就活|学歴フィルターを使っている企業は?対策は?

就職活動を始めると気になる“学歴フィルター”のうわさ。お目当ての企業の説明会の予約が開始となった瞬間に予約をしようとPC・スマホの前にスタンバイしていたのに、時間になってアクセスしてみるとなぜか既に予約で満席。そんな経験をすると益々学歴フィルターを疑いたくもなるのではないでしょうか。そんな、学歴フィルターの実態は?本当に存在するの?突破方法、対策は?その疑念についてひとつの見解を述べたいと思います。

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学歴フィルターとは

ご存じの通り、企業の説明会の予約や、選考の日時予約などで、特定の大学からの受け入れを多くしたり、逆に特定の大学からの受け入れを絞ったりするものです。

この仕組みによって、同じ説明会予約であっても、一定レベル以上の大学に在籍する学生からみたら全日程全日時予約可なのに、一定レベル未満の大学在籍の学生から見ると全日程全日時が予約満席に見える、といったことが起こります。

学歴フィルターは本当に存在する?

既に前述で答えを言っている様なものですが、学歴フィルターは存在します

インターネット上にも、企業の説明会予約等において、上位大学所属の学生が見た画面と、そうでない大学所属の学生が見た画面の比較画像が存在していたりします。が、その様な検証もされているにもかかわらず、企業はこのシステム(学歴フィルター)の活用については公式に明らかにすることはありません。なぜなら、学歴フィルターの活用が世間に明らかになることで、企業のイメージダウンにつながる恐れがあるからです。

何故、企業は学歴フィルターを使うのか?

大手の就職人気企業ともなると、何百、何千といった人数の学生が説明会予約に殺到してきます。企業としては、求める学生に効率的にアプローチするために学歴フィルターを活用していることとなります。やはり、上位大学に企業の求める人材が多く存在しているという考えのもと行われています。

大企業になるほど、書類選考(ES&適性検査)の際に言語・非言語の偏差値で足きりを行うところも存在するため、結局のところ、上位大学の方が書類選考の通過率が高くなってくるため、そこへのアプローチに注力したいというのが心情と考えます。せっかく、説明会を開催してもターゲットとしている大学以外の学生で多くの出席枠を占められてしまったら企業としての採用をにらんでの説明会の効果的でなくなってしまうからです。

そのため、表立って学歴フィルターの活用を公言しないものの、企業側の言い分としては、”区別”をしているという形と考えます。

ある意味学歴フィルターと近しい考え方で、表立って行われているのは、”理系”と”文系”を分けての説明会等の開催です。これは企業として母集団形成に苦労する”理系”にしっかりとリーチしたいために、”理系”専用の回次を設けて説明会を実施しているわけです。

具体的にどのようなラインでフィルターをかけられているのか?

東京大学・京都大学・一橋大学
旧帝大(大阪大学・東北大学・名古屋大学・九州大学・北海道大学)※東大・京大除く
早稲田大学・慶応大学・上智大学
gmarch(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)
関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)
日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)

等々と、一般的には大学群が分けられていますが、この大学群でフィルターをかけていたり、大学別に個別にフィルターをかけていたりと、“システム”での設定のため、そのフィルターのかけかたは様々です。メーカー(食品、化学、電気、薬品等々)系の企業であれば、東工大や東京理科大などの理系上位を大学・大学院を優遇しているケースも存在します。有名企業かつ就職人気ランキングの高い企業などだと、日東駒専の上あたりでラインを引いていたりします。(グーグルで画像検索をすると色々な比較画像を見つけることが出来ます。)

学歴フィルターを使っている企業は?

前述の通り、企業はその利用を公式には明らかにはしていません。

そのため、具体的な企業名を挙げることはできませんが、使っている可能性が高い企業の傾向としては、就職人気ランキングで上位にある企業や、有名大手企業、つまり、何千、何万ものプレエントリーがあり、説明会・セミナー等への参加希望者が膨大になりさばくことが困難となるような企業です。

一方で、そこまで大きい企業でなくとも、少ない新卒の募集人数(数人)に対して数百、数千の応募があるような企業においても導入されていることもあるため、一概には言えないのも実情です。

学歴フィルターへの対策、突破方法は?

残念ながらシステムで制御されているため、大学情報がそこに存在する限り回避する方法はありません

説明会への参加であれば、企業に直接問い合わせるというのも一つの手ですが、恐らく、「申し訳ありません、既に満席です。今後キャンセル等が発生したらまた予約が可能になりますので、お手数おかけしますが、随時予約画面をチェックしてみてください。」と言った回答で、個別の対応はしてもらえない可能性が高いです。

となると、出来ることは、せめて書類選考(ES&適性検査)で高い偏差値をたたき出すこと、そして、エントリーシートをしっかりと考え、作りこむことです。書類選考を無事に通過し、その後の面接でしっかりと面接官へPRが出来れば、内定につながるチャンスはあります。

但し…学歴フィルターを書類選考にまで適用している会社も存在します。それを知るすべはありませんが、その場合は残念ですが元々縁がなかった企業となりますし、不合格となった企業のことをいつまでも引きずっていても仕方はありませんので、マインドを切り替えて次へ進みましょう。

昨今はコロナ禍の影響も相まって、企業説明会などはオンラインで配信されたりもするようになり、今まで会場に集まっていた頃と比べ多くの人に聞いてもらえる環境が整ってきました。そのため、オンラインの企業説明会などでは学歴フィルターを感じる瞬間は減ってきているかもしれません。しかし、説明会以外の場面、ダイレクトリクルーティングの際のスカウトメール配信等、”学歴”を持って企業は色々な場面でフィルタリングをしていることは事実です。

まとめ

学歴フィルターの存在のせいで説明会に出られずとも、書類選考(ES&適性検査)自体には進むことはできるケースがほとんどです。書類選考にて学歴フィルター(学歴での足切り)を導入している企業もないわけではないですが、適性検査にて高い偏差値やパーソナリティスコアが出ていると、学歴とは別の観点で救い上げられる可能性もゼロではありません。そのため、人事を尽くして天命を待つ。しっかりと、準備をして応募をして頂けたらと思います。

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