転職・就活|応募者目線|リファラル(社員紹介制度)経由応募のメリット・デメリットは?

リファラル採用について調べると企業側観点でのメリット・デメリットはたくさん出てきますが、まだまだ応募者・候補者、つまり、”紹介される側”からみたときのリファラル採用って実際どうなの?という観点での紹介はまだ少ないのかなと思い、こちらでいち人事なりに紹介したいと思います。

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リファラル採用とは?

非常にシンプルですが、応募者目線で言うと、自分の友人・知人から友人・知人が所属する企業の求人案件の紹介を受けて、その案件に応募すること、がリファラル採用と言えます。

企業目線では、自社のことをよく知る社員にその友人・知人を紹介してもらい採用につなげる手法のことを指します。

社員紹介制度と呼んでいる企業もあります。

リファラル(referral)の意味は?

カタカナ語なので、そもそも”リファラル”って言葉からなんなのよ等あるかもしれません。
リファラルは元々は英語の「referral」からきています。その「referral」の意味は、「紹介や推薦等」といった意味があります。

リファラル採用が活用されている範囲

実は非常に広い範囲で活用がされています。パート・アルバイト、契約社員のようなポジションにおけるリファラル採用から、大手企業の特定のある程度の専門スキル等が必要とされるポジションにおけるリファラル採用まで様々です。ここでは主に後者の観点でご紹介します。

リファラル採用に至るまでの流れ(想定イメージ)

雰囲気的には以下のような流れです。通常は、”あなた”は待ち側の位置付けとなります。通常はリファラル採用はリファラル採用に応募しようと思ってできるわけではなく、その企業にいる、”あなた”の友人・知人からの紹介・推薦が必要となります。※”あなた”からアプローチする方法もあるはあります。

想定イメージ

【★★企業】
○○部署で経験者採用が必要、と…。条件はこんな人で、仕事内容は~~っと。さて、リファラル採用HPに求人掲載っと。従業員の皆様、ぜひ、マッチする友人・知人がいたら紹介してください。

【A(★★社企業従業員)】
おっ…○○部署で募集か。この内容・条件だと、大学の同級生の”B”がピッタリそうだなぁ。飲んだのはもうだいぶ前だけど、そういえばそのとき、転職も考えてるって言ってたなぁ、ちょっと連絡してみようかな。

・・・

久しぶり、昔話した転職の話ってそういえばその後どうなった?うちの会社で○○のポジションの求人があるけど興味ない??

【B(”あなた”)】
久しぶり、まだ転職は結局していないんだよね。そうなんだ?少し興味あるな。話聞かせてもらうことは出来るかな?

【A(★★社従業員)】
了解。まずは一度、俺からうちの会社について説明させてよ。今、Bがどんなことしてるのかも知りたいし。それで、まだ興味持ってもらえそうだったら、会社につなぐからさ。

【B(”あなた”)】
OK。じゃあ、今度話そうー。

【A(★★社従業員】
・・・と、言うわけでさ、そんなことをやっている会社で、今日話してBはやっぱりフィットするとおもうよ。もしよかったら、是非ここから応募してよ、URL送るね!

と、こんな感じですね。

リファラル採用は縁故採用なのか?

人によってはリファラル=縁故と言う人もいるかもしれませんが、私としては、リファラル採用≠縁故採用と認識しています。

リファラル採用は前述の通り、「自社のことをよく知る社員にその友人・知人を紹介してもらう・・・」として企業が自社の採用戦略として行っているものとなります。

ですが、縁故採用は、「紹介者が企業に”友人・知人”を勧めてくる・・・」とトリガーが基本的には”紹介者”側にある、と考えます。

この場合、この”紹介者”は大企業であればあるほどいち従業員が”縁故”に関われると言うことはありません。

そのため、縁故としてよく起きる悪い例では、紹介者(役員)「よく取引のある、A会社の本部長の御子息が当社に興味を持っているんだよなぁ。一度会ったこともあって非常にいい子だからちょっとみてやってくれないか」

これは典型的な縁故スタイルと感じます。リファラル採用の場合は企業主導のため企業側がある程度しっかりと求人案件も作成しておりますので、その要件に合致しなければ基本は採用をしません。

リファラル採用は落ちるのか?

漠然とした問いではありますが、もちろん落ちる可能性は十分あります。

非常に強力な”コネ”(例えばその会社の社長推薦つき等)の働いている”縁故”採用であれば、落ちることはないかもしれませんが、リファラル採用はあくまで、企業が採用を行う際に母集団を形成する手段の一つ、と言う位置付けです。

そのため、合格が確定してると言う類のものではありません。あくまで、フラットに是々非々で選考判断は行われます。

リファラル採用の合格率は?

明確な合格率は残念ながらわかりません。当然、企業によって異なるでしょう。

ただ、言えることは通常選考よりもリファラルの方が合格率は高いでしょう

それは後述と重なる部分はありますが、リファラル採用のルートでの応募にのった時点でスクリーニングを受けていたに等しいからです。

スクリーニングを受けていたいたに等しいとは

①企業が自社の求人ポジションを従業員にオープンにし、紹介を募る
②従業員が自社および求人ポジションに適していると考える、友人・知人を紹介する。

この時点で、通常は企業が行っていた書類選考程度の基準は達していると判断している企業があります。

リファラル採用経由で応募するメリットは?

書類選考等、選考プロセスの一部免除

応募者目線でのメリットの一つとしてあげられるのは、リファラル採用の場合は一部選考が免除されている場合があることです。

例えば、転職であれば転職サイト経由、新卒であればリクナビ・マイナビ等経由での通常応募ですと、履歴書・職務経歴書等をもってしての所謂、「書類選考」が存在していますが、この書類選考が免除されており、面接確実というスタイルをとっている企業もあります。

または、通常であれば3回面接を行うところ、リファラル経由の人は2回の面接で済ませる等の選考上優遇されるところもあるでしょう。

通常フローにはない企業・業務説明の機会提供

採用という観点において、リファラル経由で応募される皆さんは、位置付け的には”潜在層”としての取り扱いになっています。

「自社に自ら応募するほどの興味は元々は抱いてくれてはいなかったが、社員からの呼びかけによって興味を持ってもらった」ということです。

そのため、意識醸成・お互いのより確度の高いマッチングのために、面接の前に個別に企業説明や業務説明の機会を提供してくれる場合があります。その上で、応募いただけますか?いただけませんか?という流れをとってくれることがあります。

限定イベントへの参加権

自社のことをよく知っている社員からの紹介であるがこそ、企業は大きな期待を寄せています。そのため、社員からの紹介での応募者をより惹き付けるために、リファラル経由応募者を限定としたイベントを実施している企業もあります。

それは例えば、社員との交流会・情報交換会的なイベントであったり、キャリア相談会的なイベントであったりします。

何故メリットがあるのか?

何故なら、自社の従業員からの紹介だからです。

企業が募集ポジションの求人を従業員に公開し、従業員が自社に、そしてそのポジションにマッチしていると思っている友人・知人を紹介してくれている。ということで、企業からすると非常に安心して採用が出来ると思われているためです。

また、一般的に紹介経由で入社する人は、
・入社後の定着率が高い(ミスマッチが少ない)
・内定を出した際の受諾率が高い
等々企業観点からみたときのメリットも非常に大きいため、応募者の扱いもそのメリット相応に”優遇”した取り扱いを行っているケースが多いです。

リファラル採用経由で応募するデメリットは?

特段ありません。

強いて言えば、”あたな”側からしても”あなた”の友人・知人から紹介を受けての応募となるため、通常ルートの転職での応募よりも丁寧な対応を心がける必要があります。”あなた”の対応が”あなた”を会社に紹介してくれた友人・知人の評価とまでは言わずとも、評判に傷をつける可能性があります。

また、特に気をつけなければならないのは「辞退」する際です。その際は通常以上に気を遣うでしょう。エージェントを使っていれば、「辞退します」+「少々の理由」で直接企業に申し出ることなくスムーズに辞退できますし、サイト等経由での応募であれば、メールベースでこちらもやはり比較的スムーズに辞退が出来るでしょう。

ただ、リファラル採用の選考プロセス上で辞退をするということは、紹介してくれた”友人・知人”もその顛末に巻き込まれる可能性がゼロではないです。

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紹介者側がリファラル採用の報酬がもらえるって本当?

あまり紹介者側は積極的にこの点について話すことはないかもしれません。

企業によって社員がその友人・知人を紹介してその候補者が入社につながった場合は、「報奨金」を支給しているところがあります。その金額は企業によって様々です、イメージ的には「数万円~数十万円」程度があり得ます。もちろん、報奨金はない企業もあります。

やたら積極的に色んな人に「うちの会社受けてみない?」なんて声をかけている人がいたらもしかしたらこの報奨金目当て、なんてこともあるかもしれませんね。

リファラル採用導入企業

一般的になかなかその企業がリファラル採用を導入しているかどうかは外からはわかりにくいかと思います。しかし、それを調べる手段はいくつかありますのでそれをご紹介いたします。

導入企業を知ることは、言い換えると、つまりその企業がリファラル採用をやっています。と言うことになりますが。そうなると、もし”あなた”の友人・知人にその企業勤務の人がいて”あなた”がその企業に応募してみたい!と思った時にその友人・知人にお願いをしてみる。なんてことができたりします。

企業HPからの確認

例えば、リファラル採用で調べていくと、
・富士通
・アクセンチュア(社員紹介制度)
など、自社のWebサイトにリファラル(社員紹介)経由での採用について公開・案内をしている企業もあります。

※アクセンチュアなんかは、
①応募したいポジション検索
②社員に連絡(知り合いのアクセンチュア社員に連絡・・・)
と”応募者本人”からのアプローチを起点とした応募も積極的にしている様子です。

リファラルツールの活用企業からの確認

リファラルのツールとして、大きいところで3つあります。
MyRefer:旧インテリジェンス社が提供しており、今は独立して株式会社MyReferとして運営。
GLOVER Refer:150社程度の企業が導入している様子です。リクルート社提供のツールです。
Refcome:850社を超える企業が導入をしている様子です。

ただ、正直、応募者目線で言うと企業がどのツールを使っているかはあまり関係はありません。あくまで、ココをみてみるとリファラル採用を推進しているかもしれないことが分かりますよ!というものになります。

ちなみに、MyRefer活用企業は以下
日産自動車株式会社、NTT東日本、株式会社NTTデータ、パナソニック、三菱電機、富士通株式会社、コニカミノルタ、リコージャパン株式会社、TDK、東急リバブル株式会社、ブリヂストン、KDDI、日立製作所、ROHTO、帝人株式会社、株式会社クラレ、デンソーテクノ株式会社、株式会社MTG、パーソルテクノロジースタッフ株式会社、株式会社モスストアカンパニー、ユニリーバ・ジャパン、株式会社オプト、株式会社すかいらーく、等々

Refcome活用企業は以下
幸楽苑、ゴーゴーカレー、日高屋、freee株式会社、三井不動産リアルティ株式会社、バルテス株式会社、株式会社豊田自動織機ITソリューションズ、株式会社クレディセゾン、株式会社串カツ田中ホールディングス、株式会社セントメディア、株式会社ディンプル、CROOZ株式会社、日本エスリード株式会社 等々

※GLOVER ReferについてはHPにて利用企業は掲載見受けられませんでした。

さいごに

もし、友人・知人からお誘いがあり興味があれば受けてみるのも一つです。ただ、全く受ける気がないのなら遠慮せずに断りましょう。友人・知人からの紹介だから・・・と気を遣って応募し、最終的に辞退するのは、”あなた”にとっても、友人にとっても、企業にとっても皆幸せにはなりません。

また、逆にリファラル採用をしている企業を受けたい!ちょうど友人・知人がその企業に勤めている!なんて時はその友人・知人に話をしてみるのも一つの手です。ただ、”推薦してもらえない”と言う可能性もゼロではありませんので、その時は素直に受け入れましょう。

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