就活・転職|資格ない…面接での答え方は?「勉強中」はなし?あり?

「資格」…就職活動・転職活動をするにあたって、資格を持っていないが面接で聞かれたらどうしよう?と、頭をよぎる人も多いのではないでしょうか?

「資格がない」と言っている人には大きく実は2種類の方がいますが…

・本当に純粋に一切の資格を持っていない人
・資格を持っているが書ける資格がないと思っている人

ここでは、いち人事として、上記の方に向けて、就活・転職活動において「資格がない」状態について様々な観点からの見解をご紹介したいと思います。

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目次

就活・転職における「資格」って具体的には何?

「資格」と一言で言っても世の中には非常に数多くの資格が存在しています。

そもそも、資格って何をさす?資格の種類は?

資格そのものについては皆様もご存知かもしれませんが、大きく2つに分けることが出来ます。

国家資格:国が認定する資格
民間資格:財団法人、社団法人、民間企業等が独自に認定する資格

具体的には…以下です。

国家資格:行政書士、中小企業診断士、衛生管理者、ITパスポート、等
民間資格:英検、TOEIC、秘書検定、簿記、等

しかし、一般的に就活・転職においては国家資格か民間資格か?の切り口では見ていないことが多いと考えられます。

就活・転職における「資格」って?

就職活動・転職活動における「資格」が意味するところはビジネス(業務)の世界において活用できる資格なのかどうか?に主眼が置かれます。

一方で資格を通じて”人となり”を表すことも出来ますので、相手に持っていることを知らせたい資格があるのであればそれも記載することは可です。

さて…つまり、そんな「資格」は就活・転職においては大きく二つに分けられると考えます。

ひとつ…業務と関連付けられるであろう資格
ひとつ…自身の趣味・嗜好からの資格

これらは

前者は仕事をするにあたって有用と考えられる資格
後者は仕事と関係はないものの”人となり”や”自己PR”になる資格

と、言い換えることも出来ます。

就活・転職における「資格」の位置付けは?確認する企業の意図は?

その① 業務に関連する知識・スキルレベルの裏付け確認

重要視される理由の一つとしては、資格はその知識・スキルレベルの高さを裏付ける”証拠”となるためです。

転職活動者における”実務”、新卒における関連する”経験”の方が重要視される傾向にはありますが、それを補強するのがエビデンス(資格)です。

例えば…英語(語学能力)についてですが、

「英語を使って海外とやり取りをしていました。」
「語学留学で2ヶ月間海外に行っていました。」

これだけでは企業はなかなかその候補者の”英語力”を本当のところは判断しかねるのです。もちろん、もっと具体的に掘り下げて聞いていくことは出来ます。

・海外とはどんなやり取りをしていた?
・語学留学で英語でどこまでコミュニケーション取れるようになった?

と…確認していけます。しかし、そこで”英検1級”なり”TOEIC900”なりの資格が明確にあれば、企業はより判断がしやすくなり、候補者の言っていることも信頼をするようになります。

その② 学習能力・意欲の高さの裏付け確認

資格取得は、資格の難易度によって学習能力の高さを裏付けることにも使えます。

身も蓋もない言い方をすれば、”頭の良さ”の裏付けにも活用されます。(どんなに勉強をしてもなかなか成果が上がらない人もいるわけで…)

特に難易度が高い資格を所有していることは、それだけで一定レベルの”頭の良さ”があるのだろうと受け取ってもらえることになります。

ある種、学歴も近しい位置付けとなります。難関大学所属・出身者の方が”頭が良い”に違いないと、誰しも思うのではないでしょうか?

同様に、資格も高難度のものを所有していれば頭が良いに違いないと期待をするわけです。

その③ 継続的な努力が出来る裏付け確認

資格の難易度によって、企業はその”資格”から候補者がコツコツと継続的な学習を続けられる人材かどうかも推測することが出来ます。

自動車免許…では、当然これは判断が出来ませんが、取得するまでに多くの時間を要する難関資格を持っているような場合、企業はその候補者を”物事に継続的に取り組むことが出来る人材”と判断します。

もちろん、この要素は前述の知的・学習力と同様に所属大学からも推測することは出来ます。難関大学であればあるほど、”学ぶ”観点での継続的な努力実績を有していることになります。

その④ 業務への興味・熱意の裏付け確認

新卒での就職活動や転職でのキャリアチェンジで、「資格」は仕事に対する興味や熱意を本当の意味で持っているかどうなのか?を面接官が判断する裏付けのひとつとして捉えられることもあります。

具体的には…新卒や転職のキャリアチェンジで、経理・財務の仕事をしたい!…そんな時に、本当にその仕事につきたいと真剣に考えている人は、そうなるための準備をしている、と考えるためです。

この場合は、例えば…簿記3級の資格を取得した等がその裏付けになり得ます。

面接官は企業への志望動機はもちろん、携わりたい仕事への本気度も見定めています。その仕事につきたいから、資格取得も頑張った…これは面接官を納得させる強力なサポートにもなります。

比較例)新卒の場合

A:サークルで会計係をしたので興味を持って、経理・財務の仕事につきたいと思いました。

B:経営学部で学ぶ中で、会社運営における資金の重要性を理解し、~略~。簿記3級も取得し、現在は2級取得に向けて学習中です。

ちょっと…”差”をつけすぎましたが…「B」の人の方が企業から見て”良い”ことになりますね。

番外 業務推進に必要度の高い資格有無の確認

これは例外ですが、仕事によっては”資格”が必須・必要なこともあります。例えば…「営業の外回りで運転免許が必要」なんてのはわかりやすい例と考えます。

この場合、そもそも書類選考で免許がない方は”不合格”になる可能性も高いですが、入社までに・入社後に取得をしてくれても良いと考えている場合は、”資格なし”でも選考を受け入れてもらえる可能性はあります。特に新卒の場合はそうなるケースが大部分です。

さて…業務を行うにあたってその必要なレベルは様々ですが、法的に”必須”なレベル~円滑な業務推進において”必要”、等の濃淡は存在しています。

TOEICや簿記は業務推進において”必須”な資格ではありません。”必要”でもないと考えます。

ただ、当たり前すぎて言及するのも野暮ですが、まず、弁護士・医師等の業務独占資格、これらは資格が必須です。そもそも企業への就職ではないので、トピックが異なりますが。

タクシードライバーに対する2種免許、倉庫作業でのフォークリフト免許など…これらは組織に属してから取得をサポートをしてくれるケースも多いですが、最初から持っていると有利にもなり得ます。そしてこれらはその仕事をするなら”必須”の資格になりますね。

もう少し、ジャンルを変えると…”必要”という意味では、保険の個人営業などにおけるFP資格、経理・財務職種での簿記、人材紹介会社におけるキャリコン資格、などは仕事と資格が密接に結びついていると考えます。(法的に必須ではないため、企業によって”必要”とみる度合いは異なりますが。)

就活・転職…履歴書・ESに「特になし」と書いても面接官は聞いてくることも

履歴書・ESシートの資格欄に「特になし」と書いているにも関わらず…面接で資格について聞かれるのか?と心配に思う方もいるのではないでしょうか?

はい、実際、聞いてくる面接官はいます。では、それは何故なのでしょうか?

ケース① 本当に持っていないのかの確認

”特になし”は日本語的に、”特筆するものがない”と捉えることも出来ます。

そのため、企業(面接官)としては、本当に何も無いのか?ということを念の為に確認をしている場合もあります。

書くほどでは無いが何か持っている資格はあるのではないか?

小学校・中学校・高校・大学と学生生活をすごす中で何か一つ、二つくらいとった資格があるのではないか?と純粋に確認をすることもあります。

面接は面接官が候補者に関する情報収集をする場でもあります。そのため、念の為に確認をしているだけということもあります。

ケース② どんな資格でも、あるのであれば参考に知りたい

資格について”書く””書かない”の判断は基本的には応募者に委ねられています。

そのため、やはり、前述の続きにはなりますが、もし、何か資格があればそれを参考までに知っておきたい。と感じて確認をする面接官もいます。

例えば…柔道や剣道などで有段者であるや、何か興味深い資格を実は持っていたりしないか?等、その人の”人となり”をよりよく知ることにもつながるためです。

そして、資格によっては”勝手に(?)”、応募者のイメージを作り上げることすらあります。柔道や剣道の有段者=体育会系≒タフに違いない、なんて…。

ただ、採用選考において勝手な”レッテル”を貼ることは御法度ですが、そこまで行かなくとも、その資格からリーズナブルに推測できることは少なからずあります。

それを判断するために、資格に関して深掘りをする質問をすることも考えられます。

ケース③ 何か勉強していることがないか知りたい

学習意欲の確認や仕事に対する本気度(熱量)の判定から、「資格は持っていませんが~~~取得に向けて勉強中です。」なんて、前向きな回答を期待している場合もあります。

面接官として、どんな答えを期待しているかを教えてくれることはまれですが、ココに該当するような”前向き”な回答を期待している場合にはそれに応える必要もあります。

どの様に回答するかは応募者である”あなた”に委ねられているので、しっかりとどんな意図がありそうか?どう答えたらよさそうか?についてもあらかじめ自分なりに考え、用意しておくことをおすすめします。

ケース④ 何故、何も取得していないのかを知っておきたい

他にも、資格取得がないことについて、それが何故なのか?を確認しておきたいと考えるケースもあります。なぜなら、「資格なし」はある種”珍しい”ためです。

面接官によっては、学生時代にすべきことをしてこなかったのでは?と感じていることもある様子です。また、他にも資格の有無で、判断していた、学習意欲や能力、継続力、等々を補強できないことへの不安を感じる面接官もいます。

そのため、何故、今に至るまでなんの資格も取っていない状態なのか?についてを把握しておきたいと考えて確認をしています。

具体的に、「これまで学校で取得する機会もなかったのですか?」や「取得をしようと思ったことは?」等々を聞かれる可能性もあります。

就活・転職…資格ない!面接で「何か資格は?」と聞かれたら…

さて…本題の「資格がない」、それでも面接において面接官から「何か資格は?」と聞かれることがあります。それにはどのように答えれば良いのでしょうか?

以下に、案をいくつかご紹介します。

新卒就活の場合(回答案)

回答案① 学業に専念をしていた

最も答えやすいのは学業に専念をしていた、という趣旨の回答です。この回答の難点は、企業は”成績表”からその応募者の成績を知ることができる点です。

学業に専念をしていたと明確に言えるレベルでの成績の良さがあれば良いですが、そうでない場合は、そもそも学業に専念していたが”ごまかし”と捉えられてしまいかねないリスクがあります。

回答案② サークル・部活動に力を入れていた

学業ではなく、なんらかのその他の活動に力を入れていたため取得をする機会がなかった、と説明するのも方法のひとつです。

「部活動などであれば~~での大会優勝をめざして日々、練習に精を出していた。そのおかげで、初の全国大会に行けた。」なんてエピソードがこれにあたります。

回答案③ アルバイトに精を出していた 

大学生などであればアルバイトに熱心に取り組んでいたこともひとつの説明となります。ただ、学生の本分は学業であることも踏まえると…アルバイトのみの説明ではなく、アルバイト・学業に精をだしていた、なんて合わせて説明を行うのが良いかもしれません。

回答案④ 取得に向けて勉強中をアピール

もちろん、勉強中である旨を伝えることもひとつです。いち面接官としても良く聞くテンプレ的な回答の一つではありますが、それが悪いわけではありません。

ただ、この回答については注意をしていただきたいこともあります。その点については後述します。

転職者の場合(回答案)

回答案① 仕事に精を出していた

社会人であればやはり一番の理由は、仕事に注力をしていたということになるかと考えます。特に、残業も多く自己研鑽に時間を割く余裕がなかった、なんて方も数多くいます。

同じ社会人として、話が通じる面接官であればその事情は一定汲んでもらえる、理解してもらえると考えます。

回答案② 実務経験をアピール(+職務経歴書の作り込み)

資格はなくとも、その業務経験がある人は実務経験があることをしっかりと面接官に伝えることが大事です。

面接官がその実務経験のレベルをしっかりと判断できる様に、これまでどの様な仕事をしてきたかを持って、「資格はないものの、専門知識はある」ことを理解してもらうことです。

一つの案として、面接時に口頭で回答するのももちろんですが、職務経歴書でその経験をしっかりと伝えられれば良いと考えます。

回答案③ 資格はないが学習はしている姿勢をアピール

資格は第三者が”あなた”の知識・経験を保証する裏付けとして非常に有用ではあるので、あるに越したことはありませんが…。

資格取得を目的とした学習はしていないが、~~~な学習は続けている、と話をすることはできます。

例えば…個人でプログラミングのサークルに入り、ハッカソンなどに出場して新しいことを取り入れて能力を高めている。個人でなんらかの団体に入り、セミナーへの参加等で専門知識を深めている…etc.なんて話があればその話をするのも良いかもしれません。

回答案④ 取得に向けて勉強中をアピール

転職活動者であっても、もちろん”勉強中”をPRすることは問題ありません。学生時代とは異なり、社会人になってからはなかなか”勉強時間”がとれないことは面接官も重々承知です。

そのためコツコツと勉強をつづけている話をしても良いと考えます。後述もしますが、「目標設定(いつまでに、いつの試験)のために、プロセス・計画(一日○時間の学習等)を通して、コミット(必ず取得する決意)」を示すことが重要です。

資格取得に向けて”勉強中”と回答する際のポイント

その① 資格勉強中をアピールなら、それ相応の情報整理と実行を

”勉強中”をアピールすると面接官は、さらに会話を続けいくつかの質問をしてくることも考えられます。

  • いつ頃から勉強を開始されたんですか?
  • いつの試験を受ける予定ですか?
  • 特に難しいと感じているのはどの様な点ですか?
  • 合格できそうですか?
  • 一日あたりどれくらい勉強していますか?
  • 何か工夫していることはありますか? etc.

本当に勉強をしているのか・していないのかを疑って聞いているわけではなく、純粋にコミュニケーション、キャッチボールの一環でひとつ、ふたつ、なんからの質問が投げかけられる可能性があります。

これに、スムーズに答えられず…

あなた
えっと…試験日はたしか…○月頃だったと思っています。そうですね、忙しいのでなかなか時間は取れていませんが、不定期で学習は続けています。

なんて答えてしまおうものなら、面接官は「(なんだ、本気で勉強してなくて、”口”だけだな)」と判断し、それはマイナス評価につながります。

  • 目標設定:いつまでに、なんの資格をとる
  • プロセス・計画:一日○時間の学習、
  • コミット:必ず取得する決意

これらをよどみなく答えられることが重要です。

目標を設定せずに、惰性でなんとなく時間がある時に勉強している、いつか合格できたらいいと思っている、なんて受け取られると一気に、”勉強中”という回答に対する信頼が失われます。

その② 適切な難易度設定

あまりに軽い設定は、これまたやはり、面接官によっては、評価しないどころか逆に後ろ向きに捉える場合もあります。

例えば…「”英語”を勉強しています。現在は、英検準2級取得をめざしています。」なんて場合です。英検準2級は高校生が取得をする資格でもあります。

就活・転職をするような人たちはすでにその英語力は持っていてもおかしくないと判断されるにも関わらず、期待されるであろう水準よりも低い難易度の資格勉強をしている発言は面接官から首を傾げられることになります。

これは、場合によっては多少の勉強量は必要であってもエントリーレベルの資格学習については同様に見られる可能性があります。

簿記であれば”初級”、IT系であれば”ITパスポート”、事務系での”MOS”…これらについてはもちろん、学習に取り組んでいること自体は評価しますが、加点にはなりづらいかと考えます。

”業務”という点で資格での加点を少しでもしたいのであればもう一段階・二段階踏み込んだレベルの資格取得が必要と考えます。

就活・転職においては「資格」よりも「経験」がどちらかというと重要視される

資格は業務の従事にあたって”必須”でない限り、多くのケースでは資格有無よりも「経験」の方が重要視されます。

例えば…新卒における語学面であれば、

① TOEIC900保有者 < 英語圏への4年間の留学経験

後者の方が、期待がされることになります。

例えば…経理・財務ポジションへの転職であれば、

② 簿記2級保持、経理・財務未経験者 < 簿記3級保持、経理・財務経験者

となる訳です。もちろん、資格の難易度・経験度合いに応じて、企業によってその候補者に見出す”価値”はどこかで逆転する可能性もあります。

①’ TOEIC960 > 英語圏への1年間の留学経験

②’ 公認会計士、経理・財務未経験 > 資格なし、3年の経理・財務経験

なんて判断をすることもあるかもしれません。

これは、資格(知識)を高く評価しているとともに、候補者のバックグラウンド等に応じて、前述した、知的能力の高さ・努力が出来る裏付け・熱意への期待が高まってくるためです。

いずれにしても、資格がない場合には出来ることは関連する経験をPRすることになります。

就活・転職における「資格」関連Q&A

Q1. 資格が一つもない場合、履歴書・ESの資格欄はどう書けば良い?

「特になし」または「(無記入)」

で問題ありません。ただ、多くの人は自動車免許は持っているのではないでしょうか?自動車免許は書いても差し支えありません。

運転免許に関しては後述します。

Q2. 資格は運転免許しかないけど、運転免許は書くべき?

仕事に直接的に使うかどうかはさておき、それくらい自動車免許は一般的になっているため、例外的に持っていれば無条件で記載可です。

むしろ書いていないことで、面接官によっては免許も持っていないの?と思う人すらいるかもしれないくらいに、自動車免許は当たり前のように多くの人が記載をしています。

書かない≒持っていない、と判断される可能性もありますので、運転免許はあれば書きましょう。運転免許だけは業務と直接関係なくとも、例外で記載をしておいても良いものになります。

Q3. 勉強中の資格は履歴書に書いても良い?

いち人事としては「書かない方が良い」と考えます。

なぜなら、履歴書に書く以上はその点について面接官から”突っ込まれる”可能性が高まるためです。面接の中で、聞かれた際に答えたり、どこかのタイミングで必要に応じて触れれば良いと考えます。

”勉強中”と書くことで、

・これまで受けたことはある?
・どれくらい勉強している?
・いつ試験を受ける予定?

と詳細の確認を受ける可能性があります。もちろん、前述の通りしっかり答えられれば良いかもしれません、しかし、得てして、これらの質問にまごついてしまう人が多いといち人事としては感じています。

まごついてしまうと、面接官から、「(なんだ、勉強中って書いてある割には全く真剣味がないな…)」と一気にネガティブな方向に印象が触れてしまいます。

本当に真剣に本気で勉強しているのであれば記載可です。もし、中途半端なのであれば、やめておくのが良いです。

Q4. 「資格」の書く・書かないの判断軸は?

基本的には応募者(”あなた”)の判断に委ねられますが、軸を上げるとするなれば…。

仕事に関連する資格 → 記載

仕事に関連しない資格 → 非記載(但し、優れたものは趣味・特技欄に記載)

なんて整理は考えられます。自動車免許は例外的に仕事との関連性は無視して資格欄に記載可です。また、記載の際には、その資格難易度の水準も加味する必要があります。

端的にいえば…一般論として、難易度的に高校生以下が取得出来る資格は記載しない、大学生以上の知識・経験が必要な資格は記載するということになります。

※もちろん、高校からの就職活動などで工業高校などで技術的な資格を持っている場合は当然書くべきです。”あなた”の状況・状態を踏まえて相応しい資格は記載をするということになります。

就活・転職において資格なし…時間があるなら、これから取得もあり!

そんな…今から取得をと言われても…と思う方も多いかもしれません。

ただ、ここでお伝えしたいのは、そんなに難易度の高い資格を取得する必要はない、まずは、関連する資格の初級レベルをとってみましょう、ということです。

ココでお伝えしたいポイントは、まずは”取る”=実績を出す、ことです。簡単な資格取得はほんの少しではあるが裏付け作りになるためです。

ただ、逆に、時間が限られている活動であれば資格取得に割く時間は正直もったいないと言わざるを得ません。時間に限りがある方は、面接対策等の”活動”に労力を費やすことをお勧めします。

前述で、入門レベルの資格は”勉強中”では通用しないとご紹介ましたが、”足がかり”にはなります。つまり…英検であれば例えば、「英検2級」を取得する、簿記も「日商簿記初級」をまずは取得してみる。

英検準1級・簿記3級を取得するよりも当然、短時間・少ない労力で取得が出来ます。取得できればそれは実績になります。

英検2級を取得した上で、面接で英検準1級に向けて勉強中です。
簿記初級を取得した上で、簿記3級取得に向けて勉強中です。

何もない中で話すよりも、圧倒的に話に説得力が出ます。面接官から本当に勉強をしているのだろうな、と受け取ってくれる度合いが深まります。

さいごに

「資格なし」そういえば、かく言う私も、就活時・転職時に実は資格ほとんどもっていませんでした。幸い…自身が直接的に資格について詳細に突っ込まれることはありませんでした。

しかしながら、人事を担当して、他の面接官と接したり、他社の人事で接したり、する中で、資格取得の大切さなども一部わかってきました。

そんな中、自分も面接で”資格”についてやはり聞くシーンも出てきました。そのため、「資格」に関する質問、これは面接で受ける可能性がある、ということで準備をしておいた方が良いトピックのひとつになります。

では、皆さんの就活・転職がうまくいくことを祈念して以上といたします。

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