就職活動前のインターンシップ、最早当たり前の世界になってきました。マイナビによると20卒学生の約73%は何らかのインターンシップの経験者となり、インターンシップに参加しない方がマイノリティとなっています。そんなインターンシップですが、短期的なものであれば書類のみで参加可否が判断されるケースも多いですが、中長期的な就業体験を伴う様なものは書類選考に加え面接も選考のプロセスに入ってきます。そんなインターンシップでの面接ではどんなことを聞かれるのでしょうか?
インターンシップの面接で聞かれることは大きく二つ!+一つ!
インターンシップで主に聞かれることは以下2点です。
・自分自身に関すること
・志望動機に関すること
+
・場合によっては専門性(保有スキル)に関すること
どちらも聞かれて当然のことですね。受け入れる企業側として、皆さんがどんな人となりなのかを知るため、皆さんの“自分自身”に関すること、及び、何故自社のインターンシップに来たいと思ってくれているのかの“志望動機”の2点、これらを聞かずして受け入れ可否を判断することは出来ません。実際の就活における面接とは多少質が異なる部分もありつつも、主要なポイントは一緒と考えます。
専門性の求められるインターンシップであれば、インターンシップに際して必要なスキル状況等についても確認をされるでしょう。
自分自身に関することって?
所謂、ガクチカ(学校生活で力を入れたこと)を始めとする、皆さん自身がこれまで取り組んできたこと、皆さんがどんな人(パーソナリティ)なのかを知るための質問が投げかけられます。
・学校ではどんなことを学んでいますか?
・学生時代に一番大変だったこと、苦労したことはなんですか?それをどの様に乗り越えましたか?
・学業以外で力をいれて取り組んだことはありますか?アルバイトでもサークルでもなんでもかまいません。
・自身の強み・弱みを教えて下さい。 etc.
・その取り組みにおける目標はなんだったのか?何故その目標をたてたのか?
・取り組みにおいて周囲とどのようにかかわったのか?
・自分なりに工夫したことがあるか?
・どのような課題意識を持って、それに対してどんなアクションをとったか? etc.
の様な深堀質問が投げかけられます。
この「学生生活で力を入れたこと」は就職活動の際の面接でも良く聞かれる質問と同様で、人物として将来的に自社の入社に値しそうか(優秀か)どうかといったところまで測られています。
企業によっては採用面接と同様の評価基準を用いて人物面の評価が行われているところもあります。
志望動機に関することって?
企業として、枠も限られる中長期のインターンシップに志望動機が浅い・表面的な学生を呼びたいとは考えておりません。やはり、それなりの志望動機が必要になってきます。
質問は極めてシンプル、
「何故、弊社のインターンシップに参加したいと思ったのですか?」
です。
その他関連する質問としては
・インターンシップを通して達成したいことはなんですか?(目的、目標はなんですか?)
・何故、色々ある職種の中でこの職種のインターンシップを選ばれたのですか?
・自分なりのインターンシップへの参加姿勢(意気込み)は? etc.
といったものになります。
この際、ただ、「○○業界の営業の働き方を知りたいと思ったから」「自分にどんなことが向いているのか知りたいと思ったから」etc.なんて回答では深みも何も感じられず、浅いと受け取られてしまいます。より自身の経験や価値観、日ごろの問題意識、将来働いていくにあたってに自分が必要と考えていること等をベースにしての具体性のある興味を持った理由を述べるのが好ましいです。
専門性(保有スキル)に関すること
英語力や、ITスキル、会計知識等々、そのインターンシップに参加し十分にこなせるだけのスキルをもっているかどうかです。”スキル”が必要なインターンシップ、特に職場で実際に配属される形式のインターンシップやハッカソン(ソフトウェア開発)などへの参加の際に確認されるでしょう。
・研究開発部門へのインターンシップであれば、現在の研究内容について
・企業の経理財務部門や会計事務所等であれば、一定の会計知識、資格(簿記)等
・IT企業におけるソフトウェア開発や、ハッカソンイベントであればプログラミングスキル等
と、様々です。
基本的にはインターンシップの募集要項に必須スキル・望ましいスキルもあわせて記載されているはずですので、自分の持っているスキルについて説明できるようしっかり把握しておきましょう。
上記ほどの専門性が求められずとも、最低限の必要スキル確認として、英語力やITスキル(PC操作)程度の確認があるケースもあります。
逆質問タイムもあるかもしれません
企業によっては、最後に逆質問の時間もあるかもしれません。せっかくの逆質問のタイミングですので是非質問をして頂ければと思います。
人事として良く受ける質問としては「インターンまでに何か勉強をしておくべきことはありませんか?」というのがあります。色々なサイトでは良い質問例として述べられていることもありますが、この質問自体は極めてありふれた質問であり、気になる分には質問して頂いて全く問題はありませんが、ありふれ過ぎてプラスにもマイナスにも働きません。どうせ、言うなれば、同じことを意味していても

という言葉で前のめりに質問を受けると私的にはぐっときます。
また、細かいインターンシップの詳細はこのタイミングで聞く必要はありません。
・開始時間、終了時間は?
・インターンシップの実施場所の詳細は?
・交通費は支給されますか?
・インターンシップ期間中の服装は? etc.
気になる気持ちはわかりますが、詳細だけが聞きたいのであればそれらは結果が出た後でも遅くはありません。これらの質問自体がマイナスに働くわけではなく、“これらの質問が一番気になる事なのね”と、面接官が受け取ってしまうのがマイナスに働く可能性が出てきます。
特になければ無理にその場では聞かずに、

等改めて志望度の高さ・やる気などを重ねてアピールするのが良いと考えます。
まとめ
インターンシップはその企業の属する業界の事や、参加した企業の仕事・人について知れる非常に貴重な機会です。時間的・金銭的余裕があるのであれば是非どんどん参加して頂きたいと思います。それが皆さん自身の将来にも間違いなく有益な経験となります。余談ですが、インターンシップは企業によっては裏で就職にリンクしているケースが最近は増えてきています。中長期のインターンシップに参加することは思わぬおまけ(1次面接免除や、内々々定のオファー等)にも繋がるかもしれません。
補足 インターンシップへの参加
就活の前哨戦ともいえるインターンシップ。24卒のスタートダッシュを決める為にも今からインターンシップ参加を見据えて就活関連のサイトには登録しておくことをお勧めします。メジャーどころのリクナビ・マイナビは間違いなく抑えておくとして、最近では就活サービス市場でも一般的になりつつある逆求人型のサイトにも登録してみることをお勧めします。OfferBoxは内定やインターンシップにも繋がるオファーが届く可能性があるので、是非登録してみてください。(プロフの記載率は80%以上でしっかり内容を記載することは必須です!)
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