レビュー|【書籍】13歳から分かる!7つの習慣を大人が読んでみた【感想】

ビジネスマンの方であれば誰でも一度は聞いたことがあるであろう、スティーブン・R・コヴィーの7つの習慣。それが超入門書「13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」として、2020年6月15日に出版されました。これまでも7つの習慣はマンガでも出たり、様々な形で出版されてきていました。私自身も、いつかは知りたい・読みたいと思っていたものになります。今回、「13歳からわかる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」を大人ながら読んでみました。まずは自分が読んでみる、そしてよかったら子供にも勧めたい、そんな思いから購入に踏み切りました。

そもそも7つの習慣って?

より人生を充実したものにするための”習慣”を体系化した、人生哲学的なものとなります。

”7つの習慣”はそれぞれ以下です。

第1の習慣 主体的である
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣 最優先事項を優先する
第4の習慣 win-winを考える
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣 シナジーを創り出す
第7の習慣 刃を研ぐ

これらのそれぞれの詳細については、是非、本を読んで学んでいっていただければと思います。

13歳からわかる!7つの習慣 自分を変えるレッスンのあらすじ

パン職人をめざす主人公はパン屋で親方から、先輩からあれこれ言われ、不満を感じながら働いていました。そして主人公がある日、老人に出会うところから”7つの習慣”のレクチャーが始まります。老人から7つの習慣を教わるにつれて、主人公がそれを実践し成長していく…。そんなストーリー仕立ての部分+7つの習慣それぞれの解説パートで構成されています。

13歳からわかる!7つの習慣 自分を変えるレッスンがおすすめポイント

多くの出版されている7つの習慣関連の書籍の中でもエントリーレベルに近い本です。タイトルの通り、13歳を対象として書かれているだけあって、非常に読みやすいです。

正直、「完訳 7つの習慣」(704ページ)は読むのは辛い、、途中で挫折してしまいました、なんて方でも、こちら「13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」(136ページ)はストーリー仕立てにもなっていて、かつ挿絵もあり、オールカラーで、難しい言葉を使っておらず非常にわかりやすいものになっています。

13歳からわかる!7つの習慣 自分を変えるレッスンを読んでみて

やはり、考え抜かれたもの、そして”習慣”というところから本質的なものが多いと感じました。ただ、本質故に、その他の枝葉末節なことも含め、「そうは言っても…」という自分が同時にいることも感じました。

第1の習慣 主体的である

なるほど…主体的、という言葉が実は私は好きではありません。一定の範囲の中で主体的であることは良いのですが、ここに目を向けてしまうと、過労死してしまう、と感じてしまいます(既にここで屁理屈ですね…)。受け身でいる方が”楽”と感じてしまいます。どうしたら良いものか。が、自分が感じたことです。主体的である。といじいじ書きましたが、ここで言う「主体的」とは少し私の思う主体的とは違いました。

大切なポイント

反応的な行動をするのではなく、一時停止を間に挟んで、どうしたら良いかを考えた上で行動にうつす。

これが主体的なこと、と非常にわかりやすい。しかも、これは確かに!と思える対応です。

反応的な行動例として代表例で挙げられていたのは、所謂、”衝動買い”これは反応ですね。しかし、しっかりと考えた上で買うのであればそれは主体的な行動である。何かものを買ったという結果は一緒でも、その間に”一時停止”してしっかり考えての行動なのかどうかが大切。ということでした。

なるほどなるほど。

またこの第1の習慣にはもうひとつ大切なことが書いてありました。それは、自分の力で変えられることに力を注ぐ。自分の力で変えられないことには力を注がない。です。

典型的なものは周囲からの評価や、過去の失敗、等々ですがこれらは自分では変えようがありません。自分が変えられること、自分の行動・やることは自分でコントロールすることが出来ます。

なるほど…

第2の習慣 終わりを思い描くことから始める

なかなか壮大なテーマです。終わりを思い描くことから始める。

書籍のなかでは、設計図がないと家が建てられない、どんな家をたてたいかを考えてから設計図を描いてから家を建て始める、と紹介しています。なるほど、言っていることはその通りかもしれない。例として”家”や例えば、英語力(英語の学習)とかであれば、ゴール(終わり)をある程度思い描くことは出来るが、それが、「自分の人生の終わりを思い描く」となると途端にハードルが高くなり、次元の違う話をしているように感じます。そして、考え出すと、こうありたい、ああありたいといくつもの思い描くことが出てくる気もします。

と思ったら…なるほど!

人間は役割をいくつか持っている、その役割ごとにゴールがあるし、あって当然なのですね。

逆に思い描く終わりがない、なんて人も、自分の役割事に細分化してみると意外と、思い描くゴールが見えてくる部分もあるかもしれないと思いました。

が、さてさて次にあったのが、役割を中心ではなく、原則を中心に考える。

なるほど!

ブレない原則を軸にそれをベースに各役割の終わりを思い描くのですね。

腹落ちしました。

とは言っても、自分のブレない原則ってなんだろう…?難しい…。

第3の習慣 最優先事項を優先する

これはなかなかテクニック的な要素も強いなと感じました。

社会人の方であれば、どこかで見たことはある図、

緊急度と重要度をそれぞれ、緊急度を縦軸、重要度を横軸にとった4象限の図です。

なるほど、これは役に立ちそうだ!

というのが個人的な所感でした。ただ、この4象限に物事を当てはめる作業。これは実は非常に難しいと感じました。これまで培われてきた自分の価値観・バイアスがあるべき4象限の姿の作成を邪魔している気がします。非常に難しい。

きっと、いきなり4象限に物事を当てはめるよりももっと前段で”自分”にとっての重要なことを考察する必要があると感じました。

あ、もしかしたら、やはり当然、その通り、前段の第2の習慣が出来ていないから、4象限をしっかり作れている気がしないのもそのはず!と、これも納得です。なかなか一朝一夕ではいきませんね。

第4の習慣 win-winを考える

Win-winはよく使うし、聞く言葉でもありますが、普段はあまり意識しませんが、win-winがあるということは当然、その他も含めて、

Win-win
Win-lose
Lose-win
Lose-lose

が存在しているわけですね。その他に、”Win”と”No-Deal”があり全部で6つがあるというのがここでの教えです。と、ここでの視点で少し新しいのは、Win-Winにならないのであれば、No-Dealという選択肢もあるということでした。うまくいかないのであれば一旦見送りも選択肢としてある。それを改めて気づかせてくれるのがこの第4の習慣でした。

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解する

色々なセミナーや、教育・研修の中で”傾聴”の大切さについては学ぶ機会も多いかと思います。個人的には、「自叙伝的反応」を気をつけなければ、と思ったのがこの第5の習慣です。自叙伝的反応は、自分の経験をもとに、自分の視点での賛否を述べたりアドバイスをしたりすることです。これはかなりそうしがちだなと自分を振り返ってみて感じます。自叙伝的反応をするということは、相手のことを理解するという姿勢よりも、自分の意見を聞いてほしいという姿勢が前に出てしまうということになります。

第6の習慣 シナジーを創り出す

相手と意見が違うときこそ「シナジー」、つまり相乗効果を作り出すチャンスだからです。

13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン より引用

なかなかまたはっとさせられつつも、難しいことを言っているなと感じます。第6の習慣、シナジーを創り出すです。自分の意見と相手の意見が異なる場合にその双方が満たせる、”妥協案”を出すのではなく、どちらの意見にもなかった新たなところに「第3の案」を見出していく。このためには高いレベルのコミュニケーションが必要ということで、全くの同意です。妥協のWin-Winではなく、シナジーのWin-Win、めざす理想ですね。

ただ、やはりこのフェーズにくるまでは第1~第5までの習慣がしっかりと実践できていることも必要となりますので、やはり、非常に難易度が高いと感じました…。

第7の習慣 刃を研ぐ

自分をしっかり磨いていきましょうという習慣でした。

①からだをみがく
②心をみがく
③知性をみがく
④人間関係をみがく

そして、自分の未来に投資する。という習慣です。

さいごに(感想総括)

書いてあることは良いことばかりです。ただ、綺麗事だなと感じてしまう部分があったりするのは自分が斜に構えていたり、スれてしまっているからなのかもしれません…。「そうはいっても…」「いやいや、けど…」なんて言い訳めいた意見が思い浮かんできたりもしましたが、それを言い訳にしていては何も自分の成長は見込めないので、また時折読み返して反芻しようと思える良い書籍でした。もちろん、子供にも将来は是非読んでもらいたいなと思える書籍でした。