あれ…30分の面接時間のはずだったのに、15分で終わった…。40分って言われていたのに…20分ちょっとで終わった…半分も時間たってないじゃん!?完全不合格フラグ。
これって絶対落ちたでしょ…。と不安に感じていらっしゃる方、多いのではないでしょうか。
面接時間が短いと本当に不合格なのでしょうか?実は必ずしもそうでもありません。
何故、そうでないケースがあるのかについてお話をしたいと思います。
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そもそも、一般的な面接時間はどのくらい?
実際の面接時間は企業によるところではありますが、一般的な面接時間は、
そもそも、面接内容の構成・流れって?
前述で、大体の面接は30分〜1時間程度とご紹介しましたが、その流れはご承知の通りざっくりと以下の通りです。尚、以下は対面であれば入室後、Web面接であればミーティングルームにログイン後となります。
30分程度の面接を想定すると以下の様になると考えます。もちろん、企業によってアイスブレイクなしに開始がされたり、逆質問の時間は用意されていなかったり内容は様々とはなります。
② 面接前の事前説明:1分程度
③ 面接:15分〜20分程度
④ 逆質問:5分〜10分程度
⑤ クロージング:1〜2分程度
そもそも、面接官の役割って?
面接官の役割を知っておくことも、ひとつこの疑問に答えるための参考になりますのでご紹介します。面接官の役割は大きく二つです、「面接を通しての候補者の評価」と「面接を通しての候補者の惹きつけ」です。
面接官の役割① 面接を通しての候補者の評価
誰もが一番認識している面接官の役割がこちらです。面接官は予め設定された時間内に、適切な質問を行い、その候補者が自社にマッチするかどうか、優秀かどうか、といった観点で候補者を評価する役割があります。
人となり・能力・スキル等の人物評価だけではなく、履歴書・職務経歴書だけではわからないその他の様々な候補者に関する情報収集も役割として含みます。
面接官の役割② 面接を通しての候補者の惹きつけ
実はこれは企業としては非常に大きい役割です。面接を通して、適切な情報提供、適切なコミュニケーション等を通して候補者の自社への志望度合いを高める、という大きな役割も担っています。
面接官が積極的に会社について開示してくれるや、面接官が候補者に対して面接の中で候補者(”あなた”)の発言にフィードバックをくれるであったり、面接官が質疑応答の時間を設けて候補者(”あなた”)の不安や疑問に対して真摯に回答をしてくれることもこの役割をしっかりと担うためのものとなります。
一定の規模の企業は面接時間をしっかり使えと面接官に指導している
大手の企業であればあるほど面接官へ研修を付与しています。
ここで前述の「面接官の役割」も学ぶことになります。面接官の研修では具体的にどのように質問を投げかけるかから、どのように判断するか、面接の際に気を付けたいポイント・バイアス等々様々なことを学びます。
その際に、応募者もお客さんである事、将来にわたってのステークホルダーであるため失礼なことをしないように、と通常であれば徹底的に叩き込まれます。
そのため、30分、40分用意していた面接時間に対して、極端に短く半分以下15分、20分で終わる、ということはないのです。なぜなら、それは極めて失礼にあたるからです。
更に言うなれば、不合格にする相手程丁寧に接せよ、満足して帰ってもらいましょう、とも面接官研修では学びます。(面接官と話盛り上がったし、うまくいったはず!と思った面接でも不合格となっているのはこのせいです。)
では、それでも面接時間が短いということは…?
考えられるのは、そもそも面接官がそんな指導を受けておらず勝手に自身の裁量で面接を早々に終わらせてしまうケースはもちろんですが、以下大きく2点+αです。
箸にも棒にもかからずで不合格なパターン
質問に対しての回答がどれも期待を下回り、聞きたいことも聞き出せず、これ以上長く話をしていてももう不合格は揺るがないと面接官が判断してしまった場合です。
期待が持てない面接ほど面接官も早く抜け出したいと思い、面接官研修で学んだことも忘れ、さっさと面接を終えてしまうことがあります。
※面接時間が短くなかったから大丈夫!楽しく面接できた!と思っていても、“実際の面接されている時間”は短いうことはあり得ます。
一体こんな質問をして何の評価に使っているのだろう?という極めて雑談に近い話題に進んでいった時がそれです。話を引き伸ばし、とりあえず時間を消化するために話をしているということもあります。
優秀であり文句なしで合格なパターン(早々に合格判断が出来た場合)
最初の10分、15分で太鼓判を押されると逆に思わぬ早さで面接が終わることもあり得ます。面接官研修を通し、不合格にする相手程丁寧にせよと学んだ面接官。
しかし、「合格なら良いだろう」と、合格判断が出来た際には、早々に面接を切り上げてしまうケースがあります。合格だから早々に切り上げても失礼ではないと考えているわけです。
※実は意外と良くあります。いち人事として採用のアレンジを担当した際、面接が早々に終わり、面接官に「早かったですね…不合格ですか…?」と聞きに行くと、「いやいや、合格。優秀だったよ。次の面接にも呼んで。」ということはままあります。
ただ、合格であれば面接時間が短くて良いとは人事としては全く思っていないです。一体何をもって判断してくれたんだろう?と応募者から不審に思われてしまっても本意ではありません。
結果的に構成上短くなってしまったパターン
面接の構成・流れでご紹介した通り、中身の構成で一番多くを占めるのは当然、面接官から候補者(”あなた”)への質疑の時間ですが、もうひとつは、候補者(”あなた”)からの逆質問の時間も設けられている可能性もあります。
この時間が十分に設けられている・想定されているほど、もし、候補者(”あなた”)が、「何か質問はありますか?」という面接官からの問いに対し、「ありません。」で終わってしまったとすると、それだけで、30分用意されていた面接時間のうちの、逆質問時間として想定されていた時間(例えば5分、10分)を早めて面接を終了させたという見方も出来ます。
こうなると、30分の面接が20分を切って終わった、なんて程度であれば十分にありそうですね。
さいごに
人事としてはどんなケースであっても適切にしっかりと時間を使って面接をしてもらいたいと思っています。たかだが、10分15分話して相手の何がわかるんですか!と思うこともあります。
確かに、傾向として面接時間が短いケースは不合格なケースも多いかもしれませんが、必ずしもそうではないです。
面接時間の長さで一喜一憂せずに、一体どんな面接の中身だったのか?を判断基準の感触にして頂ければと思います。自分が伝えたいことが伝えられていたらあとは相手次第です。
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