転職、初めての転職は何かと怖い。そう感じている方もいるのではないでしょうか。はい、いち人事の私も怖いです。実際この記事を書いている今時点(2022年2月)まだ私は転職をしていません。
怖さと戦っています。戦いながらも少し踏み出しつつ、将来、転職するのか・現職にとどまるのかを慎重に見極めています。
ここでは、いち転職を考え出している人事担当者としての気持ちを交えつつ、何故転職が怖いのかについて発信いたします。また、転職エージェントへも相談をしたのでそちらについてもご紹介します。
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何故、初めての転職は怖い・不安・心配なのか
もちろん、既に何故怖いと感じるのか、自分なりに理解ができている人もいるのではないでしょうか?もしまだ、漠然と怖い場合は、以下のいずれかに該当するまたは複数、全てに該当するのかもしれません。
これまで積み重ねて(上げて)来たものを手放すから
現職で長く勤務すればするほど、この怖さは強くなるのではないかと考えます。私自身二桁年数を現職で勤務しています。転職ははっきり言って怖いです。
これまで何年も何年も積み重ねてきた自分の実績や信頼は他社には引き継げません。もちろん、アピールすることはできますが…。ただ、現職では色々なものを積み重ねてきた、積み上げてきたと思います。
社内での人脈
こんな時は誰それさんに相談すればいい、こんな時は誰それさんをつつけば上手くいく、社内で培ってきた仕事をスムーズに進めるための人的ネットーワークは全て手放さなければなりません。
そして新しい会社でもゼロから社内での人脈は構築し直す必要があります。
現職の人脈が転職先でも活かせるケースも往々にしてあるかとは思いますが、それはさておき、このこれまで何年もかけて、人によっては十数年もかけて現職で培ってきた人脈を手放すこと、また転職先で再構築することに不安を感じる、そんな方もいるのではないでしょうか。
社内での表彰
これまでの仕事の中で、会社から表彰されたことがある、なんて方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。実際、企業の中ではその表彰歴が管理されていて、「○○さんは過去に社長賞を取ったこともある、すごいんだぞ」なんて話にもなっていることもあるかもしれません。
表彰歴はその会社にいる間中、自分の箔としても付け続けられる要素のひとつでもあったりします。そんな表彰歴、面接の中でPRできる要素の一つにはなりますが、当然、他社には持って行けません。
社内での実績
・20年度は営業予算○千万円に対して、目標を達成して○千○百万円、達成率160%
・21年度は営業予算○千○百万円に対して、目標を達成して○千万円、達成率150%
と、積み上げてきた社内実績。これも履歴書・職務経歴書に華々しく書くことはできますが、他社には持っていきません(当然、引き継がれません)。転職先ではまた転職先での業務を始めたところからの引き継ぎになります。
「○○君は以前は成果がでていたが、最近はふるわないな…何かあったかな。少しは様子見てみるか。少し話を聞いてみるか」なんて上司の優しい言葉は、現職ではあったかもしれませんが、転職先ではないでしょう。入ったからには入ってからの成果を問われます。
社内でのノウハウ
色々なノウハウがあるかと思います。それは、手続き面であったり、業務フローであったり、仕事の仕方は様々です。
しかし、所謂、自社内に閉じた世界の業務ノウハウは、転職先では全く通用しません。
業者と契約する時はこんなプロセスを踏めばいい、受注の際はこんなプロセスを踏めばいい、こんな困ったことがあった時は誰それさんに聞けばいい、etc.そんな事細かな社内のノウハウも全く役に立たなくなります。
転職先に行っても、そこから学び直す必要のあることに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
社内での信頼
”あなた”だからこそ任されてきた仕事、頼られてきたことがあると思います。しかし、転職後はそれが一切なくなります。また、転職先での信頼を集める必要があります。
信頼は一日にしてなるものではなく、それこそ何年もかけて培ってきたものだと思います。この周囲からの信頼、信頼ができていたからこそこれまで出来てきた仕事、出せてきた成果、これがなくなってしまうかもしれない。のも怖さのひとつではないでしょうか。
”あなた”自身が再度フレッシュな観点で問われる、これに直面することは非常に怖いことではないかと思います。現職にいれば新卒で入社から培ってきて、固めてきた自分の人脈、表彰、実績、ノウハウ、信頼、と様々なものが自分を守ってくれます。しかし、途端に転職先にいくと、それらをとっぱらった”あなた”自身が再評価される。怖いですね。私は怖いと感じます。
周りの人にどう思われるかが不安・怖い・心配
”私”自身も転職を考えている今、これは非常に気になります。一緒に働いているメンバはどう感じるだろう、どうでも良くない、気にかけている相手だからこそその相手に与える影響、相手からどう見られてしまうのかが心配・不安になります。怖くもあります。
後輩・部下からどう見られるか
自分が辞めることで下の人達にどんな影響を与えてしまうのかが心配、気になる。そんな方もいるのではないでしょうか。
自分がチームの中で一番下のポジションであればいざ知らず、一定のポジションでチームを抱えている場合は心配にもなるのがチームリーダーとしての気持ちではないでしょうか。
自分が辞めることで、置き去りにされた・見捨てられた、と感じさせてしまうのではないかと、心配になりますよね。
上司からどう見られるか
直属の上司からは何て言われるだろうか、裏切り者のように思われてしまうのか…。
嫌な上司なら、それこそどう見られようが気にすることはないのですが、良い上司であればあるほど、自分が去ることで迷惑をかけてしまわないか、失望されるのではないか等々気になることはたくさん出てくると思います。
お世話になった人達からどう見られるか
社内にお世話になった人が多ければ多いほどその人達からの目線、どう思われるかについても気になります。辞めるという話をしたら、がっかりされるのではないか、失望されるのではないか、と色々な思いが渦巻いてきます。
これまでの人間関係が良好であればあるほど、現職を去ることでの周囲からのみられ方に不安を感じるなんてこともあるのではないでしょうか。
次でうまくいく保証がないから
人は”経験”があるからこそ、先を見通せる、予測が出来るのだと思います。どうでしょうか?2、3年での転職ならまだしも、初めての転職、しかも会社に入ってから何年も経ってからの転職活動となると、正直、次の会社でうまくいくイメージを持ちづらいのではないでしょうか。
転職先で活躍している自分がイメージしづらい・出来ないということが大きな不安のひとつに上げられるのではないかと考えます。
私自身も、自社内でのイメージはある程度つきます。これまで定期的に3~4年程度で人事異動で職場を変わってきましたが、社内に知らない人がいるわけではなく、過去に同じ職場で仕事を共にした仲間・上司を頼りつつ、心の支えにもしながら、次の職場で新たな仕事・新たなチームメンバと仕事をしてこれました。
そしてそれが自分の経験・自信となり、また次の異動でも、大丈夫だろう、社内に頼れるたくさんいるから大丈夫だろう、次のメンバーもきっといい人たちばかりだろう、という”安心感””前向きな想像”が出来るのだと考えます。しかし、これが転職では全く通用しないかもしれないことです。
同じ職種間での転職ならまだこの程度かもしれませんが、キャリアチェンジで業種・職種も変えるような転職を考えている場合はなおのこと不安を感じるのではないでしょうか。
生涯年収が下がることの不安
人によっては、転職後の収入が下がることも大きな不安ではないでしょうか。私もこれは不安です。最初からある程度わかっていればいいですが、転職後の年収がどの程度になるかは、選考の終盤になるまでなかなかわからないケースが多いかと思います。
また、これも現職であれば賃金の上がるイメージも持てているものが、転職先となるとまたさっぱりわからなくなってしまうのも心配・不安の種と考えます。
さらに漠然となるのは”退職金”です。企業によっては退職金の支給額に「勤続年数」が影響する制度設計になっている企業もあります。
もし、現職も転職先もそのような企業であった場合、現職ではもちろん転職先でも退職金が十分にもらえないということになってしまいます。年収の上昇だけで一体どれほどカバーできるのか…不安でいっぱいになります。
心配・不安の種はつきない、言い出せばきりがない。
ここまで散々書いてきましたが、そうです、心配・不安の種がつきることはありません。考え出せば考え出すほど懸念はたくさんある、それが転職でもあります。
現職に留まっていれば、上司や先輩を見ながらどことなく自分がこのままこの会社にいたらこうなっていくんだろうな、というイメージも朧げながら見えると考えます。
しかし、転職となると、表面的なことはわかるが、中身は正直行ってみないとわからないということが大体です。
・入社前に会社の処遇(賃金等)や福利に関する全ての規則を知れるわけでもない。
・退職金制度も正直詳細はわからない。もしかしたら勤続年数が大きく影響する制度設計かもしれない。
・もしかしたら、残業が恒常的に多いかもしれない。
等々
はい…前述してきたことも含めてきりがないですね。
大体のことはポジティブに変換できる
去るであろう会社(現職)のことばかり、後ろばかりみていたら心配・不安ばかりになるのは当然といえば当然です。転職は現職にあるものを”手放す”行為とも言えるためです。
しかし、逆に言えば、前を向けば、新しいものを掴みに行く、手に入れるための行動が転職とも言えます。そのため、大体のことはポジティブに変換ができるとも言えます。
まずは、転職ができたら、その一段階目はもう達成したも同然で、その後はトントン拍子に行くことが多いのではないかと考えます。なぜなら…心配事の9割は起こらないからです。
そして、心配事の9割は起こらない
考え出すと無数にある心配事、その9割は起こらない、そんなタイトルの書籍もあったりしますが、そうなんです。大体の心配事は杞憂なのです。
これまでを振り返って大体そうではないでしょうか?もしかしたら、心配事の9割は起こらないため、過去の起こらなかった心配事のことなんて忘れて、過去に起こってしまった心配事のことばかり覚えているから、余計に心配な気持ちが募るのかもしれません。
けど、実は大丈夫なのです。そう、心配事の9割は起こりません。
解消出来ない場合は、転職エージェントと話してみるもあり
転職、考えてみてはみますが、不安です。と正直に転職エージェントに話してみるのも一つの手です。
私も転職エージェントに相談をしました。別に転職をする!と心に決めていなくても少しでもその気があれば転職エージェントに相談をしても良いのです。転職エージェントから迷惑がられるのではないか?と思うかもしれません。いいんです。もし迷惑そうなエージェントだったらその人に相談するのは辞めてしまえばいいのです。
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パソナのエージェントに相談してみた。
~略~
とても丁寧に話を聞いてくれました。キャリアや転職理由までの踏み込んだ話にはあまりなりませんでしたが、嫌な顔ひとつせず、1時間たっぷり話を聞いてくれました。セールストークかもしれませんが、希望する転職はきっと出来ると背中を押してくれたのはとても嬉しかったですし、安心材料になりました。
リクルートのエージェントに相談してみた。
全然良いですよ。まず、私個人としては転職活動はした方が良いと思っています。転職をした方が良いではなく、転職活動はした方が良いです。転職活動をすることで、残った方がいいのか辞めた方がいいのか、自分がどんな会社からいいと思ってもらえるのか、選べる立場にあるのか、いろんなことが転職活動をすることでわかると思います。A社・B社・現職から選んだら良いと思います。
〜略〜
さすがです、【リクルートエージェント】、企業として活用もしていますが、キャリアアドバイザーの方がかなりしっかりしています。
さすがプロフェッショナルです。キャリアや転職を考えている理由のところまで限られた時間のなかしっかりと聞き出していただき、今後の方向性を提案してくださいました。職務経歴書の添削にも期待ができそうと感じました。30分程度の会話でしたが、かなり濃いコミュニケーションを取らせていただきました。
いずれのエージェントのキャリアアドバイザーの方も今後、本当に転職活動を進める際には是非また相談したいと感じました。
さいごに
初めての転職、怖いし、不安だし、心配ですよね。と、まだ本記事執筆時点で転職をしていないいち人事が語るのもおこがましいのですが、まさにその真っ只中にいる身として、人事の観点を踏まえつついち個人としてご紹介いたしました。一緒に不安を乗り越え、その結果、現職にとどまるもよし、新しい会社に転職するもよし、どう転んでも良し、となることを願って以上といたします。
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転職をしよう!と思ったらまず思いつく方法は3つ…お目当ての企業のHPからの直接応募、リクナビNextやDodaなどの転職サイトからのサイト経由での応募、そして、転職エージェントの活用の3つかと考えます。もちろん、その他にも友人・知人からの紹[…]