多くの企業では人を採用するにあたっての求める人材の要件というのを定めているのですが、ほとんどの要件のベースとして求められていることのひとつに“コミュニケーション力”があるかと思います。コミュニケーションとは…という学術的なところは専門家にお任せしますが、ここで面接官が「コミュ力が足りない」というときにどんなことを指して、コミュニケーション能力が足りていないと言っているのかを個人的にまとめてみました。
これに一つでも該当したからといって即お祈りに繋がるわけではありませんが、面接はコミュニケーションをとる場ですので、適切な双方向での対話が出来ることが望ましいです。
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その① 理解力(質問を理解することが出来る)
人事として良く聞くフィードバックです。面接官の投掛けている質問を理解することが出来ずに、答えになっていないことを無理に回答してしまっているとこのような印象を面接官が抱いてしまいます。
面接官にも当然質問の上手い人下手な人がいるので、応募者ばかりを責められないのですが、もし、自分自身が適切に質問の意図を捉えられているか不安な時、面接官の質問が良くわからなかった時は、しっかりと質問の意図を聞き返すのが良いです。そうるすと…
と、好評価に繋がることもあります。
その② 伝達力(適切な長さで要点をまとめて相手に分かるよう回答することが出来る)
二つ目(面接官B)の様な場合は面接官の質問の投掛け方や、スキルの問題の様な気もしますが…。
伝達力、つまり、質問に対する回答が面接官にしっかりと伝えられていないケースです。質問に対して必要以上に勘ぐり先回りして答えすぎる必要もありません、そうすると話が長くなるうえに、面接官にしっかりと理解してもらえません。かと言って、質問に対して、「はい」「いいえ」「○○です。」だけのシンプルすぎる回答も面接官として困ってしまうので、+αを少しつけて回答してあげるとその後の会話に続きやすいですね。
その③ 傾聴力(相手の話に耳をしっかり傾けることが出来る)
個人面接でもそうですが、相手の話を聞いているという傾聴の姿勢を見せることも大事なコミュニケーションのポイントです。
特に新卒採用の選考などにおいてグループディスカッション(GD)がある際は、そのGDフェーズで”傾聴力”が確認されていることが多いです。
グループ面接で脇目に確認をされているケースもあります(他の人が発言している間も、自分に関係ないと思わずにその人の発言に耳を傾けることが大事です!)。
人の話にしっかりと耳を傾けているかどうか、ということを面接官にわかってもらうためには、しっかりと相槌を打つ、話している人に目線を向ける等“あなたの話を聞いていますよ”という姿勢を見せることが大切です。
その④ 受容力(相手の事・意見を受け入れる)
面接官の意見に対して頑なな態度を常に見せる応募者についてはこのような意見を頂くことが多いです。
また、新卒のGDを通しても、周囲の意見に常に反論し、自己を主張する方はこのように評価される場合があります。一旦、相手の意見を受け止める・受け入れた上で、自分はこう考えます、という話をするのが良い方法です。
相手の意見、投掛けに対して、一端受け止め、受け入れた上でボールを投げ返す。相手の意見、投掛けに対して、バットで打ち返してはいけません。一旦しっかりと、受ける。これが大事です。
※とことん尖っていると、自身を曲げずに、自己の主張が出来るという観点で、+に評価する面接官もいますが…。
その⑤ 観察力(周囲への気配り、巻込み力)
新卒採用のGDで良く聞くコメントです。なかなか自分のことでいっぱいかもしれませんが、だからこそ、周囲の事にまで目を向けて、チームとしての議論を活性化させることが出来るような行動が出来る方はこのポイントで良いコメントを得ることが多いですね。
個人面接の中ではなかなか発揮されるシーン、評価されるシーンは少ないかと思いますが、その観察力は面接官に向けることで活用できますね!
その⑥ 説得力(相手に伝えた上で、理解・納得させることが出来る)
と…これは新卒採用においても転職における面接においても同じですが、志望動機なり転職理由なりを面接官に理解又は納得してもらうこと(説得、相手に腹落ちさせること)は大事な要素の一つです。
理解も納得も出来ないと面接官としてもやもやが残り、合格について自信をもってプッシュできなくなってしまいます。
その⑦ 非言語(表情・身振りを使ってのボディランゲージ)
最低限出来ていれば、1対1の面接ではあまり表面化してこない部分です。
現れやすいのは、新卒採用等におけるGD中等です。貧乏ゆすりをしているであったり、ペン回しをずっとしていたり等は面接官に落ち着きのないせわしい印象を与えネガティブに残ります。(貧乏ゆすり、ペン回しをしたらアウトというわけではありません。)
逆に、物事を説明する際に、身振り手振りを加えるのは非常に効果的ですし、相手の話を聞いているときに頷く、少し身を乗り出す等の体を使っての表現も大切なコミュニケーションをとる上での手法のひとつです(極端すぎると不自然になりますので、自然にお願いします)。こうした、ボディランゲージはポジティブな印象につながります。
まとめ
一言でコミュニケーション力と言っても、色々な観点で判断されていることがあるということが、私自身仕事を通してなんとなくわかってきました。誰が言い出したのか知りませんが、会話は言葉のキャッチボールというのも、正にその通りですね。しっかりと、相手に視線・身体を向けて、相手の投げる言葉をキャッチして、その上で、しっかりと相手がキャッチできるようにボールを投げ返す。投げ返す時も視線・身体を相手に向けてしっかりと。変にカーブだったり、変に勢いのついた直球だったりせず、受け取りやすいボールを投げる。大事ですね!コミュニケーション力!俺、野球もソフトボールもしたことないですけどね!
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