転職|面接の日程調整、土日祝・18時以降等定時外は出来るのか?

在職中、しかも忙しい方であれば、平日の就業時間(9時ー17時)の間なんて時間が取れない!なんて方もそれは多くいるのではないでしょうか。

さて…転職活動を始めると、さまざまなシュチュエーションにぶつかりますが、ここでは「土日祝・定時後」に果たして面接の実施を実現させることは出来るのか?について、いち人事としての独断と偏見に基づく見解をご紹介致します。

立場によって様々な見方がありますので、そのあたりも踏まえて是非読み進めください。

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目次

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?調整はどの様に進む?

基本的には以下の2パターンのいずれかとなります。さて、”あなた”はどのパターンでしたでしょうか?

細かい点では、日程調整はメールで進むケースがあったり、何らかの選考管理システム等を通してシステム上で調整するケースであったり、エージェントを活用していればエージェント経由での調整となります。

パターン1 企業主導(企業から候補日連絡が来る)

企業側から候補日の連絡が来るケースです。企業によって調整幅は様々です。例えばですが、以下の様な形での連絡が想定されます。

例① 大枠の日時が提示されその上で”あなた”が提示するパターン

企業
○月○日 9:00~12:00、○月○日~○月○日 13:00~15:00のうちご都合の良い時間をいくつかご連絡ください。なお、面接は1時間程度をご予定ください。

例② 具体的な面接枠が定時され、”あなた”がそこから選ぶパターン

企業
① ◯月○日 9:00~10:00、② ○月○日 15:00~16:00、③ ○月○日 13:00~14:00のうちご都合の良い日時をご連絡ください。

前者は企業主導といえど、”あなた”の予定が比較的優先されているケースです。そのため、この後”あなた”の希望を踏まえて企業側が面接日時を設定することになります。

後者は完全に企業の都合ありきでの面接設定となります。おそらくこの場合、すでに企業側では面接官の仮の予定、面接場所の確保等一定の段取りが組まれた上での日時提示がされているものと考えます。

パターン2 候補者主導(”あなた”から候補日連絡をする)

企業によっては、候補者側から面接対応が可能な日時を引き出した上でその日程に合わせて日程を組む、というスタイルで調整を進めるところもあります。

例① 完全に候補者に任されているパターン

企業
是非、○○さんにおかれましては1次面接にお越しいただきたいと考えております。つきましては、弊社にお越しいただくことが可能な日時についていくつか候補を頂戴出来ませんでしょうか?

例② 一定の範囲の中で候補者に任されているパターン

企業
○月○日~○月○日 9:00~17:00の間でご都合のつく日時を複数ご教示ください。

前者は完全に任せられているため、その返答の仕方からやや悩むかもしれません。果たして、定時時間外を指定してもいいのか…等です。

この場合は、折角なので必要に応じて時間外・休日・オンライン等の対応が可能か企業に聞いてみるのもアリと考えます。

後者は、企業側としては定時時間内の対応ということを暗に示しています。その上で、一定の期間の中で候補者(”あなた”)がある程度自由に日時を指定することが可能です。

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?面接時間ってどれくらい?

面接調整をするにあたって知っておく必要があることの一つにあげられるのがこちらの、面接時間です。

30分~1時間

こちらが転職の面接におけるスタンダードな目安時間となります。

何故30分なのか、何故1時間なのか?に明確な理由があるわけではなく、まずはキリのよい30分ないし1時間で設定をして、その中で企業として聞きたいことを聞ききるというスタイルをとっている企業が多いのではないかと考えます。

そのため、当然30分の予定が早めに終わったり、場合によってはオーバーしてしまったりなんてこともあるわけです。

時間枠として1時間を抑えるだけで実質的な面接は30~40分想定なんてこともあります。

もちろん、企業によっては面接の構成をしっかりと作り込み

・導入    2分
・質疑応答 25分
・事務確認  3分
・逆質問  10分
・バッファ  5分
計45分

なんて面接時間の設定をする企業もあります。

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?一般的には、平日・就業時間内での調整

企業側としては一般的には平日・就業時間内での面接が実施出来ることを期待されていると考えます。

しかしながら、経験者採用という観点で、応募者が在職しながらの転職活動であろうことは十分に理解をしており、そこへの配慮も必要であるということもわかっています。

そのため、一般的には就業日かつ就業時間内を理想としつつも、18時開始や19時開始等まで含めて配慮をしてあらかじめ提示なり場合によっては日時を調整してくれるところが多いのではなかろうかと考えます。

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?定時外の調整は出来る?

すでに前項で言及してしまいましたが、就業時間外での面接対応の可能性は十分にあり得ます。ただ、とは言ってもどの程度まで可能?という点についていち人事の感覚をご紹介します。

定時後「17時開始」の調整は?

十分可能な開始時間

就業時間が8時ー17時の企業であれば、17時はちょうど定時後に入る時間になります。

理想は定時内開始・定時内終了ではありつつも、1時間程度の残業であれば余裕で許容出来ます。

むしろ、企業によってはまだ終業時刻になっていないところも多いのではないかと考えます。9時半-18時就業の企業や、10時ー19時が就業時間の企業など様々です。

定時後「18時開始」の調整は?

十分、企業側からしても想定される範囲内のスタート時間

このスタート時間になると最初から調整のスコープに入っていることも多いのではないだろうかと考えます。

いち人事としては経験者の採用面接を実施する際は18:00開始は必ず調整日時の範囲に入れておりました。

ただ、対面での面接の場合は応募者側が流石に18:00までに面接会場にはつけない、なんてことも往々にある時間が18:00でもあると考えます。

そうなると、18:30~や後述する19:00~という選択肢も出てきます。

定時後「19時開始」の調整は?

現実的にありうる、最も遅い開始時間

ただ、”遅い”かな?といち人事として感じる時間帯です。

面接時間が1時間など想定されるような場合は、終了時間が20:00ともなるため、この辺りから企業によっては難色を示す可能性が出てきます。

ただ、平日の定時後に対面で実施をするのであれば、応募者が業務終了後に移動する時間なども鑑みると19:00~はやむを得ないかと考える時間です。

定時後「20時開始」の調整は?

事情があれば汲んでくれるかもしれないのが20時開始

応募者側からしても、もし企業側から20:00を提案された場合は、その企業は忙しいのかな?と思うかもしれない時間帯が20:00ではないでしょうか?

就業時間が10時~19時の人などもいるかもしれないことを鑑みると、応募者側の視点とては、20:00~からの要望があることは十分わかります。

就業時間が9時ー18時であっても平日に仕事をしていて、恒常的に1、2時間程度の残業がある。なんて方の場合ですと、20:00~実施できないか?と思われる方もいるでしょう。

定時後「21時開始」の調整は?

これは難しい時間

21:00開始ともなると終了時間が22:00になる可能性があります。

流石に、深夜も目前となり、面接官の生活にも悪影響が大きいと考えられる時間帯となります。

企業側が望むのであればもちろん、遅い時間もあり得ますが…FtoFで面接を行う様な場合、面接官は面接のためだけにオフィスに留まり続ける必要があるなんてことにすらなりかねないのがこの時間です。

可能性としては、Web面接の場合はもしかしたら21時はありうるかもしれません。面接官も帰宅し、夕食をとりおえ一息ついたあとに21時から30分~1時間面接対応をする。なんて可能性がありえます。

定時後「22時開始」の調整は?

これは残念ながら無理な時間

ここまで来ると最早、双方(企業・応募者)共になぜ22時以降でなければ調整がつかないのかは、私の理解を超えるところとなります。

一般的な企業であれば、どんな事情があっても22:00開始は受け入れてもらえないでしょうし、逆に22:00開始の面接を提案してくることもないと考えます。

22時を過ぎると「深夜労働」にあたります。この「深夜労働」は昨今では大企業は働き方改革の最中「ゼロ」にしようと躍起になっているところでもあります。

ここまで来るとむしろ、土日祝の方がまだ可能性があるのではないか?とすら思うラインになってきます。

土日祝・定時外の面接調整は出来る?短時間&オンラインだったらお昼を狙ってみる

現職の昼食時間とうまく合わせることが出来るのであれば、お昼時間帯に面接を調整してみるということが出来ます。

考えうるベストな状態は、

・企業がWeb面接を対応してくれる
・自分が在宅で仕事が出来る
・面接がお昼休憩の時間内に完了する

この3つが最低そろえば、自宅からお昼の休憩時間にオンラインでの面接対応を行うことが出来ます。

外回りの営業職の方などであれば、うまく、インターネットカフェなどから面接の参加の段取りを組めるのであればそれもあり得るでしょう。

さて…ここで、「相手側もお昼時間なのでは?」「休憩時間に面接をリクエストしても大丈夫なのか?」という疑問が湧いてくるかもしれません。

大丈夫です。

無理であれば、企業側から断ってきます。企業側の面接官・人事担当者も社内・社内の業務都合で必要に応じてお昼時間をずらして昼食を取る、なんてことは普通にやっています。

そのため、お昼時間を候補に入れて提案をしても全く問題ありません。(そもそも、お昼時間が何時かなんていうのは応募者側には分かり得ないことでもありますが。)

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?土日祝は…?

土日祝での面接実施は通常はない

何故なのか?それはシンプルにその企業が土日祝が休みであるためです。

企業として従業員に面接対応を土日祝にさせる、ということは休日労働をさせるということになります。

ホワイトな企業であればあるほど、土日祝での実施は、会社としてスコープに入れてこないであろうと考えます。

また、必要な人を取るという面接のためとはいえ、出来れば休日労働はしたくないというのが従業員側の本音でもあると考えます。

これは調整を担う人事担当者ですらそんな気持ちがある場合があります。そのため、企業側としては事情がない限りは、平日での実施を試みます。

土日祝を使うのは最後の選択肢です。

しかし、Web面接の企業は調整可能な確率が高まる!

土日祝の面接が実は最近、今まで以上に受け入れられるようになってきた、といち人事としては感じています。

なぜなら、それはWeb面接がだいぶ当たり前になってきたためです。

今までは面接を実施するために、FtoFが暗黙の了解であり、面接官も応募者もオフィスに来て面接をする必要がりました。

この頃は、関係者全員がオフィスに出社しなければならないという”出社時間”の大きなムダがついて周り、誰もそんなことはしたくない、という状況でした。

30分なり1時間の面接のためだけに、往復2時間・3時間もかけて会社に出る…最早半日がかりの対応となります。

しかし、Web面接が当たり前になったことで、各自が”家”から参加が出来るようになり、土日祝であってもスポット的に「1時間だけ」を捻出することができるようになったためです。

ただ、FtoFであったとしても、どうしても土日祝しか都合がつかないという時は一度は相談をしてみても良いかもしれません。

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?やはり、ベストは思い切って有給等の検討を…

あまり、露骨なことをすると上司や周囲に転職活動をしてるいるのがバレる…なんてリスクもあり得ますが。

やはり、転職活動をする以上、現職を去るという気持ちも程度はあれど当然もっているのではないでしょうか。

そうなると、現職を最優先にするのではなく、自身と応募先企業の面接も優先度合いを高めていただき、現職での有給等を検討いただくのが最善であると考えます。

会社の制度を使って、時間を作れる方法は以下の4つと考えます。

方法① 年次有給休暇の取得
方法② 半日単位の年次有給休暇の取得(半休)
方法③ フレックスの活用(早退)
方法④ 時間単位の年次有給休暇の活用

やはり、一番良い方法は、年次有給休暇を取得することです。これがベストです。

もし、有給をそう簡単に何回も取れない、なんて場合は複数の企業の面接を同日に調整することでさらに効率的に面接を受けることが出来ますので、そちらの検討もおすすめします。

一日単位での休みを取るのは難しい、丸一日も不要、という場合は半休やフレックス、時間単位の有給活用の検討下さい。

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?第一志望の企業との調整は企業都合を最優先に!

前項で、出来れば有給休暇の取得をおすすめしましたが、もし応募先が第一希望の企業である場合は、最大限企業都合を優先していただくのが良いです。

最早、正直、日程を調整している時間がもったいないと思って頂くくらいがちょうど良いです。

理由① ”あなた”の他にも候補者がいる

調整に時間がかかることで、”あなた”が多大なる不利益を被ることがあります。それは、他の候補者が先に合格してしまい、ポジション充足となり選考が締め切られてしまう可能性です。

そのため、応募先企業への志望度が高い場合は、出来る限り、組める最速のペースで日程調整をする必要があります。

土日は…?定時後は…?なんてコミュニケーションをとっている間に他の候補者が選考を進んでいる可能性があるのです。

※転職エージェント経由で他の候補者の途中経過はもしかしたら探りを入れることが出来るかもしれませんので、それは是非行って下さい。

理由② 日程調整でも企業への”意欲”が伝わる

企業が提案した日時とあまりに折り合わない、あまりに”あなた”が譲らない”あなた”の都合ありきでの日程を組もうとしている姿勢が前面に出ると、応募先企業から転職意欲が低いと受け取られる可能性があります。

いち人事としても、応募者から、ピンポイントかつ的から外れている面接候補日時しか出てこない場合は意欲が低いのでは?と疑います。

理由③ 調整能力が低いと見做されてしまう可能性

再調整、するからにはある程度しっかりとした理由が必要になってきます。

その理由次第によっては前述の”意欲”を疑われる可能性はもちろん、場合によっては候補者(”あなた”)の調整能力が低いと見做されてしまう可能性もあります。

候補者(”あなた”)にとっては止むを得ない事情での再調整なのであろうと考えますが、企業側にとっては必ずしもそうでありません。

理由④ 調整不可を宣告される可能性

企業によってはある程度の候補者を集め、特定の期間でまとめて採用選考を行なっている企業もあります。つまり、企業として採用選考を実施する期間を決めていることがあります。

企業都合ではありますが、候補者全員の面接を同時期に行いしっかりと比較検討をした上で、進めていく。そんなスタイルの企業であった場合、「○月○日までの調整が叶わなかった場合は、辞退と選考辞退と・・・」となる可能性も否めません。

土日祝・定時外の面接日程調整は出来る?転職エージェントの活用をすると気が楽に…

転職エージェント経由なのであれば、企業とのやり取りはエージェントを経由して行われることになります。

就業時間外の面接のお願いは応募者からすると非常に気が重いかもしれませんが、エージェントが間に入ってくれるのは非常に心強いはずです。

ただ、リクルートエージェントなどは応募システムがかなりしっかりしているので、日程調整はシステムを通して応募者ー企業間で進んで行きます。それでも、システムで日程を指定するので”直接”間はあまり感じないかもしれません。

また、もし、必要であればアドバイザーに相談ができて、アドバイザー経由で企業に土日祝・定時外での面接実施の可否について確認をとってくれるので、やはり、助かります。

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さいごに

土日祝・定時後の面接について企業によってはもちろん対応してくれます。

いち人事として、どうしても平日での調整がつかない人がいた場合にはこちらから土日祝での実施を提案することもあります。

せっかく応募をしてもらって会社としては書類選考を合格としたわけですから、会社としては1度はしっかりお会いしたいという気持ちがベースにあります。

どうしても平日・定時時間内での調整が難しい場合は、まずは相談をしてみるのが良いでしょう。

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