転職、新卒時の就職活動とはまた異なる点も多く、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に、初めての転職ともなると一体どのように転職をすすめたらいいのかさっぱりということもあるのではないでしょうか?転職サイトを使うのが良いのか、転職エージェントが良いのかも大きな悩みのひとつになりうると考えます。
世の中には多くの転職エージェント・サイトが存在していますが、ここでは、転職にあたり登録すべきサイト・エージェントについて”厳選”してご紹介をしたいと思います。また、併せて転職活動において知っておいていただきたい前提となる知識についてもご紹介します。
【転職】活用必須 厳選サイト
※いち人事として、いち転職経験者としておすすめする厳選サイト・サービスです。
※求人検索・スカウトサイトは登録を必須として、あとは自分に合った転職エージェントへの登録を!
【全般向け】
リクナビNEXT:求人検索はこちら
リクルートエージェント:求人数約60万件!(内半分は非公開求人)
【ハイクラス向け】
JACリクルートメント:管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化
ASSIGN:若手ハイエンド向け転職サイト(+キャリア・価値観診断)はこちら
リクルートダイレクトスカウト:スカウト型(ハイクラスの非公開求人はこちら)
前提知識① 世の中には公開求人・非公開求人がある!
公開求人とは
公開求人とは一般的に、その企業の自社HPへの掲載があったり、リクナビNEXTやDoda等の転職サイトへの掲載がされていたりする、オープンな案件となります。誰からも見ることが出来る求人案件が、公開求人と言えます。
公開求人を使う企業側の目的
公開となる分、多くの目の人に触れることになります。そのため、多くの人からの応募が欲しい場合には公開求人が活用される場合があります。②コストを抑えたい
人材紹介経由での採用に際しては企業は概ね、採用する人の理論年収の30%前後を紹介料として支払っています。しかし、公開求人であれば自社HPであれば0円、転職サイトへの掲載でも数十万円で済む可能性があり、コストを抑えたい場合に用いられる可能性があります。
③複数名の採用をしたい
求職者(”あなた”)のメリット・デメリット
転職サイトのフィルタリング機能(条件検索)を活用することで、一括で自分の条件面での希望に合う企業を調べることができます。
完全に自分の意思で応募先企業を選ぶことができるため、条件面でのミスマッチが少なくなります。
しかしながら、云われている様に実は”要”のポジションだったり、さまざまな理由で”非公開”求人(人財紹介会社経由でしか応募できない求人)にしている求人案件がかなりの数あります。
リクルートエージェントで言えば約10万件もの非公開求人を有していたりします。そして、実は非公開求人の方が優良な案件が多かったりもします。優良な案件に出会える確率の多寡はデメリットとも言えます。
非公開求人とは
非公開求人とは一般的に、その企業の自社HPには掲載されていない求人、また転職サイト等のオープンな誰でも見られるようなサイトに掲載されていない求人のことを言います。
そのため、非公開求人は基本的には転職エージェント経由でしか応募することはできません。
転職エージェントの広告の謳い文句なんかでも”非公開求人”が○○件!○○%!なんて文言を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
非公開求人を使う企業側の目的
②自社内の従業員に知られたくない
③効率的な採用活動のため(スピードと質的観点)
求職者(”あなた”)のメリット・デメリット
公開求人におけるメリット・デメリットとやや重複しますが、やはりメリットとしては優良な案件に出会える可能性が高まる、というのが求職者(”あなた”)にとって最大のメリットと考えます。
また、「非公開求人への応募≒人材紹介会社経由での応募」となりますので、この際にはほぼ確実に”あなた”に担当のCA(キャリアアドアイザー)がつくことになります。様々なノウハウをもったCAが転職活動をサポートしてくれることは非常に心強いと考えます。
デメリットとしては、CAからおすすめされる案件が必ずしも自分の要望とマッチしない可能性があることです。エージェントは企業からの人材紹介料で成り立っていますので、やや企業側を向いて仕事をしている傾向にあります。
前提知識② 転職エージェントは総合型と専門型・特化型の主に二つがある!
総合型エージェントとは
業界、職種、企業規模など問わず幅広い求人を扱っているエージェントを総合型エージェントと呼びます。
総合型エージェントのメリット
①扱っている求人数が多い:
扱っている求人数が多いためその分自分の希望する条件の企業を紹介してもらえる確率も高くなります。また、未経験から異業種・異職種への転職なども紹介してくれる可能性が高いです。
②サポート体制がしっかりしている:
”総合型”と呼ばれるエージェントはいわゆる、名の知れた企業が多いです。ご存知の、リクルートジェージェント、パーソルキャリア、等々が該当するわけですが、大手だけあってそのサポート体制はしっかりとしています。
③ノウハウが多いため質の高いサポートが期待できる:
様々な転職を取り扱っているため、知見が多く、質の高いサポートが期待できます。
総合型エージェントのデメリット
①紹介される企業がピンからキリまでになりうる。
②業界知識が広く浅くになりがち。
③企業担当(RA)と求職者担当(CA)が分かれていることが多く企業との連携がやや薄い
代表的な総合型エージェントの一例
体表的な総合型のエージェントは誰しもが名前を聞いたことがあるであろう、リクナビエージェント、パソナ、マイナビエージェント、エン・エージェント等です。
専門型・特化型エージェントとは
その名の通りですが、”何か”に特化しているエージェントが専門型・特化型のエージェントとなります。特化している部分は様々です。
・特定の職種に特化しているエージェント
・特定の地域に特化しているエージェント
・特定の年齢に特化しているエージェント
・特定の国籍(外国人等)に特化しているエージェント
等々です。
専門型・特化型エージェントのメリット
①サポート体制がしっかりしている:総合型と同様にサポート体制自体は基本的にはしっかりしています。
②特定領域における質の高いサポートが期待できる
専門型・特化型エージェントのデメリット
①扱っている求人数が少ない。
②求人数が少ない故に、地域によっては案件がない。
③企業担当(RA)と求職者担当(CA)が一緒の両面型も多く企業とのやり取りに有利。
代表的な専門型・特化型エージェントの一例
管理職・ハイクラス向け:JACリクルートメント
管理部門向け:【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】
IT・Web・ゲーム:ギークリー
等々があげられます。
前提知識③ RA(リクルーティングアドバイザー)とCA(キャリアアドバイザー)・分業型か両面型か
RA(リクルーティングアドバイザー)・CA(キャリアアドバイザー)とは
RA は人材紹介会社において法人側を担当している人のことを指します。企業からニーズを聞き出し、求める人材要件を整理し、求人票を作成し、CAへ連携、採用に向けたサポートをしていきます。
業界についても一定の知識を持っているため、業界全体の動向なども踏まえた、アドバイスを企業側に行います。
CAは人材紹介会社において転職希望者を担当している人のことを指します。求職者へのヒアリング・アドバイジングを踏まえて、自社で持っている求人案件からマッチする案件を紹介して応募に繋げることがCAの役割です。
分業型・両面型エージェントとは
さて、このRAとCAを別々の人が担当するのが分業型、一人で両方を担当するのが両面型のエージェントとなります。
RAとCAを同一担当者がこなす両面型エージェントもおすすめ
人材紹介者にはRAとCAなる存在がいることがわかってもらえたかと思います。
実は、このRAとCAの連携がスムーズにいかない場合、求職者(”あなた”)と企業の距離感が遠くなってしまうケースがあります。
そのため、RAとCAを両方を一人で行っているエージェントを使うことは一つお勧めしたい方法です。
大きいメリットは、エージェントの担当者がRA・CAを兼ねている場合…
・RAとして企業側の求人内容等も直接企業とのヒアリングを通して把握しており、企業からの情報もより正確に詳細なことを教えてもらえる可能性が高いこと。
の2点です。
おすすめの転職エージェント
さて…これらを諸々踏まえて、企業のいち採用担当としてのおすすめの転職エージェントを紹介します。
基本的にそんなに多くのエージェントを活用する必要はありません!少なくとも二つ、多くても三つで良いと考えます。ベストの組み合わせは、総合型エージェントを1社と専門型・特化型エージェントを1社の2社です。
【転職】活用必須 厳選サイト
※いち人事として、いち転職経験者としておすすめする厳選サイト・サービスです。
※求人検索・スカウトサイトは登録を必須として、あとは自分に合った転職エージェントへの登録を!
【全般向け】
リクナビNEXT:求人検索はこちら
リクルートエージェント:求人数約60万件!(内半分は非公開求人)
【ハイクラス向け】
JACリクルートメント:管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化
ASSIGN:若手ハイエンド向け転職サイト(+キャリア・価値観診断)はこちら
リクルートダイレクトスカウト:スカウト型(ハイクラスの非公開求人はこちら)
おすすめの総合型エージェント
おすすめ度NO1 【リクルートエージェント】
なんて言ったって業界最大手のリクルートエージェントが一番のおすすめです。総合型を選ぶのだとするとむしろほとんど他の総合型を選ぶ理由はそれほどないのでは?と思うほどに業界No1としての立ち位置を築いていると考えます。
何より、取り扱い求人数の豊富さが段違いです。その分”あなた”が希望する企業へ出会える確率が大幅に上がります。せっかくエージェントに登録をしても満足行く求人を紹介してもらえなければ全くの無意味です。
リクルートエージェントの求人数は
公開求人:約160,000件
非公開求人:約160,000件
トータル32万件!
一言で言って総合型エージェントであればまず間違いなく登録するべき1社です。正直他と比べる必要はありません。他にない求人を紹介してもらえるだけで価値があります。
おすすめ度NO2 大手総合型転職エージェント【パソナキャリア】
リクルートエージェントを持ち上げた後ではありますが…パソナも非常に有力な候補のひとつとなります。パソナの強みは丁寧なサポートです。
RA(リクルーティングアドバイザー)もCA(キャリアアドバイザー)もどちらも丁寧・誠実な方が多い印象です。そのため、どんな人にもおすすめが出来る転職エージェントです。そのため、転職活動に不安が強かったり、悩みを抱えているひとはパソナを活用することをおすすめします。
ただし、求人数はリクルートエージェントには全く及ばすその数、約40,000件となります。
大手総合型転職エージェント【パソナキャリア】
おすすめの特化型・専門型エージェント
こちらについては、”あなた”の職種や業種、転職したい先の職種や業種などを参考にひとつを選んでいただければ良いのではないかと考えます。
管理部門向けおすすめエージェント
【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】
ハイキャリア向けおすすめエージェント
おすすめのスカウト型サイト
スカウト型のサイトの良いところは、職務経歴書・履歴書をしっかりと作り込めば、それぞれ同様の内容を登録するだけで、各サイトを活用している企業から勝手にスカウトを受けることが出来るというメリットがあります。転職エージェントを活用している人にも、転職エージェントを活用しない人にはなおさら、おすすめです。
ビズリーチ
CMでも有名なBIZREACHはハイクラス向けのスカウト型の転職サイトです。直接企業からのスカウトが届くため、転職活動を進めるにあたって、是非登録を進めたいサイトの一つです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはビズリーチと同様にハイクラス向けのスカウト型の転職サイトです。直近年収が600万円以上の方をメインにターゲットとしているため、敷居は少々高いですが、逆に言うなれば直近年収が600万円以上の方は登録しない手はありません。ヘッドハンター数は600名・年収800万円以上の求人 約28,000件程度となります。
非公開のハイクラス求人約16,000件 ハイクラス転職はリクルートダイレクトスカウト
doda
dodaは実はただの中途採用の求人の掲載サイトではありません。Dodaは法人向けにはDoda Recruitersという名前でダイレクトスカウトのサイトを運用もしています。これは、求職者からすると転職サイトのDodaを通してスカウトを受けることが出来るというものになります。実際にアクセンチュアを初めとする名だたる企業からのスカウトを受けることが出来ます。
doda
さいごに(まとめ)
まず転職エージェントを活用しての転職活動を考えている方は、ひとつは間違いなくリクルートエージェントまたはパソナキャリアへ登録・相談。
エージェントを活用しない方は、リクナビNEXT・Dodaへ登録し、希望企業を検索し応募。その上で、エージェントの活用有無に関わらず、スカウト型の転職サイト、ビズリーチ・Doda・リクナビNEXTは取り敢えずマストで登録、履歴書・職務経歴書を公開しスカウトを受け取れる状態にする。
これが最初のスタートということで良いと考えます。
【転職】活用必須 厳選サイト
※いち人事として、いち転職経験者としておすすめする厳選サイト・サービスです。
※求人検索・スカウトサイトは登録を必須として、あとは自分に合った転職エージェントへの登録を!
【全般向け】
リクナビNEXT:求人検索はこちら
リクルートエージェント:求人数約60万件!(内半分は非公開求人)
【ハイクラス向け】
JACリクルートメント:管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化
ASSIGN:若手ハイエンド向け転職サイト(+キャリア・価値観診断)はこちら
リクルートダイレクトスカウト:スカウト型(ハイクラスの非公開求人はこちら)
転職をしよう!と思ったらまず思いつく方法は3つ…お目当ての企業のHPからの直接応募、リクナビNextやDodaなどの転職サイトからのサイト経由での応募、そして、転職エージェントの活用の3つかと考えます。もちろん、その他にも友人・知人からの紹[…]
転職を始めると、書類選考でこれでもかというほど落とされる、なんて場面に遭遇する方も多いのではないかと思います。たかだか、履歴書・職務経歴書、内容なんて違いはあれどフォーマットは比較的統一化され、似たり寄ったりなんではなかろうか、と思[…]