【就活】グルディスで不合格となる6つのNG行動・落ちた理由

新卒採用において、グループディスカッションを選考に取り入れている企業は多くあります。このグループディスカッションでは、いくつかの明確に×(不合格)と判断される行為・行動があります。さすがに自分はそんなに明確に不合格となることはやっていないハズ。と思っている方も多いのではないでしょうか。しかしながら、後述するこれらの理由で不合格となっている人が多いのも現実です。

発言をしない(or発言が少なすぎる)

これは問答無用で不合格となります。議論へ参加出来ていない。最早、評価の土台にすら上がっていないという判断になります。グループディスカッションにおいて、面接官から一番よく聞きがちな評価でもあります。

・発言が少なすぎて、議論にちゃんと参加出来ていなかったなぁ…。
・発言がほとんどない。評価外。
・メンバーから発言を投げかけられても、言葉に詰まっている様子が多かった。 etc.

自分は発言をしているつもりになっていても、“中身”のある発言をしていないと結局“発言が少ない”という評価にもつながります。

・しっかりと相手の話を聴いて傾聴はしていたけど、“自分の意見”の発信が少なかった。
・人の意見にオウム返しのように話すことが多くて、自身の意見を述べられていなかった。 etc.

極端に発言数が少ない、発言があっても自分の意見・考えの発信が弱い。この場合は不合格となります。

発言が多すぎ、且つ独断的である

自分以外のメンバーの発言機会を奪い、一人でずっと話をし続けている。“発言が少なすぎる“とは逆ですがこれも不合格になります。自分以外のメンバーの発言が少ないために自分が一生懸命議論推進のために取り纏めようとメンバーに働きかけながら…であれば評価も上がりますが、”独断的“に”発言が多すぎる“とNGとなります。最早スタンドプレーであり、チームプレー・協調性のない人材とみなされます。
・相手の発言を遮る
・相手の意見に否定的、高圧的
これらの要素が複数あると即NG判断につながります。面接官に介入されるようであればもう絶望的です。

・相手が話しきる前に、話をかぶせるように発言していて相手の話を聴く姿勢がなかった。
・メンバーの意見に上から目線で、言ってしまえば”偉そう”。チームでやっていけなさそう。
・ややふんぞり返り気味に座っていて、メンバーの意見に否定的。悪い印象。 etc.

議論を発散させすぎる

議論の序盤において、議論の幅を広げるために様々な考え方、意見を述べることは歓迎ですが、中盤、特に終盤において議論を発散させるのは、議論を掻きまわしていると捉えられます。発散も大事ですが、その後はしっかりと収束に向けて議論を進めていくことも非常に大切です。

“そもそも”や“前提”に拘りすぎて、最後までそこの定義に立ち返ってはいろいろな観点での意見を述べ続け、議論を纏めていかなければならないタイミングでも行っていると、議論を発散させていると、なります。

・皆が時間を意識して議論を収束させようと知恵を絞っているのに、一人、自分の話したい事に固執して議論をかき回していた。 etc.

多数決を提案する

グループディスカッションではチームでの議論の進め方、その中でのメンバー間でのやり取りを観察することで、面接官は合否の判断を下す。そんな仕組みになっているにも関わらず、結論を出すために議論を投げ出すような、安易に収束させるような“多数決”に頼ることは企業によっては即NG判定の項目の一つに取り入れられています。意見の収拾があまりにもつかず、もしかたら、タイミングによっては一見、“多数決”がいいアイディアなのではと思ってしまう瞬間もあるかもしれませんが、これは間違いなく避けた方がいい方法です。

議論(テーマ)の趣旨を理解していない

残念ですが、面接官が折角グループディスカッションの導入説明、テーマ説明を行ったにもかかわらず、テーマの趣旨を理解出来ていないと思われると、理解力が乏しいと判断されNGとなります。テーマは何でもいいのですが、例えば、「不法投棄による土壌汚染・PM2.5による大気汚染・マイクロプラスチックによる海洋汚染、これらのうち一番解決すべき問題を決定して、それを具体的に解決する方法まで議論してください。」というテーマの際、「一番解決し易い問題を選ぼう」などという発言があったとすると、面接官はがっかりの一言です。

挙動が怪しい(ノンバーバル面)

相手と話しをするときに相手の目を見て話していない、落ち着きがなく激しく貧乏ゆすりをしている、せわしくずっとペン回しをしている等、なかなか自分では気づきにくい“癖”的な部分でもありますが、この様な行動を面接官は好みません。“ストレス耐性”に疑問を付けられると、面接をパスするのは非常に難しくなってきます。無くて七癖あって四十八癖とも言います。面接同様、グループディスカッションも事前に練習などを行い、第三者での視点の色々な観点からの指摘をもらっておくといいと考えます。

まとめ

形態によりますが、グループディスカッションは基本的には一つのテーマに対して、チームで議論を行い、結論までだす。というのがミッションです。その中で、面接官はチームの中でのメンバーの議論の仕方、進め方、考え方、参加姿勢等々を観察して、合否を判断しています。上にあげた評価を受けることは絶対に避けたいポイントとなりますので改めて自分自身を振り返るのが良いでしょう。裏を返せば、これらに一つも当てはまらなければ、選考の最初で行われる類のグループディスカッションであれば合格となる可能性も高いでしょう。

 

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