的だと思いますか?」という質問に対して「オンライン研修」は9.3%、「オンライン研修と対面研修を併用」は41.0%、「対面研修」は49.7%という回答となりました。

新人教育がオンライン!新人教育の期間ってそもそもどの程度?

企業によるが、概ね3ヶ月程度が平均的

新人研修は主に学校を卒業したてで入社する新入社員を対象に行われるもので、社会人としてのいろはから、それぞれの会社が配属前に新人に求める必要最低限の専門的な知識・スキルを身につけさせる場でもあります。

導入初期は、新人全員が共通的に必要なカリキュラムとなり、所謂入社手続きから始まり、社会人としての心得やビジネスマナー、企業理念、企業の組織・事業内容について、等々を身につけ・理解することになります。

その後、企業や職種に応じて付与される研修が異なってくるでしょう。

新人教育がオンライン!サボるとバレる?

もちろん、バレる場合とバレない場合があるでしょう。

これは会社から与えられている業務を行うにあたってのIT環境が大きく関係しています。多くの企業ではおそらく会社から業務用のPCが貸与されることと思います。

その様な場合、会社のPCには資産管理ソフトウェアなどがインストールされていたりするはずです。この資産管理ソフトウェアは会社の情報システム部門がIT資産を管理するために導入しているものとなります。

主目的はその名の通り資産管理ではあるのですが、このソフトウェア、”管理”という目的で様々な情報を裏では集めています。

例えば…

・どんなアプリケーションをいつ立ち上げたか
・インターネットでどんなサイトをいつ見たか(サイトURL含む)
・PCの電源をオンにした時間、オフにした時間

等々です。

これらのログが会社側ではたっぷりと溜まっていることになります。もし、オンライン研修期間中に会社のPCからインターネットサーフィンをしていようものならそれは履歴として残り、社内の情報システム部門の人など見る人が見れば一発でわかってしまうでしょう。

新人研修がオンライン!サボっているのバレたらどうなる?

サボっているのがバレたから、と言って即座に何かまずい事態に陥るとは考えづらいです。もちろん、発覚した時点での”程度”というものも影響は与えるでしょう。

例えば、発覚した時点で、研修の一部のカリキュラム中にネットサーフィンをしていた、というのと、発覚時点で過去幾度となくオンライン研修中にサボっていた事実が出て来たというのでは罪の重さも違うであろうということになります。

さて、まずそこまで重大な話ではなく、比較的軽微なサボりが発覚した場合からですが、一体何が起こりそうか…いち人事の見解を紹介します。

その① 注意をされる

一番シンプルで、軽い処分は、注意を受けるのみにとどまるということです。

一部のカリキュラム中に寝てサボってしまっていた。なんてことが発覚した場合は、軽い注意で済むと考えます。研修中に寝る、遅刻するなんて程度のことはオンラインに限らず、対面(会場)実施の頃から研修担当者も慣れっこです。

1、2回程度であれば大ごとにはならないでしょう。

その② 反省文を書かされる

さて、注意をしても改善がされなかったり、サボっていたその中身が比較的ひどいと判断される様な場合は、反省文を書かされることもありえるでしょう。

なぜその様な事態になったのか、どの様にしたら今度同様のことが起こらないのか、を文書にし提出を求められ、反省を促されるでしょう。

その③ サボった事実が配属に影響を与える可能性

配属がまだ決まっていないような場合、サボったという事実が企業の配属検討に際して悪影響を与える可能性があります。
端的に言えば、配属検討時に希望を勘案する必要性の低い人材として見做される可能性があるということです。真面目に教育・研修を受けている人と比べた際に、”後回し”にされるということです。

その④ サボった事実は配属先にも連携される可能性

また、サボったという事実が場合によっては配属先にも連携される可能性があります。当面、”要注意”人物としてマークされてしまうことにもなりかねません。
「彼(彼女)は新人研修をサボっていたようだし、業務もよく注意してみないと…」という目で見られることになるでしょう。
職場において最初から信頼感のない、下手したらマイナスの状態からのスタートとなりキャリアに悪影響を及ぼす可能性も否めません

その⑤ 昇給・賞与等の査定に悪影響を及ぼす可能性

教育・研修期間といえど、給与の支給を受けている以上それは”仕事”です。されをサボっているいるということは、当然、”評価”にも影響をしてくる可能性があります。
サボっていたことを理由に、査定を下げられたり、昇給を抑えられたりと収入に悪影響を及ぼす可能性も否めません。
ここまでは優しい処分です。いち人事が新人を相手に指導を行う範囲での、注意・反省文という位置付けになるでしょう。しかし、会社には就業規則で、「懲戒」が定められています。もし、研修の”サボり”があまりにひどい場合、もしくは、会社として厳密に厳しい判断を行うような場合は、就業規則に基づいた懲戒処分が下される可能性もゼロではありません。

新人研修がオンライン!サボっているのバレたらどうなる?最悪懲戒も!?

その① 戒告(かいこく)・譴責(けんせき)

前述で紹介した、注意・反省文とほぼ同じ意味合いにはなりますが、会社として正式に就業規則に基づいて懲戒「戒告・譴責」とするのは、教育・研修担当者が口頭で注意や、再発防止のための反省文を提出させるのとは次元が異なります。

明確に対象者へ、その人の行為が会社の就業規則に違反していることを伝え、懲戒として、戒告・譴責を行うというアクションであり、その対応は重いと言わざるを得ません。

その② 減給(げんきゅう)

度重なる遅刻や、無断での研修の欠席などが重なったり、度を越した”サボり”を行なっていることが判明した様な場合は減収処分となる可能性もあります。

減給処分とは読んでそのまま、賃金を一部減額することを意味します。無断で研修をサボった、なんて場合は減給に処される可能性はあります。

そもそも、サボった程度で…と思われるかもしれませんが、サボりの内容によっては、”無断欠勤”と同義となります。

その③ 出勤停止

サボりがひどい様な場合、そして、幾度となく改善を促されても、対象者に改善が見られない様な場合、強く反省を促す意味も込めて、出勤停止の懲戒を受ける可能性もあります。

出勤停止の期間中は給与の支払いは不要であるため、出勤停止1週間となればその1週間分の給与は出ないこととなります。前述の減給以上に重い処分となります。

その④ 諭旨退職

これは、諭旨(教え諭す・言い聞かせる)退職となり、会社が本人に本人自身を起点とした退職を促すというものになります。

本人からの退職申し出が前提としてあるため、後述の懲戒解雇とは異なり、退職が自己都合扱いとなります。つまり、場合によっては退職金が出るということになります(1年目の社員に退職金が出るかどうかはまた別の話ですが。)

さて…あまりにサボりがひどい、度重なる注意でも改善が見られず、もう会社では面倒を見切れない、と諭され、退職を促されることになるでしょう。

事実上、会社として本来は懲戒解雇も辞さないが、事をできるだけ荒立てずに、双方のために、諭旨退職という形をとるという場合にこちらがありえます。

その⑤ 懲戒解雇

懲戒解雇…聞きなれない言葉かもしれませんが、シンプルに言えば、”クビ”ということです。

たかが、サボりと言えど、企業として放置していたら企業統治上も極めて問題になりうる様な場合は最悪、懲戒解雇もありえるでしょう。懲戒処分において最も重い処分となります。

オンラインであるが故に正直、企業側は何をしているのかわからない、なんて事もあったりします。

それを良いことに、例えば、サボって1日研修・教育を欠席した、にも関わらず、出席として申告をした…なんて場合。これは、欠勤をしたにも関わらず出勤したとしている…虚偽申告であることはもちろん、突き詰めると、給与を不正に得ている詐欺行為とも捉えられます。

こうなると、懲戒解雇ということもあり得るかもしれません。

たかだか、”サボり”ですがサボり方がひどいと、ここまでなりうるということも考えられます。学生時代に”代返”をお願いしたりなんてして出席を装ったことがある人もいるかもしれませんが、同じ様な感覚でこれを会社でしようものなら大ごとになりかねないことを心して頂きたいと思います。

さて…これら企業において就業規則に基づいたなんらかの懲戒処分が下された場合、それが従業員データベース上にも懲戒歴ということで残る可能性が極めて高いです。残った場合…それが消されることはなく残り続けることにもなります。その懲戒の度合いが深刻であれば深刻であるほど後を引いてその後の会社内でのキャリア形成に大きく悪影響を与えることになるでしょう。

新人教育がオンライン!サボっているのはやっぱりバレない?

さて、これはあくまで”いち人事”の見解ですが、

多くのケースで軽微なサボりであればバレない

と考えます。前述で、パソコンのログは全部残っています!なんて話もしましたが、そのログを日々人事担当者がチェックをしている…ということは極めて考えづらいこととなります。

ただ、企業によっては情報システム部門が一部その様な役割をになっており、あまりに業務と関係のないサイトを頻繁に閲覧している社員がいた場合には、上司経由で注意を行なったりするケースはあります。

さて、そのため、可愛い程度の”サボり”例えば…

・e-learningのページを熟読せずに先送りして受講を完了させる。
・オンライン講義の受講中にちらちら私用の携帯を見る。
・自己学習(自習)の時間に自習をせず、他のことを自室でやっている。

なんて場合、発覚する恐れはよほどあからさまでない限りないでしょう。

新人教育がオンライン!サボって困るのは”あなた”自身

さて…バレるバレないもありますが、結局のところ大切なのは、この研修期間、サボることでいちばんの被害を被るのはその人自身ということになります。

企業によっては研修期間中に、配属前までに特定の資格の取得を推奨なり、必須なりで求めている企業も多くあります。IT系の企業であれば、ITパスポートは当然として、基本情報などを取得する。

他にも、企業によっては新入社員全員がTOEIC600をクリアすること、仕事によってはFPの取得を求められたり、ととにかく企業によって多様なことを求められるでしょう。

教育・研修をサボって必要なスキル・知識を身につけられないまま職場に配属されて、その後困るのはやはりその人(”あなた”)自身となってしまいます。

もちろん…こんな研修意味あるの?なんて感じるカリキュラムも中にはあるでしょうし、聞いていてどうしても興味が持てないつまらなく感じるカリキュラムもあるでしょう…。

ただ、心して欲しいのはそれも含めて”仕事”なのです。教育・研修期間中も企業は新入社員に給与を払っています。給与を払って、その上で、教育・研修もさらに企業が負担をして提供をしているのです。

別の角度からも言うなれば…教育・研修に限らず、実際の業務においてもつまらない・興味がもてない仕事というのは存在するでしょう。ぜひ、乗り越えて頂きたいと思います。

さいごに

新人の導入研修、サボりはバレるのか?バレないのか?バレたらどうなるのか?についていち人事としてご紹介をいたしました。参考になれば幸いです。

1ヶ月も2ヶ月も…何ヶ月もオンライン研修で入社後過ごすのは会社に入った気がしないのでは…と考えます。実際、いち人事として、新人からも、教育・研修期間がまるで学生の延長の位置付けのようであったという意見も聞きます。

そして受け入れ職場からは3ヶ月も4ヶ月もたった後なのにまるで学生気分が抜けていない新人が来た…なんて苦言を呈されたりもします。オンライン研修、大変かと思いますが、1年目の皆様には是非、その様な社会人としてのマインドも育てていただけると幸いです。

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