最近、エントリーシートや履歴書に顔写真を求めない企業も増えてきた様子ですが、いざ、履歴書・ESを提出する際に気になるのが写真はどこまで必要なのだろうか?写真がないが大丈夫だろうか?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
昔撮った、証明写真(紙)はあるけどデータはない…そんなすぐに適切なものを用意出来そうもない…なんて方もいるのではないかと思います。ここでは、履歴書の写真がない!けど…というテーマでいち人事としての見解をご紹介したいと思います。
※基本的に昨今の新卒就職活動・転職活動においてはほぼ電子化が進んでいると考えます。ここでは、”写真”とはデータのことを前提としてのお話となります。
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履歴書の写真、何故必要?
いち人事として考えうる、履歴書の写真が必要な理由のひとつは、
のためと考えます。昨今では、採用選考におけるWebテストでの替え玉受験で罪に問われた会社員のニュースなどもありましたし、大学受験などでも替え玉が過去に行われていた事件などもあります。
この様に”替え玉”というのはありうるリスクとして捉えている企業もあります。そのため、この写真というのは本人をしっかりと確認する上で必要な情報のひとつとしての位置付けになります。
他にもやはり、写真(外見)からわかる雰囲気というのを大切にしている企業もあるかもしれません。昨今では、特にコロナ禍でマスク着用が当たり前になり、”顔”を確認することができないまま面接が進んでいく…なんてことは珍しくありません。
むしろ、マスクを外した姿を見たことがないまま内定まで進むなんてこともあります。採用選考にあたり、”顔”は合否にほとんど関わらない要素だとしても、基本情報として欲しいと思っている企業がほとんどと考えます。
履歴書の写真、実は”写真なし”の人もたくさん
いち人事の体感として、例えば…エージェントや転職サイト経由での応募の経験者採用においてはむしろ、写真がない状態の人の方が多いのではないか、と感じるくらいに、写真のない履歴書に遭遇します。
推察するに、転職活動を開始するにあたり、そこまで準備を整えるまでに走り出す人が多いのではないかと考えます。
スマホで撮るもの…なんてしているうちに転職活動において履歴書に写真を入れないまま進んでしまってしまう。なんてこともあるでしょう。
そもそも、エージェントや転職サイトの多くが、写真を添付しなくても企業への応募が出来る様になっているのもこの一因と考えます。
新卒採用においても同様です。氏名等の必須項目は当然入力しないまま進めることはできませんが、写真は登録せずとも活動がすすめられる、というのもあります。
と…色々、”写真なし”の人の方にもそこに至る背景は様々なのではと思って見ております。
履歴書の写真、”写真なし”は書類選考で落ちる(不合格)?
が答えとなります。ただ、いち人事としては履歴書において、写真がないことを理由に書類選考で落とすということはしていません。
なぜなら、写真の有無で応募者の合否を判断するわけではないく、能力・経験・パーソナリティ等で判断をするためです。そもそも、採用の決定において雇用主が候補者の外見(人種・性別等)を理由にすることは法的にもNGとなります。
国外の話ではありますが、アメリカなどの海外では顔写真が不要であることはもちろん、性別すらもレジュメ(履歴書)に記載をする必要がありません。
企業によっては必ず写真をつける様にアナウンスをしているところもあったりしますので、その様な企業への応募の場合は写真がないことで不合格になる可能性は当然あります。
履歴書の写真、しっかり付けておくのが無難!
”写真なし”が直接的には合否には影響を与えないとはいうものの、全てが全てそうとも言い切れません。
特に新卒採用においては、企業側はまだまだ”選ぶ側”の認識を強く持っています。経験者採用でもそうかもしれません。その様な場合、”写真なし”が間接的に悪影響を及ぼす可能性は否めません。
営業や接客、受付等のお客様対応をする様な職種である様な場合は、”外見”がそうでない職種よりも重要視される傾向にあると考えますので、この様な職種への応募に際して写真がない…というのは、ネガティブに働くのではないかと考えます。
応募者がおおければ多いほど、他の応募者と”比較”をされることにもなります。経歴に目を見張るものがありピカピカであれば良いかもしれませんが、特別、他者と比べて優れている様な点がない場合は、書類選考時に、最後の最後で写真の有無が合否を分ける際の参考に使われるかもしれないことも否定できません。
”人”を商品に例えるのもやや憚られるかもしれませんが、良く新卒採用は”3億円の買い物”なんて言われ方をしたりもします。これは企業側からして、新卒を採用した場合に定年まで雇用をしたらその人に3億円の投資(給料支払い)をすることになる点から言われます。
さて…そんな企業側の観点から言うと、従業員を採用する、という際にその人がどんな人かというあらゆる情報が価値をもつことになります。
写真から得られる情報も一定あります、逆に候補者視点から言えば”良い”印象を与えることが出来る情報(写真)を提供出来れば、書類選考において、企業側から、「経験・スキルは物足りなさそうだが、人は良さそうだからとりあえず会ってみるか」なんて思ってもらえる可能性も出てきます。
いち人事として個人的な話ではありますが、写真ありで外見を理由に書類選考を不合格にした、という話は聞いたことがありません。もちろん、探せば事例として多く存在するのだろうな、とは想像はしますが。
いち人事のこぼれ話
いち人事として経験者採用の取りまとめ業務などを行う中で、実際に、写真がないからという理由で不合格にする受入部門の責任者もいました。
その責任者なりのポリシーがある様子ではありましたが、写真がない=熱意がない、志望度が低い、等々を理由に不合格としていました。
履歴書の写真、つけるなら服装は?背景は?
応募先の企業によるところも一部ありますが、一般的には、
となります。そして、
となります。採用選考というシーンにおいて、カジュアルな色は当然敬遠されることになります。
企業側からの見た際の印象というものもありますが、そもそもは、被写体である人物の顔がしっかりと写る、という観点でもそれらの色が好ましいとされていると考えます。
ただ、前述の通り、実際は”応募先の企業による”というのが実態であり、金融業界などではスーツ&ネクタイが望ましいとされていると考えますし、一方でクリエイティブ業会やIT業界ではネクタイまでは求められず、比較的ビジネスカジュアルやカジュアルでも許容される企業もあるのではないかと考えます。
これらを把握するには…応募先の企業のWebサイトなどをまずは確認してみると良いかもしれません。
ポイントとしては、社員紹介などのページにおいて社員がどの様な服装で写っているかはひとつ判断材料となると考えます。
全員がフォーマルな格好をしている場合は、証明写真も当然フォーマルが良いでしょう。極論ですが、もし、Tシャツ&ジーパンで社員紹介などがなされており、普段の業務も類似した格好で従事している様な場合…履歴書の写真がビジネスカジュアルまたはカジュアルが先方からは望まれているかもしれません。
しかしながら、正直なところ何を企業が求めているか正確なことはどこまで行っても、その企業に問い合わせてみない限りは分かりません。
かと言って、正直、履歴書の写真の格好について企業にわざわざ問い合わせるのは悪手と考えます。つまり…フォーマルな格好での写真が一番良いという結論に行き着くと考えます。
履歴書の写真、証明写真機でもデータがちゃんと手に入る!
証明写真機での写真撮影において、昔はあくまで写真を撮影・プリントアウトする機械でしたが昨今ではご存知の通りかと思いますが、データでの入手も出来ます。以下にメジャーな証明写真機を2種ご紹介いたします。
公式HPから、データでの写真の入手方法及び、写真機の設置場所の検索を行うことができます。
いずれでも手軽に出来ますので、もし近くに写真機がある様な場合は、腰をあげていただき、ささっと撮って履歴書・ESにしっかりと埋め込むことをおすすめします。
DNPフォトイメージングジャパンが設置しているKi-Re-iは良く見かける証明写真機と考えます。
富士フィルムが設置している証明写真ボックスでもデータでの受け取りを行うことが可能です。
富士フイルムのプリントサービスの中から、写真プリントについてご紹介します。…
新卒の就活/転職活動ではエージェントの活用が良い!
履歴書・ESの写真ひとつとってもあれは?これは?といった細かな悩み・疑問はつきないのではないかと考えます。
インターネットの検索でそれらの悩み・疑問に対する様々な情報を得ることは出来ますが、やはり、”あなた”自身の悩み・疑問をしっかりと理解して的確な回答を得るには、誰かそのノウハウを持った人から教えてもらうことが一番と考えます。
そういう観点で、就職活動・転職活動を伴走してもらう存在としても、エージェントを活用してみることは良いと考えます。※新卒の就職活動においては、スカウト型も合わせておすすめします。
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さいごに
さて…色々な背景があり、履歴書の写真がないまま就職・転職活動をすすめている方・すすめようとしている方、いかがでしたでしょうあ?
様々な懸念を抱きここまで読み進めていただいたものと考えますが、少しでも参考になったのであれば幸いです。
物事にはタイミング…というものもありますので、後から写真を登録出来る機会があったりするのであれば後からでも構わないと思います。もちろん、最初から最後まで写真がなくとも良いとは考えます。
以上、みなさまの就職・転職活動がうまくいくことを祈念して終わりたいと思います。
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