1月や4月、10月等々は多くの日本企業で人事異動が発令される時期ではないでしょうか。もちろん、それによらず人事異動は随時必要に応じて実施されるものではあります。そんな時、事象としては配転、出向、転籍等々色々あるかと思いますが、自職場から離れる人に何を贈ったら良いか?は毎回悩むテーマではないでしょうか?。私自身これまで多くの人の異動を見送りましたし、自分自身も見送られました。その中で実際に贈ったもの・贈られたもの、私自身が欲しいと思っているもの含め、おすすめの品をご紹介したいと思います。
- 1 贈り物の金額目安は?
- 2 贈り物には避けた方が良いもの
- 3 贈り物を考える際は贈り相手の人となりを今一度思い出す
- 4 異動者(転勤・出向・退職etc.)へのおすすめの贈り物
- 4.1 贈り物1:手帳・ノートを良く使っている人へは名前(イニシャル)入りボールペン
- 4.2 贈り物2:外部からたくさん封筒・書類が届く方に向けてペーパーナイフ(レターカッター)
- 4.3 贈り物3:マウスパッド
- 4.4 贈り物4:読書好きな方へはブックカバー&栞
- 4.5 贈り物5:寒がりな人、ウォームビズにぴったりブランケット
- 4.6 贈り物6:スイーツ
- 4.7 贈り物7:IDカードホルダー(ネックストラップ)/社員証入れ
- 4.8 贈り物8:コーヒー好きな方にはタンブラー・ステンレスボトル・マグカップ等
- 4.9 贈り物9:家でお酒を嗜む方にはビールグラス/ワイングラス/おちょこ
- 4.10 贈り物10:Amazon・スタバ等のギフトカード
- 5 さいごに
贈り物の金額目安は?
職場で異動する人に贈るギフトの金額目安はもちろん相手との関係性や、相手の職位、在職期間等々によるところはありますが、幅はあれど大体概ね3,000円~10,000円程度と考えて良いでしょう。
一般的に、職位が高い人、「部長」の異動ともなれば”部”のメンバーからの贈りものとなりますし、相手もそれなりの職位の方ですので贈り物も多少高価なものになるでしょう。一方で、”課”のいちメンバーの異動となると、課メンバーからの送別となるため、贈り物も「部長」の異動と比べ相対的に安価になるのではと考えます。
ただ、前述の通り役職だけではなく、在職の期間や、その人自身の人となり等々様々な要素があるかと思いますので、それを踏まえた贈り物選びをしていただければ良いと考えます。
高価であればあるほど良いかというと、そういうわけでもなく、むやみに高価なものとなると贈られる側も気を遣ってしまいますので、気持ちよく受け取ってもらえる範囲という観点も大切です。
贈り物には避けた方が良いもの
調べるとたくさん出てきますが、人によって気にする気にしないはあると思いますので、そこを踏まえて贈り物は選んでもらえればと思います。傾向として当然、年上の人であればあるほど気にされる可能性は高くなりますし、若い人であればあるほど気にしない可能性も高いです。
さて、そんな贈り物として相応しくないとされているものを以下にいくつかご紹介します。
「苦しみ」や「死」を連想するため避けた方が良いとされています。語呂合わせですね。
【ハンカチ】
こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、ハンカチは手切れを意味すると言われ、NGとされています。しかし、ハンカチの贈り物は色んなシーンでされており昨今では気にする人は少ないのかもしれません。
【刃物類】
こちらも、”切る”ということで、ハンカチと近しく、縁を切ると通じており贈り物には相応しくないとされています。
【筆記用具】
もっと、”勉強”に励むようにといった意味にも捉えられて目上の人に贈るのには不適切と考えられています。
と非常に多くのもがタブー視されていますが、それを考え出すと一体何を贈ったらいいの!?となりかねませんし、大切なことを見失ってしまいかねませんので、ここではその辺りは気にせず、気持ちを込めて贈りましょうということで慣習を気にせずご紹介していきたいと思います。
贈り物を考える際は贈り相手の人となりを今一度思い出す
後述にそれぞれ具体的な贈り物についていくつもの案を記載していますが、当然、一般的にこのような贈り物はどうでしょうか?という程度にならざるを得ません。そのため、読み進めていただく際には、贈り相手のことを想像し、思い描きながら贈り物のイメージをつけていただければと思います。
と言った感じで、その人との会話や仕事シーン等様々なところを想像・思い返してもらい、そこに何を贈って(添えて)あげられたら素敵かなということを考えていただくと、贈り物を選ぶ際の良いヒントになるのではないかと考えます。
異動者(転勤・出向・退職etc.)へのおすすめの贈り物
贈り物1:手帳・ノートを良く使っている人へは名前(イニシャル)入りボールペン
ボールペンは王道中の王道の一つでは無いでしょうか?かさばりませんし、過去に1、2本もらっていても3本目くらいならまだ受け取っても嬉しいと思ってもらえる範疇だと贈る側としても贈られる側としても思ってもらえるのでは無いでしょうか?
デスクの筆立てに一本、持ち歩く際の筆入れに一本、鞄に一本なんて感じでボールペンは色々なポイントポイントに”持っていると便利な必需品”でもあります。
そんなボールペンに、名前・イニシャルを入れて贈ってもらえたなら、受け取る人も喜ぶこと間違いなしです!!
最近は、フリクションボールペンを使っている方も増えてきています。そのため、プレゼント用の少し高級感のあるフリクションボールペンに名前・イニシャルを入れてプレゼントするのも間違いない選択です。
贈り物2:外部からたくさん封筒・書類が届く方に向けてペーパーナイフ(レターカッター)
外とのやりとりが多くいつも多くの封筒を受け取っている管理職の方、もしかしたら、一手に外部からの封筒を引き受け中身を確認し担当に割り振ってくれている一般事務職の方、なんて色々な方がいるかと思います。大体のケースで、ハサミまたはカッターで封を開けているのがほとんではないでしょうか?ペーパーナイフ(レターカッター)がひとつデスクにあるととても有用に使ってもらえるのではないかと思います。デスクを飾るインテリアのひとつにもなりますし、おしゃれなペーパーナイフを贈って差し上げるととても喜ばれるでしょう。
贈り物3:マウスパッド
贈り相手の席に行ってみてみて下さい。マウスパッドはありますか?無いならもちろんですが、あってもだいぶくたびれていたりしませんか?そんな場合はマウスパッドも贈り物としていかがでしょうか?革製のとてもおしゃれで丈夫なマウスパットなんかは贈り物として最適と考えます。
革製だけでなく、木製やアルミニウムのマウスパッドなんかもありますので、是非検討してみてはいかがでしょうか。ただ、マウスパッドは使ってこそでもありますので、実用性も兼ねて使いやすい物を選んでいただくと良いと考えます。
贈り物4:読書好きな方へはブックカバー&栞
良く本を読む人にはとても素敵な贈り物セットになります。もちろんどちらかだけでも大変喜んでもらえると思います。読書好きの方であれば本をキレイに保って読みたいという気持ちも持っていらしゃるでしょうし、人によってはどんな本を読んでいるのか表紙を周りにできれば見られたくない、なんて人にもピッタリの贈り物になると考えます。
本を読んでいる姿を見て、「あ、すごく丁寧に本を扱ってるな」という風に見えたり、読んでる本がいつもカバー(紙)がついていたり、最近は書店で本を買うケースも減ってきてネットで買う機会も増えてきましたが、そうなると本屋のようにカバーをつけてもらえないため、仕方なく表紙を裏返して使っていたりする方もいると思います。
合わせて、本をたくさん読む人は”栞”にも時々困る瞬間もあったりします。
贈り物5:寒がりな人、ウォームビズにぴったりブランケット
女性にも男性にもおすすめできます。家で使ってもらえるであろうことはもちろんですし、オフィスも最近はウォームビズなどで暖かい格好を自分で整えることが求めれていますので、オフィスで肌寒い日など、家でも、夏であっても冷房が効きすぎで肌寒い!なんて時でも使ってもらえます。贈り先が男性だった場合も、職場の人からのプレゼントであれば次の職場で使う勇気も出ると思います。なんせ、仲間から使ってください!ともらったものですからね。
贈り物6:スイーツ
”もの”より”思い出”ではないですが、形に残るまでの何か物を送るまでではないかなといった場合や、特にスイーツ(食べ物)に目がない人に対してであればスイーツを贈るのもおすすめです。見た目も華やかで、美味しい!そんなスイーツを贈ってみてはいかがでしょうか。
季節の物を贈るなんてすると異動の思い出と共により良い思い出にも残るかもしれません。
贈り物7:IDカードホルダー(ネックストラップ)/社員証入れ
会社から最初に貸与されるカードホルダーあるあるは、安いカードホルダーのためか劣化しやすかったり、リール式のネックストラップであればそのひもが何かの拍子で切れてしまったりと色々と不便が多かったりします。
そのため、ビジネスパーソンの誰もが一度は”欲しいな””買おうかな”と思うオフィスグッツの一つがこのIDカードホルダー(ネックストラップ)と思います。この一品は自分で買おうかなと思う瞬間はあってもなかなか買うに至るところまでいってない人にとっては実用性も兼ねたとても嬉しい贈り物になること間違いなしです。
贈り物8:コーヒー好きな方にはタンブラー・ステンレスボトル・マグカップ等
異動する方が毎朝スタバやタリーズなどのコーヒーを片手に出社されていたりしたら、タンブラーなんかも贈り物にはぴったりかもしれません。タンブラーも買いたいな、買ってもいいかもと思う瞬間はあってもなかなか買えていない、買うところまで至っていないなんて方も多いアイテムの一つと考えます。最近はエコ意識の高まりもあり、プラスチック・紙ゴミの削減という観点もあります。そのため、スターバックスであればタンブラーの持ち込みをすれば資源の節約への協力ということで20円値引きにもなります。タリーズであればなんと30円引きです。そんな日々使うことでちょっとしたおまけもつくかもしれない、タンブラー/ステンレスボトル/マグカップ。お勧めです。
贈り物9:家でお酒を嗜む方にはビールグラス/ワイングラス/おちょこ
男性の方なんかですと、今のコロナ禍で飲み会もなくなり、家でビールを飲む機会も増えたなんて話も聞きます。缶ビールを片手に、手酌で飲んでいるのか、はたまたそのままか…そんな方に対してであればビールグラスはとても喜んで貰える贈り物になります。自宅で飲むビールをもっと美味しく、そのひと時をもっと楽しく幸せに過ごせるようになるお供としてビールグラスは最適です。色々なタイプがありますが、
陶器タイプ:泡も長持ちしますので、ビールと言ったら泡が大事!なんて人にお勧めです。
金属タイプ:保冷する力もありますので、冷えたビールが好きな方にお勧めです。
木製タイプ:口当たりもまろやかで、やはり木独特のあたたかみや香りもポイントです。既にビールグラスは持っているんだよね、という方でもなかなか木製まで揃えている方は少ないのではないでしょうか。
他にも素材だけでなく形にも様々な種類がある様子ですが、ぜひ、贈り相手の飲み合いでのビールをグビグビ飲んでいるシーンを思い出して選んで頂ければと思います。
同じように、家でワインを嗜んでいる方であればワイングラス、日本酒を嗜んでいる方であればおちょこ…と言ったチョイスも良いです。贈ってもらったグラスで飲むお酒は格別に美味しく感じてもらえることは間違いなしです!
贈り物10:Amazon・スタバ等のギフトカード
お祝い事ならギフトカードという選択肢も多分にありますが、異動のギフトとしては適切感にはやや欠けると考えますが、相手との関係性によっては、異動に当たっての餞別ということでギフトカードを贈ることも十分にありえかるかと思います。
やはり、人には好みというものがありますので、何か物を贈っても、実はその”色”が好みではなかったり、実は既に家に十分に持っていたり、実は…なんて色々なリスクが考えられます。そのため、ギフトカードの良さは、Amazonなどであればその人が好きなものを後から買ってもらうことができるので、ハズレがないということです。
さいごに
色々悩まれることと思いますが、結局最後は”気持ち”がこもっていればその贈り物が一番です。贈られる相手側は良くも悪くも”何か自分が欲しいものを貰える”なんて期待は通常一切していません。そのため、そもそも何かを贈ってもらえたら、それだけで十分嬉しいものです。ぜひ、これ!と決めた一品に加えて送り出すメンバーからのメッセージカードや寄せ書きなどを添えてプレゼントできればとても喜ばれること間違いなしです。