上司から突然飲み会の誘い…行きたくない…断る方法(言い訳)って?

 上司からの突然の飲み会のお誘い…自分が茶坊主をしないといけないし、聞き役に徹しないといけないし、飲んだ上司は説教臭くなるし…と、嫌な事だらけですね。

 ただ、上司からのお誘いって、断るのはなかなか難しいですよね、職位が上の上司であればあるほど気を使います。どのようなシチュエーションであれば頑張って行くかどうかは人それぞれそのラインは異なるかもしれませんが、行きたくない、という前提で上手く断る方法を模索していきたいと思います。上司との関係性、その上司が一体どれくらいのお偉いさんなのか等々の要素によってもそもそも断る・断れないにかかわってくるかもしれませんが、いつもお誘い頂くたびに、「断りたい…」と、頭を悩ませている私なりに考えていることを言語化したいと思います。

断る時の理由選別 気を付けているポイント

 まず、上司からの飲み会を断る=それよりも優先すべきことがある。ということになりますし、相手によっては「なんで行けないんだ?」とストレートに疑問を投げかけてくる上司がいるかもしれません。古いタイプの人種なら「俺の飲みの誘いより優先することがあるのか」と…思うかもしれません。そんな古い人にも納得してもらえそうな理由はあるのか…?

 例えば、イメージして頂きたいのは、断る理由が、「今日は同期(4,50人規模)の飲み会があるので…」という場合です。その場合、

 同期の大人数での飲み会>上司の直々の声かけの飲み会

これを上司が理解してくれるかです。どうでしょうか?より正しくは、

 ”前々から決まっていた”同期の大人数での飲み会>”突然の”上司の直々の声かけの飲み会

なので個人的な感覚としては納得してくれると思いますが、皆さんの上司はどうでしょうか?「そんな大人数での飲み会ならお前一人くらい抜けても大丈夫だろう、こっちは顧客も交えた飲みなんだ。こっちに来い。」と言いかねない方々でしょうか?となると手ごわいですね…。ちょっとやそっとの言い訳では言い負かされて、退路を断たれ、結局は行きますと言わざるを得ない状況に追い込まれてしまうかもしれません。

上司を相手に断る理由として押さえたいポイントは二つ

・上司が解決出来てしまうような言い訳はさける。
・するなら上司では解決出来ない言い訳、それなら仕方ないと思ってもらえる嘘くさくない言い訳をする。

と考えます。

使うのは避けたいやぶへびな言い訳(上司に解決出来てしまう言い訳)

 まず…上司の飲み会のお誘いに対してやぶへびになりかねない言い訳は…

 仕事とお金を理由に使った言い訳

 の主に2点ですね。仕事を言い訳にした瞬間、その仕事に上司からのいらぬ注目が浴びせされる可能性があり予想外の方向に転んでしまう可能性もありますし、お金を言い訳にしても“おごるよ”の一言で即座にその言い訳は解決されてしまいかねません。上司がなんとかすることで解消できてしまいそうな理由で飲み会を断るのはリスクが伴います。

仕事を言い訳にした際はこんなバッドシナリオが想定されますね…

明日までに先輩にこの仕事をやっておけと言われており、、、申し訳ありませんが、今日は遠慮させてください。
上司
なんだ、どんな仕事だ。ふむふむ…これはそんなに急ぎじゃないんじゃないか?これ明日じゃなくて明後日まででもいいよな?!
先輩
はい。そーですね…明後日でも大丈夫です!(ほんとは明日に欲しいけど…仕方ない…)
Name
よし、ちょうど今日はお得意さんと飲み行く予定だったんだ。借りていくからな。さぁ、行くぞ。
はい…(先輩…恨みますよ…こんなハズでは…)

散々ですね…ここで、それでも別の仕事で行けません!と頑なに言えるのであればきっとお強い気持ちをお持ちの方なので普通に断れることと思います。断れたとしても逆に振れる可能性もありますよね…

この仕事を今日中に済ませないといけないので…
上司
どれ、なんだ…ちょっと見せてみろ。ふむふむ。これは何を意図して、何のために作っているんだ…?
本件はですね、明日、取引先に伺う際に~の提案で使用しようと思っており、これこれこういう意図で、こういう目的で作っていまして。
上司

そうかそうか、じゃあ、ここはこうして、ああして、こうするのがいいぞ。あと、こんな資料も補足であったらいいな。今日は仕方ないな、飲みいけないのも。仕事頑張れ。

はい…(アドバイスはとても嬉しいけど…想定外…ガチで仕事増えた…今日は終電コースかな…orz)

仕事をさっさと終わらせて直帰したい!と思っていたのに、本末転倒感がありますね。

お金を言い訳にした際のバッドシナリオは…

お誘い頂きありがとうございます、ただ、ちょっと今月お金きつくて…今日は遠慮させて頂きます。また来月誘ってください。
上司
それは大変だな…ただ、今日は金のことなんか気にしなくていいぞ。大丈夫だ、会社もちだ(or今日は俺が持つ!)。さ、行くぞ!
はい…(いやいや…こんなハズでは…)

と、なりえますので、「仕事」と「お金」を言い訳とした断りは避けることをお勧めします。
(個人的ワーストケースは、まずは飲み会につき合わされ、その後自ら仕事に戻るという選択をしなければならない状況に追い込まれることです。)

どんな理由なら納得してもらえる?(上司には解決できない、仕方ないと思ってもらえる言い訳)

 もちろん、最終的にはケースバイケース、皆さんそれぞれの飲みに誘ってきている上司との関係性、上司のパーソナリティによるところですが…効果的なのは、家族に助けてもらうこと、体調不良、と前々からの予定です。

どれも仕方ないと思ってもらえますし、上司がどうこうしたところで解決出来ない問題です。

・妻(夫)、子供の調子が悪くて今日は早く帰らないと…
・今日は子供を迎えに行かないといけなくて…
・実は今日は朝から体調が悪くて…今日は病院によって帰りたくて…
・今夜は歯医者予約していて、前々から行きたかったんですがやっと予約がとれて…
・今日は英語のレッスンがあるので… 等々

なんていうのは王道も王道で、嘘くささもなく、納得せざるを得ない理由かと思います。これらの言い訳を使っても、強引に飲みに連れまわそうという上司には会ったことがないですし、いたとしても、そこは、帰らないといけないので、○○があるので!と跳ね除けられると思います。
嘘くさい言い訳(本当なら自信を持って使えばいいですが)は、このタイミングで都合よくそんなことある?と思われてしまう言い訳です。

・今日は妻(夫、子供)の誕生日で…   そんな都合よく家族の誕生日があるのか!?
・実家から親が出てきているので…    そんな話一言も言ってなかったよなぁ…?

と勘繰られてしまうので、特別なイベントでの理由は“本当”でない限り使わない方がいい言い訳です。

まとめ

 なかなか上司や目上の人から誘われると断り辛い…と感じる方もいるのではないでしょうか。そんな時に参考にしてみてください。社会人ですので、突然の飲み会の誘いであっても、皆さん自身、自分の予定していたことと飲み会の案件の重要度を比べ、自ら突然の飲み会を優先してしまって、応じていることも多いかと思います。けど、毎回毎回突然の飲みに応じる必要はなく、断っても良いんです!上司も軽い気持ちで声をかけてくれているケースだって多いのです、上手く言い訳して断って、たまには定時後好きに過ごしましょう!(上司が今日はなんか声をかけてきそうだ、という雰囲気を少しでも感じたら、ささっと先に失礼するのも手です!)