就活|適性検査(玉手箱(Webテスト))導入企業と対策・足切りについて

日本エス・エイチ・エル社が提供しているWebテストがこの玉手箱です。非常に多くの企業が導入をしています。SPIと並んでメジャーな適性検査となります(ちなみに、SPIはリクルートが提供していて、この日本エス・エイチ・エル社のWebテストはマイナビが販社をしていたりします)。後述しますが、この適性検査結果を選考プレセスの一部として提供している会社がたくさんありますので、結果(特に偏差値)は高ければ高いほど良いものとなります。

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玉手箱の科目は言語・計数・英語・性格

科目は言語・計数・英語・パーソナリティテスト(性格検査)となります。どれも、設問の難易度ととしては高いものではありません。高校卒業程度の学力があれば本来であれば問題なく解けるものと考えます。それぞれ少し詳細を紹介します。

言語

言語では、比較的長い文章(大体400字から800字程度の長さ)が用意され、それに対して受検者が書き手の論理をしっかりと理解できているかどうかをテストされます。
・設問分の論理的な正誤を答えるもの
・設問分の趣旨を判断するもの
の二つの形式があります。

計数

計数は、図表が何を示していることを理解して、設問に対して四則演算・百分率計算を用いて回答するテストです。
・図表から数値を読み取って答えるもの
・特定の方程式の□(ブランク)に入る数値を算出するもの
・表の空欄の推測
の三つの形式があります

英語

英語では、比較的短い文章がでます。そして、用意された設問に対する回答を洗濯します。
・英語の文章を読んで、英語の設問に答えるもの
・「言語」の英語版のように論理的な正誤を答えるもの
の二つの形式があります。

性格

こちらは皆さんご存知の通り言わずもがな、”性格”テストです。コンピテンシーやストレス要因、職務適正など様々な判定がこのパーソナリティテストを通じて行われます。

適性検査結果(言語・計数・英語)の偏差値で足切りをするところも

適性検査は非常に重要です。特に、就職活動時に大手企業を受ける際はこれが大きな関門となりますし、絶対に落とせません。大手の企業には、何千、何万人もの学生からのエントリーがあります。このエントリーシートを一つ一つみる労力はありません。そうなると、一気に選考できる適性検査は大手企業にとって学生をふるいにかける非常に効率的な手段の一つとなります。

企業側は学生の適性検査の受験結果をシステムから落とし、エクセルなりで受験結果を偏差値形でソートします。

そして、企業の各々の基準に則って・・・例えば・・・

「偏差値45以下は不合格!」

「偏差値50以下は不合格!」

と線を引いて有無を言わさず機械的に、デジタルに切ってしまいます。

この適性検査の結果だけで、”あなた”を判断されてしまうのです。
どんなにエントリーシートを考えて、悩んで書いてもそれすら見てもらえない可能性があるのです。
たかだか、一度の適性検査結果だけで落とされてしまうのは非常にもったいないです。
そのため、絶対に対策をして悔いの無い様にしていただければと思います。

適性検査結果(性格検査)での足切りもありうる

前述の言語・計数・英語の所謂、知的能力の偏差値で足切りを行うだけでなく、性格検査の結果で足切りを行う企業もあります。

いくつかある例をご紹介しますと・・・主に以下の2点です。

性質(性格)が企業の求める人物像に当てはまらない

性格診断などでベースとなっている考え方にビッグ・ファイブ理論というものがあります。人の性格は5つのファクターで構成されているというものです。その5つは以下の通りとなります。

  • 外交性
  • 強調性
  • 勤勉性
  • 情動性
  • 創造性

適性検査ではこの5つの区分以上にさらに細分化されて性質が見える化されますが、企業として、強く求めている項目が特にある場合、スクリーニング手段として、該当項目のスコアで足切りを行うケースがあります。

例えばですが・・・BtoCの企業でお客さんとの積極的なコミュニケーションがとても重要視されている際に、外交性が「1」の人は問答無用で落とす。といった判断です。

ストレス耐性が低い

入社後様々な理由で、精神的に病んでしまう新入社員も少なくありませんし、業務に耐えきれずに早期に退職してしまう新入社員もおります。そんな色々痛い目にあっている企業としてはなるべくそれらの発生を抑えたいと考えています。

そんな時に特に参考にしているのが、この適性検査結果において判定がなされる、ストレス耐性のスコアです。このストレス耐性が一定の数値より低い場合、それを持って足切り(合否判定)を行っているケースがあります。会社としてリスクを出来るだけ避けるという観点です。

余談ですが、

面接において、どんな状況下で一番プレッシャーを感じますか?
今までで最もストレスを感じた出来事はなんですか?どのように対処しましたか?

なんてことをやたら聞かれる場合は、面接官は”あなた”のストレス耐性を心配している可能性が高いです。(つまり、適性検査のストレス耐性スコアが低く出ているものと考えます。)

玉手箱対策その① 対策本の購入・学習(偏差値UP)

真っ先に思いつくのが対策本の購入・学習かと思います。まさに王道中の王道で、間違いない対応ですので、これは是非やって頂きたいと思います。対策本は玉手箱(Webテスト)対策の本であればどの書籍であっても構いませんが、あえておすすめするのであれば・・・というところで以下の対策本をご紹介します。いずれも昔から出版を重ねているまずはこれを勝手おけば間違いない、という一冊です。

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少なくとも3周1冊の対策本をこなすことをおすすめします。
対策本自体はどれを選んでもある程度問題ありません。まずは、自分のフィーリングにあったものを購入しましょう。

玉手箱対策その② 本番あるのみ、玉手箱導入企業を受ける!

対策本をある程度網羅したら、本番に臨みましょう。後述する、玉手箱導入企業(例)の通り、様々な企業で玉手箱は導入されています。本番さながらの環境で行うということで劇的に練度が高まります、そのため、興味がなくとも本命企業のために練習で受けてみることをおすすめします。

何度も受けていると練度が上がることはもちろんですが、本質的ではないところで・・・ややズルに近く感じるかもしれませんが、実は何度も本番環境で受験をしているとそこまで問題パターンが多くないのか、同じ設問に遭遇することが多く出てきます。そのため、本番を様々な企業で受ければ受けるほど、

「あ、この問題一度といたことあるやつだ」

なんてことが起こります。そうなると、答えも即座に導けるため必然的に良い結果につながっていきます。

玉手箱対策その③ 性格検査は正しい自己認識をしてから

他の種類の性格検査を受けてみて自分の特性を知り、友人・知人からフィードバック(他己評価)をもらう。

所謂性格診断は似たような診断を色々なサイトが提供しています。それらをいくつか受けてみて、可視化された際の自分の性格(特性)をあらかじめみてみることをおすすめします。どのように出てきますでしょうか。

その出た結果を見て、正しいと感じますでしょうか?正しくないと感じるでしょうか?

正しいと感じても、正しくないと感じても実際のところはどちらでも良いのですが、ここでお伝えしたいのは、性格テストは、基本的には”自分”が答えた結果が出てくるので、”自己評価”と言える。ということです。

あえて自分の悪い点を探す必要はないですが、他のツールを使って性格診断を行ってみて、それを友人に見せて、”自分”の性格とある程度近しいか聞いてみる。それでわかることが”他己評価”です。

例えば、自分では自分のことを、引っ込み思案だと思っていたけど、人からみた自分は全くそうではなかった、なんてことは往々にしてあります。それも含めて”自分”なんだということで、そういう自分もいる。もしかしたら、自分は自分が思っているほど引っ込み思案ではないんだな。と自己認識を正しく持つことにもつながります。

以下にいくつか実際に”性格診断”も受けることができる新卒向けのサイト・サービスをご紹介します。ぜひ登録してみてください。今後の良い就活の第一歩になることも間違いなしです。

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性格検査は自分に自信を持って受ける。

前述で、適性検査におけるパーソナリティテスト(性格診断)結果によっても落とされるケースがあると紹介させていただきました。自分の性格に対して”嘘”をつく必要はありませんが、企業が求めている人材を意識し、”自分”の企業にマッチしている性格を探し出して、その自分をイメージして自信を持って設問に回答して行くと良いでしょう。

過ぎた”謙遜””謙虚”は必要ありません。

ベストな時の自分をイメージして受けるとより良い結果につながると考えます。

玉手箱(Webテスト)を導入している企業(例)

バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、日立製作所、アクセンチュア、PwC、みずほ証券、みずほフィナンシャルグループ、SMBC日興証券、日産自動車、川崎重工業、富士通、キリンホールティングス、日本マイクロソフト、野村証券、北海道銀行、味の素、などなどです

この辺りは非常に多くのサイトが紹介していますので調べてみていただければ良いと思いますし、導入企業を載せている対策本もあったりします。

また、見分け方として、「https://web1.e-exam.jp/」的なURLであれば玉手箱と判断して良いでしょう。

玉手箱(Webテスト)の替え玉受験はバレるのか?

いち人事からすると絶対にやめてください。と言わざるを得ないですが、バレるかどうかで聞かれたら、「ほぼバレません」。企業側として替え玉受験・代行受験を見破るすべはほぼありません。

しかしながら、人事は非常にたくさんの応募者のデータを見ています。

やはり東大・京大・早稲田・慶応・MARCH・旧帝大といった名だたる大学の学生は適性検査結果においても偏差値が高い傾向にあります。一方で、いわゆるFラン大学と呼ばれる大学の学生は低い傾向にあります。

そのため、Fラン大学の学生が高い偏差値が出ていると、良くも悪くも”ビット”が立ちます。本当に優秀なのか?それとも、誰かに替え玉受験してもらったのか?と。そのため、注意深く面接を実施します。

逆に…東大・京大の学生が偏差値が低い場合は、「どうしたんだろう、テキトーに受けたのかな。」「全く準備、対策して受けてないな」と思う程度です。

不正受験はやめた方が良い理由

適性検査は企業の配属に当たって参考にされることもあります。

適性検査で英語で高偏差値を叩き出して、面接もそつなくこなし入社に至った新人がいました。会社は採用選考時の適性検査結果の英語偏差値が高いことから、”英語人材”として期待してとって海外系の部署に配属したのですが、その新人は実は英語が散々で、大きく期待ハズレであることが発覚しました。

採用選考時の英語の結果を問いただしてみたら、替え玉受験でした・・・と。しばらくして、その新人は会社を辞め、結果、企業も新人も双方が嬉しくない結果になってしまった。なんて話もあります。

なによりも、他人に受けてもらい他人のスコアで戦って勝って本当に心の底から喜べますでしょうか?やはり、しっかりと自分が力を身につけて、自分の力で勝負するからこそ、その後につながるのだと思います。

さいごに

適性検査、SPIとこの玉手箱(Webテスト)が業界でも2トップになり、ここでは特に玉手箱に絞ってでしたが、玉手箱であろうが、SPIであろうが対策としては同じになります。まずは当然、テスト対策をしっかりしてから臨むこと、そして、適切な自己認識をしっかり行うことで、知的能力テスト(言語・計数・英語)およびパーソナリティテストに対応ができると考えます。

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