就活|自己PRでバックパッカーは好印象・強みになりうる

就活では、企業へのエントリーの際に大きく3つの項目がエントリーシートなどでもよく聞かれます。

それは、「志望動機」「学生時代に力を入れて取り組んだこと」「自己PR」です。ここでは、自己PRにおいてバックパッカーは良い、強みになるということについて、いち採用担当としてお話をしたいと思います。(もちろんガクチカにバックパッカーの話を使ってわるいわけではありません。)

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そもそも自己PRとは

そもそも自己PRとは、企業がその学生の人柄、”人となり””長所・短所””強み・弱み”等々を知るためのものとなります。

ガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだエピソード)は学生時代に頑張ったことですが、自己PRは自分のPRポイントについて話すわけですので、ややその問いの意図は異なります。

もちろん、人によってはガクチカと自己PRのエピソードが一緒というケースもありますが、せっかくのアピール出来る項目ですので、出来れば同じエピソードは避けた方が良いと考えます。

ガクチカと自己PRの違い

ガクチカ:何かしらの目標に向かって力を入れて取り組んだ話
自己PR:”あなた”がどんな人かについてPRすることが出来る話

とそれぞれ話す目的が異なります。

(ご参考)ガクチカはSTAR法・自己PRはPREP法で書くと良い。

STAR法とは…

S:Situation(状況)
T:Target & Task(課題・目標)
A:Action(行動)
R:Result(結果)
をベースに文章を構成する手法です。

PREP法とは…

P:Point(要点)…(参考)私の強みは○○です。
R:Reason(理由)…(参考)現在、△△のアルバイトで〜〜をしています。そこで□□といった成果をあげました。E:Example(例)…(参考)具体的にはアルバイトで〜〜があった際に、持ち前の強みを活かし〜〜をすることで成果に繋げました。
P:Point(結論)…(参考)この強みを活かして御社でも活躍したいと思っています。
をベースに文章を構成する手法です。

良くある自己PRエピソード

前述の通り、ガクチカと自己PRはやや重なるところもありますが、主に、自己PRで見かけるテーマは以下です。

概要
サークル(部活動)サークルの立ち上げ、退会者の減少、大会出場・順位アップ、新人勧誘、等々
委員会活動文化祭の企画・運営委員、学内の広報委員、ボランティア活動、等々
ゼミ、研究ゼミ・研究で取り組んだ内容について。
アルバイト店舗の売り上げ向上、新人バイトの離職率低下、新人バイトの即戦力化(マニュアル作成)、バイトリーダーとしての取りまとめ 等々
インターンシップ中長期的な企業でのインターンシップ(就労体験)についてのエピソード 等々
旅行バックパッカーや、自転車で日本一周、等々
”ただの旅行”とは少し異なる話

「自己PR:バックパッカー」で強みになる要素

バックパック旅行が自己PR・取り組んだこととしてあげられるの”あなた”、自分では意識していないかもしれませんが、以下のような要素のいくつかを強みとしてあげうるのではないかと考えます。

行動力(踏み出す力)

一時期では一人○○というキーワードが流行りましたが、一人カラオケ、一人焼肉、一人映画…色々ありますが、一人海外旅行(ツアーではなくバックパッカー)と聞くと、”行動力”があるのではないかと期待します。

海外旅行では尻込みしていては物事が進まない、停滞していまうことも多いでしょう。自分がやりたいことの目的のために、行動できる力を持っている。これは素晴らしいことです。

ただ、「海外旅行にバックパック旅行に一人で行った≠行動力がある」ですので、具体的にどのような点で”行動力”があるのかは一段高い実体験エピソードが必要と考えます。

計画性

低予算でのバックパック旅行を実現させるためには、やはり全てを基本的には”自分”でやる必要があったかと思います。

フライトの予約、宿泊施設の予約、旅先での移動手段の確保等々、この事前の段取りを組む力は”計画性”とも密接に関わっています。予め予定を組んでそれをこなすためにどのようなスケジューリングをしたら良いのかは計画性の高さにも繋がります。

但し、バックパック旅行では一定の期間、特段”予定”を設けずに旅をする、というスタイルの方が多いかもしれません。その際はこの限りではありません。

事前に自分の旅行プランにおける、リスクとそれに対しての対応策も考え、スケジューリングが出来る。つまり、仕事においても、ゴール(プロジェクトの成功)を見据えて、どのような段取りが必要かを考えそれをしっかりとこなしていくことが出来る、という自己PRの繋げ方が出来ます。

臨機応変な対応力

人によるでしょうが、バックパックに出ると様々なトラブルに遭遇します。そのトラブルを乗り応えてきた経験は評価に値すると考えます。
・乗ろうとしていた電車が止まってしまった
・乗ろうとしていた飛行機がキャンセルになってしまった
・宿泊予約をしていたはずの宿がとれてなかった
等々つきものです。

基本、一人旅ではこれらに対して全て自分でなんとかしなければなりません。そのため、その時その時その場その場に応じた、臨機応変な対応が必要となってきます。”〜〜するハズだった”ことに対してどのようにマネージしたかについて話せると説得力が増します。(”あきらめました”では話になりませんが…)

そのためもしこのようなトラブルに遭遇していればそれも含めてしっかりと自己PRをするのが良いと考えます。企業側からも、内容次第では臨機応変な対応力を持った人材と見てもらえるでしょう。

コミュニケーション能力

言語の堪能さではなく、ノンバーバル含めてのコミュニケーション能力です。バックバック旅行でアジア圏などにいくと、現地のローカルの飲食店などに入ったりすると英語が通じない、なんてシチュエーションも珍しくありません。

そうなると、身振り手振り、指差しでコミュニケーションを取ることになるわけですが、”相手に伝えようとする姿勢””相手の言っていることを理解しようとする”姿勢”が高い/高まると考えます。

また、人によっては初対面の人とも物おじせずに話をすることが出来るという強みをもっている人もいるかもしれません。

様々な人(海外の人含む)と円滑にコミュニケーションをとって仕事を進められるというPRにつながりうるかもしれません。

目標達成力

バックパック旅行と言えど、バックパック旅行をする!というだけでも内容次第によってはそれなりの費用、時間がかかるものです。

その実現に向けてどのような行動をとってきたのか、特に実現に向けて越えなければならない壁が多ければ多いほど、高ければ高いほど、バックバック旅行をしたそれ自体よりも、それを目標として障壁を乗り越えてきた力をPRすることが出来ると考えます。

・一人で途上国をバックバック旅行することへの周囲(親・友人等)からの反対
・旅行資金を短期間で○○万円貯めなければならなかった
等々です。

社会課題への意識の高さ

社会課題への意識の高さは、特に途上国を中心にバックパック旅行してきた人に多く見られるものでもあります。

やはり、途上国への旅行はその国の社会課題を目の当たりにすることも多いためと考えます。特に、インド等ですと貧困の差は非常に激しく、カルチャーショックを受ける人も数多くいます。

実際に現地に行って、見て、触れて、課題に感じたその意識は何ものにも代え難いものです。

社会人になってからは社会課題の解決を通して世界をより良くしたいという高い意識を持ち併せていればそれは強みと言えます。

バックパッカーの話は志望動機にも繋げることが出来る

前述の「社会課題への意識の高さ」は希望する企業への”志望動機”にも繋げる事が出来ます。

ご存知の通り、昨今では、大企業を中心に事業としてSDGs(社会課題)を解決していくことを最終的な未来の目標に設定することで、企業活動をより推進していこうという動きがあります。社会の課題解決を、国と企業が一緒になって、推進していく。そんなイメージに近いでしょうか。

例えば、貧困は大きい社会課題の一つで、それを解決する一つの方法にフェアトレードがあります。途上国で生産されたものが驚くほどの安さで手に入る。

この裏には、途上国の生産者が不当に低い対価しかえられていなかったり、コストを下げるために劣悪な環境下で働かされていたり…と人道的に許されないことが起こっているケースもあるわけです。

そんなことをしている企業からモノを買いたいと思ってくれる人がいるでしょうか?いませんよね。そこでフェアトレード(公平・公正な貿易)の推進は企業活動において、SDGsにもかかわってくる対応のひとつとなります。

つまり…
・SDGsに企業として事業活動を通して貢献し、利益を出していこう、その利益を投資して、さらに世界により良いモノ・コトを送り出し、世界をより良くしていこうというこれからの企業の今後の事業活動とバックパック旅行を通して醸成された、社会に対する高い課題意識がマッチするわけです。

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バックバッカーPRは採用担当者としては良く耳にするエピソードのひとつではありますが、とは言っても絶対的な数としては少ないのが実態です。そのため、はっきり言って、良い意味で目立ちます。オススメの逆求人サイトは以下です。

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バックパッカーエピソードを話すときに気をつけたいこと

その① 旅行話をするのではないということを肝に銘じる。

これは非常に大切なことです。もちろんバックパック旅行に限った話ではなく、サークル・部活、アルバイトでもそうですが、それらの話が最終的には、

・”あなた”自身がどういう人なのか
・それらの経験がどう今後の社会人生活に活かせるのか

に繋がっていく事が大切です。

特に、バックパック旅行は人によってはそれだけで話題として楽しいものになります。それ故に、面接官から質問をされるとついつい、”旅”の話がメインになってしまうということもあります。

面接には旅行のお土産話をしにきているわけではありませんので、前述の自分の人柄、その経験とそこから学んだこと・感じたこと等について必ず伝わるように話を心がけましょう。

その② 一度きり・短期間の話であれば別の自己PRにする

たった一度きり、1週間程度バックパックで旅行をしました!は、”あなた”をPRする話にはなかなか繋がりません。

そこから”あなた”の人柄がわかる展開にはなかなかならないでしょう。その程度であればもっと日常のアルバイトやゼミ・研究などから自己PRを構成した方が良いと考えます。

エピソードとして使えるのは”あなた”が日頃から取り組んでいる物事からが良いと考えます。

その③ しっかりと掘り下げた話ができる様になっておくこと

バックパッカーの話自体は、興味深く面白く話ができるかもしれません。しかし、それだけに終わってしまっては、企業から”あなた”を見た際に、”あなた”の優秀さはわからないままになってしまいます。

表面的な話にとどまってしまった場合には、勢いだけ、考えが浅い、思慮が足りない、思いつきで行動しがち、なんてネガティブな評をつけられかねないリスクもあります。

そのため、「思いつきで行って楽しかった」という程度で、自分をPRできる要素に繋げることができないのであればバックパックはあくまで趣味としての言及にとどめて、別の話を用意するのが良いと考えます。

さいごに

いち人事、いち個人として、バックパックひとつで海外を旅行する人は尊敬します。

すでにこの記事がややそういったところでバイアスがかかっている部分もあるかもしれません。バックパッカー、すごいですね!みんなみんがやろうと思っても実現できなかったりしますし、そもそもやろうと思う人もそこまで多いわけではありません。

バックバッカーは十分に自己PRになるエピソードと思いますので、それぞれ皆さんなりの自身の”強み”や旅行で得たことと結びつけて存分にPRして頂ければと思います。

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