【就活】新卒就活エージェントを使って失敗している人が多い話(失敗談)

第二新卒も毎年採用していますが、最近そんな中でパラパラと転職理由を深堀する中で出てくるのが、「新卒就活エージェントを使って1社目に就職したが…。」という話です。就活エージェントは非常に良いサービスでしっかりと活用できれば学生にとってはメリットも多いのですが、そんな背景もあり、企業側としてあえての警鐘的なことを述べたいと思います。(就活エージェントの活用自体は別記事でもおすすめしている通り、非常に有用な手段の一つですが、あくまでこのような側面も存在しているということで読み進めてみていただければ幸いです。)

そもそも、就活エージェントのスキームって何だろう?

一般的には就活エージェントは自社に登録のある学生に担当者をつけ、その担当者が、自社のお客さん企業を学生に紹介し双方をマッチさせる、ということを行っています。

ほとんどの就活エージェントは学生であれば無料で利用できます。就活エージェントがどこからお金を得ているのかと言うと、お察しの通り企業からお金をもらっています。

その方法は様々で、例えば
・イベントへの参画料:エージェント主催の合同説明や面談会を開催し企業からの参加料
・個別紹介でのFee:エージェントが紹介した学生が内定つながった際の紹介料
後は、もし就活エージェントが新卒採用のなんらかの自社サイトをもっている場合、以下もありえます。
・サイトの利用料(学生の検索、学生へのアプローチが出来ますよ!という)
・サイトでの広告料(DM配信、検索上位表示、企業の独自イベント告知)

就活エージェントが負になりうる要素

就活エージェントの収入源はお客さん企業からのFeeということは前述の通り分かってもらえたかと思います。そのため、悪い言い方をすると、エージェントは、就活ノウハウ、ES添削、面接指導、お客さん企業への一部選考免除、等々様々なメリットを就活生に与えることで就活生を集め、そして、お客さん企業の入社につなげることで収入を得ている。ということになります。

エージェントによっては、お客さん(企業)側の立場にたって、企業側視点で物事を進めようとしてしまうのです。しっかりと就活生目線で就活生のためを思って真摯に活動してくれるエージェントもいますが、一方で、短期的な視点でのエージェント企業としての事業継続・利益向上、また担当者自身の会社内での成果、お客さん企業への貢献が先立ち、就活生をないがしろにしてしまっているエージェントも存在する。ということを気にして頂きたいと思います。

どんなケースで失敗しているのか?

エージェントに説得されて紹介された会社に入ったAさんの話

当時、Aさんは銀行業界の某大手を第一志望群として活動していたようですが、上手くいっていませんでした。そのため、就活エージェントも併用し就職活動を進め始めたそうです。そんな時、エージェントから紹介されて受けた中小の会社から内定が出ました。その時点ではその企業に入るつもりはなかったのですが、かといって行きたい業界の就職活動もうまくいっておらず、就活も辛い…そんな状況で、エージェントからは、「〇〇社さんはとっても素晴らしいところだよ!すごく、Aさんのことを評価していて、ぜひ来てほしいって言っていたよ。折角内定もらったのだから、是非、入社を決めたらどうかな…(略)…。」と…エージェントから話があり、入社を決断、そして、入社後「やっぱり違ったな…」と後悔し、再就職活動へ…。

就活エージェントに絞って活動して失敗してしまったBさんの話

先輩が就活エージェントを使ってうまくいっていたから自分も就活の時にはエージェントを使おうと考えて、実際に使ったBさん。就活エージェントは基本的にそのエージェントと付き合いがある会社としか繋げてくれません。つまり、自分が行きたい!と思っている会社をエージェントが都合よく紹介してくれるわけではないのですが、Bさんは先輩が上手く行ったからとあまり深く考えずに、就活をエージェント一本で実施。活動をする中で、自分の思いもよらない企業に対して魅力を感じたりし、当初ぼんやりと思っていた業界とは全く異なる会社に就職。実際に働き始めると、仕事内容に興味をもちきれず、その他にも福利厚生、給与、働き方、と色々な面で不満を感じ始め、転職活動を。

では、どんな風に使うのがよい?

エージェントはいろいろな企業の人事担当者とも話をしますし、いろんな就活生の相談にも乗っており、企業と学生をつなぐ、という観点では双方のことが見えており双方に対するノウハウを持っているところです。失敗した…使わなきゃよかったと思ってしまうケースは、“自分”でしっかりと“自分事”にせず、エージェントの方の意見をあまりに聞き入れてしまったことにあるかと思います。

そのため、しっかりと考える、あくまでエージェントの意見はいち参考として捉え、それが全てだと思ったりしないようにするのがよいかと思います。企業について、就職活動について自分の何倍も知っている大人(エージェント)が相手なので、エージェントの豊富な知識・経験をベースに話をされたら、それだけで納得させられてしまうかもしれません。が、就活で悩んだら、エージェントだけではなく、家族、友人、先輩いろんな人に話を聞いてもらって、そのうえで、自分としてどうしたいかを明確にしていきましょう。

まとめ

エージェントの方と接するときは本当に“自分”のことを見てくれているのか?を疑ってみることも覚えておくといいです。企業側を向いていないかな?と。もちろん、入社後すぐに転職…となってしまったら、紹介された企業も、紹介してもらって入った皆さん(就活生)もどちらも幸せになりませんが、エージェントも“人”です。いろいろな人がいるので、しっかりと自分の人生における非常に大きな決断の就職先の決定は自分で責任をもって後悔の無いようにしましょう。

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