新卒|最終面接=ほぼ合格?いち人事が見極め方と合格フラグを解説

こちらを読んでいただいているということは、最終面接に進んでいる方、もしくは最終面接がもう視野に入っている人がほとんどなのではないでしょうか?

「最終面接はあくまで問題ないかのどうかの確認だけでほぼ通る」なんて意見もあったり、「いやいや、最終面接でも普通に落ちるよ!」なんて意見があったり、最終面接まで進むと色々気になってしまうのではないでしょうか。

実際のところどちらなのでしょうか?ザ・大手企業の採用担当と、中規模企業の採用担当の経験を踏まえていち観点をご紹介します。

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最終面接の場とは何か

最終面接は採用の要否の決定に権限(責任)を持つ人が出てくるケースが大体です。

企業によってはそれが役員クラスだったり、大企業なんかだと流石に役員クラスはでて来ずに、最終面接者も部長クラスだったり、なんてことはあります。

いずれにしても、ポイントは採用の決定において一定の権限を有している人が出てくる。ということを覚えておいて頂ければと思います。

ご理解の通り、最終面接の面接官(採用権限を持つ人)が全候補者を見ることができるわけではないので、1次面接や2次面接は、比較的若い社員や中堅どころの職位の人が最終面接の前にある程度人数を絞っていく、前段はそのような形になっています。

最終面接の合格率って?

様々な記事でも紹介がされていますが、その合格率は大体40%〜60%と言われています。

しかし、それはあくまで、”平均”的な話で、数多にある企業の最終面接の合格率を総じて述べた場合の数値となります。当然、個々の企業において最終面接の合格率はことなります。

低ければ30%程度の企業もあるでしょうし、高ければ90%程度の企業もあるでしょう。

そのため、”あなた”が気になる最終面接の合格率、さらに言うなれば”あなた”が気にしている企業の最終面接の合格率を本当の意味で述べることは非常に難しいこととなります。

そのため、後述する、「最終面接の位置付け(ほぼ合格か否か)を見極める方法」がヒントとなります。

最終面接の位置付け(ほぼ合格か否か)を見極める方法

この位置付けを見極めることで、冒頭で述べた

・最終面接はよほどのことがない限り落とされることがない、ほぼ通る
・最終面接でも普通に落とされることがある

のどちらかを予測して頂けると考えます。あくまで”予測”ですが・・・。

最終面接で高い確度で合格が見込めるケース

選考プロセス例
①書類選考(エントリーシート&適性検査)
②グループディスカッション
③グループ面接
④個人面接
⑤個人面接(最終選考)

例えば上記の様に選考段階が多い場合です。
選考段階が多いということは、その分、その段階段階で多くの人が落とされているであろうと判断されます。
その上で、最終的に役員クラスが出てくる、といったケースですとかなり合格の確度は高い
でしょう。

理由としては…
・前段の選考プロセスで既に多くをふるいにかけており、個人面接の段階ではある程度優秀と判断されている候補者しか残されていない。
・ここまでの選考プロセスを経た上で、面接官として役員に推薦ができない候補者を最終面接に進ませる訳にはいかない。

等々から、このようなケースですと、最終面接における合格の確度は高く、役員面接はあくまで候補者の人となりの確認・役員との顔合わせで、むしろ会社としては役員との面接を通して、候補者への惹きつけに主眼をおいている可能性も高いです。

最終面接でも容赦なく落ちる可能性が高いケース

選考プロセス例

①書類選考(エントリーシート)
②適性検査
③個人面接
④個人面接(最終選考)

上記などのケースで選考段階が少なく、最終面接で役員クラスではなく、本部長・部長クラスの部署のトップが出てくる場合。

この場合は、各段階でも一定数の応募者が残っており、最終面接でも多くの候補者がまだ参加しており、普通に合格・不合格の判定が行われると考えます。

選考過程の一つの考え方として、1次面接の通過は半分(50%)を目安(迷ったら通す)、2次面接(最終面接)の通過は半分弱(40%)を目安(迷ったら落とす)なんて指標を設けて進めている企業もあります。

選考段階が少ないと、その分最終面接も受ける人が多い。つまり、容赦なく他の候補者とも比較され、最終面接でも落とされる、ということですね。

最終面接をパス(合格)するには

しっかりと油断せず全力で挑む

ほぼ合格となりうる最終面接と、容赦無く落ちる最終面接。どことなくその違いはわかって頂けたかと思います。ただ、100%は無い限りは全力で挑む必要があります。

前述の通り、最終面接は採用の決定権を持った(ないし委譲された)人が面接官として出てきます。
・入社意思の高さをしっかりと伝える。
・自分の強みが活かせることをしっかり伝える。
・自信を持ってコミュニケーションをとる。
等々です。

また、逆質問の際には
・調べれればわかる質問はしない。
・及び腰な質問はしない。(仕事を教えてもらう様な姿勢ではなく、自ら学んでいく姿勢が大事)
等々を気をつけましょう。

最終面接官が役員の場合、役員に気持ちよく話してもらう

最終面接官が”役員級”の場合、えてして質問以上に、”面接官”が話したがっていたり、”面接官”の方の話が長いケースもあります。そんなときは、”傾聴”し、時には質問を投げかけて相手の話をより引き出す等の「聞き役」を意識すると、面接官、つまり”役員”からの心象が非常によくなり、合格が磐石となり得ます。”傾聴”もコミュニケーション能力のひとつです。

さて、「選考段階が多く、最終面接が役員級の場合は合格確度が高いであろう」…

と、ご紹介した矢先に手のひらを返すようですが、逆を言うと相手が”役員”あればこそ、”役員”であるが故に一気にこれまでの判断を覆すだけの権限を有しているとも言えます。そもため、前述の通り、油断せずに全力で臨む必要があります。

出来れば面接後にお礼メールを送る

また、念には念をで面接後のお礼メールも送りましょう。人事を尽くして天命を待つです。

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最終面接で就職活動の状況や志望度合い、勤務地希望を聞かれたら

最終面接では、就職活動の状況(他社の選考の進み具合や自社を第一に志望しているのか等々)の確認が行われることも多いです。この就職活動の状況や志望度合いは、どんなタイミングで会社から候補者に合格を出すかといった際の有用な情報の一つとしても確認をしています。

他候補者との兼ね合いも鑑み、場合によってはこのポイントで最終的判断で不合格とする可能性もあります。言い換えると、”覚悟”が問われているとも言えます。

就職活動の状況はある程度正直に答えていただいて問題ないと思いますが、志望度合いについては、第一志望群などと中途半端なことは言わずに、第一志望です!勤務地もどこでも頑張ります!と言い切れるのであれば言い切ってまうのが、吉です。

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最終面接での合格フラグは!?

さて、そんな最終面接ですが不確かながら合格フラグとも言えるものが存在もしています。以下にいち人事としても合格間違いなしというわけではないが、合格フラグと言ってもいいのではなかろうか、というフラグをご紹介します。

1:”入社後””入社したら”の話に多く触れられる

典型的な合格フラグのひとつとしてこちらがあげられます。最終面接において既に合格が決まっている場合、面接の場で、”入社後””入社したら”の話に多く触れられることがあります。

「入社したら、~~なスキルや知識も必要になってくる。是非、在学中にも事前に学んで欲しい」等が典型的な発言です。

2:入社することのメリット・企業PRをされる

入社のすることのメリットを不合格とする人に対して話す必要はないと考えます。つまり、合格とする相手だからこそ、入社することのメリットを語り、企業についてPRをして志望度をより高めたいという企業側の意図が隠されています。

「入社の意思を高める」というところに主眼がおかれており、この様なシーンがあった場合は、合格フラグと言えます。

3:他社の選考状況を聞かれる

事務的な流れの確認事項のひとつとして確認されている可能性ももちろん否定は出来ませんが、他社の選考状況を聞かれるのも合格フラグのひとつと言えます。

なぜなら、やはり、これも最終面接のこのタイミングで不合格とする人に聞く必要がない項目であるためです。その様な観点から言うと、少なくともボーダー以上のラインにいるのではなかろうかということで、こちらも合格フラグのひとつと言えるでしょう。

4:「もし内定(合格)を出したらうちに来るか?」と聞かれる

こちらも、企業側として不合格とする人を相手にわざわざ聞く必要がない問いです。合格を出すかどうかの判断をする一つの材料として候補者(”あなた”)の回答が欲しいために聞かれています。

この回答次第で合否が決まる可能性もあるといって過言ではありませんが、この問いを投げかけられるということは少なくともボーダー以上のラインにいることを示唆しています。

最終面接(選考)がもし不合格でもただでは転ばない

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最終面接まで進んだということは”あなた”はそれなりに評価をされた、とも言えます。

前向きに捉えるのであれば、
・最終面接まで進んだことは誇っても良いこと。難関企業や選考段階の多い企業の最終面接であれば尚更。
・最終面接まで進んだということは、何かしら評価出来る点を持っているということ。最終面接で不合格になったのだとするとその企業とマッチしなかっただけ。”あなた”の人となりに問題があるわけではない。
等々言えます。

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さいごに

最終面接も企業によって様々な観点がありその位置付けも様々です、本解説はあくまである側面から見たら…ということにはなりますが、最終面接は、会社としても将来長きに渡って活躍をしてくれる優秀な人財をしっかりと確保するための重要な場ですので、お飾りで行なっているわけではありません。

最終面接で落ちる可能性が高いのか低いのか、大いに気になるポイントとは思いますが、唯一確実に、間違いなく言えることは、どちらであっても、

最後まで気を抜かずに本気で望んでいただくことが大切です。

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