チーム、組織というのはある意味、皆がそれぞれ与えられた“役割”でまわっています。特に、グループディスカッションのようなその日に初めて会うメンバーで議論を行う場合はこの最初にピックアップした“役割”というのは非常に重要になりえます。なぜなら、その“役割”をピックした人には、その責任を果たすことを周りも、面接官も期待するからです。本記事では、その“役割”、つまり、タイムキーパーを選んだ際の立ち回りについて考えます。
タイムキーパーの役割とは
タイムキーパー自体は専任で行うケースとほかの役割と同時にこなす場合もありますが、限った話で言えば、
「限られた時間の中で、メンバーに時間を意識させ、時間内に議論をまとめ結論に導くこと。」
が主な役割となります。
タイムキーパーの絶対やってはいけないこと
それはただのアラーム係に成り下がることです。
・5分経ちました。そろそろ次の段階に入らないといけません。
・あと5分です、もう結論をまとめませんか。 etc.
そんなアラーム(時間を知らせるだけ)の役目は要りません。
しかも、上記が更に良くないのは、ただ、周りに投げかけているだけで責任感、議論への貢献もありません。
タイムキーパーとして時間を気にするがあまり、焦り、
なんて言ってしまった日には一発アウトの可能性すらあります。
グループディスカッションの会社側の目的は強引に結論(答え)を出してもらうことではありません。チームの一人一人が、どの様に議論に参加し、どの様に考え、どの様に貢献しているのかetc.
といったことを見ています。
そのため、安易に結論へと収束させる“多数決”を実行してしまうのは一番避けるべきと考えます。
タイムキーパーがなすべきこと
それは、時間を軸とした議論展開のコントロールです。
グループディスカッションにおける議論時間は決まっています、その時間を無視してはゴール(時間内に議論をし尽くし結論をだす)までは達することはできません。グループディスカッションではえてして、議論が白熱すると時間はあっという間に過ぎてしまいます。
まず、タイムキーパーとして、全体の時間の中でどのように時間を使っていくかに貢献を行うことです。
と、、しっかりと、“時間”を軸として議論に参加していくことが出来るのはないかと考えます。
上記は具体的テーマを想定せずのあくまで、節目節目での発言イメージですが、タイムキーパーとしての役割を踏まえてさらに踏み込んで議論に入り込んでいく。ということを行っていくことが大切です。
まとめ
役割を読んで頂いて理解いただけたのではないかと思いますが、全ての役割において“リーダーシップ”は求められています。議論をまとめていくのはリーダーの役割では?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。メンバー一人一人に求められています。その“リーダーシップ”をどのように発揮するのかが問われています。タイムキーパーとして、リーダーシップを発揮できれば、合格は出来ると考えます。
グループディスカッション、昨今では様々な企業で取り入れられおり、大体は書類選考後の一つ目の関門として用意されているケースが多いのではないでしょうか。課題は「グローバルに活躍するために必要な素養は何か?」といった抽象的なテーマから、「▲▲地域[…]
グループディスカッションって、テーマが与えられてそれについてメンバーで議論をして、最後にまとめて、発表をすればいいんでしょ!?とざっくり理解されている方は多いのではないでしょうか。それはそれで正解なのですが、実はそれだけではなく、グループデ[…]