就活|新卒「入社日を変更したい(遅らせたい・早めたい)」は出来るのか?

転職の際であればいざ知らず、新卒の就職活動において「入社日を遅らせたい」「入社日を前倒ししたい」なんてことが出来るのでしょうか?変更したいというからには当然、その理由もあって然るべきと考えます。どんな理由で、どんな場合であれば入社日の変更が可能そうか、についていち人事としてお話ししたいと思います。

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新卒で入社日を変更(遅らせるor早める)することは出来るのか

もちろん事情・企業によるところはありますが、基本的には多くの中堅~大手の日本の会社ではNGと考えます。
ただ、入社予定の企業の運用次第によるところはあります。

4月入社しか入社タイミングがない企業がほとんど

恐らくですが、みなさんが書かれた、内定承諾書(入社承諾書)には様々な事項が書き連ねてあったと思います。その中には、内定を取消す事由や、内定とする事にあたっての条件等の記載もあったはずです。

一例としては以下のような文言が内定通知書や承諾書に記載されていることと思います。

【内定通知書兼承諾書】
・・・
・20XX年3月までに卒業が出来なかった時
・20XX年4月入社が出来ない時
・提出書類等に虚偽があったとき
・病気、怪我などにより正常な勤務が困難と判断された時
・その他内定を取り消されても止むを得ない事象が発生した時
・・・
内定取り消しとなりますのでご承知下さい。

そのため、基本スタンスとしては入社日をフレキシブルに個人の事情に応じては変えられないという企業が多いのではないかと考えます。

4月入社・10月入社・通年入社が出来る企業も

最初から年度内であればいつでも入社可、という会社もありますし、4月入社・10月入社と年に2回の入社タイミングを設けている会社もあったりすると思いますので、新卒で入社日を変更(遅らせる・早める)ことが全ての企業でダメというわけではないと考えます。

会社が新卒の入社日を変更したくない・出来ない理由

下記はこう言った理由が考えられるというもので、そんなこと気にしないよ!という企業もありますのでその点は誤解なきようお願いいたします。

新人まとめての一斉の教育付与が出来なくなる

会社の都合と言って仕舞えば会社の都合ですが、”あなた”自身にとってもある程度の大きな影響はあります。

一般的には、日本企業では新卒が全員一斉に4月に入ってくるため、最初の1週間なのか、数週間なのか、1ヶ月なり長いところでは半年程度も教育期間として、実際に仕事をアサインする前にビジネスマナーからその後の業務に必要な専門的な知識を研修させることも多いです。

そのため、「4月に入れません」というのは企業によっては「それは困った」となります。

企業として、「個別に4月以外の入社の新人のために3月始まり、5月始まりとうの新入社員の教育カリキュラムを組むことは難しいな・・・。」と、また、受け入れる・配属される職場側としても、「え、一切教育なしでいきなり配属されるの?ちょっと面倒見切れないよ。」なんてこともあり得ます。

人件費予算上の都合がある

このケースでは遅らせる分には問題ないかもしれませんが、入社を前倒しにしたい、という場合にこの観点で不可となる可能性もあります。

企業として年間の人件費をきっちりと厳密に管理している場合、人を一人前倒しで雇用すると、その分人件費が余計にかかることとなります。

そのため、「早く入りたいです」と言っても、「いやいや、とは言っても人件費予算がね」ということで受け入れを渋ることがあります。

他の内定者との兼ね合い

これはこれで大きい理由です。後述する理由如何にもよりますが、結局そのようなこと(入社日の個別調整)をしてしまうと他の内定者へ全く示しが付かなくなってしまいます。

「何故あの人だけ、入社日を遅らせてもらったのか?早めてもらったのか?、自分も出来ると知っていればそうして欲しかった。自分もそれなりの事情はあったのに・・・。」

なんてネガティブな感情を他の内定者に抱かれ、会社に不信感をもたれてしまうことはかなり避けたいです。(ただ、もちろん勘案するにたる理由があればこの限りではありません。)

そもそも約束だから

前述の様に採用内定通知書・承諾書に内定・内定取り消しの条件が書いてあった場合は、その双方で交わした通り、入社日を変更する理由はない。というスタンスもあり得ます。

”あなた”の変更したい理由にもよる部分はありますが、企業として約束は約束。決まり事は決まり事、という決めたことは守りたいから。ということも一つの理由です。

入社日を遅らせてもらえるかもしれない理由

前述の通り、原則、変更する(遅らせる)ことはできないでしょう。というのが基本スタンスではありますが、とは言っても、これも前述の通り、そもそも年間を通していつでも入社が可能な企業や、4月・10月入社がある企業等々様々ですので、ではどんな理由で入社日を遅らせるということが発生しうるか、あり得るかを以下に紹介します。

1:卒業が出来ない場合

これはダメな場合が多いです(私の所属企業ではダメです)が、可能性は実はゼロではありません。

3月卒業4月入社という前提で双方合意していたのに、ギリギリになって、「単位落として卒業できませんでした。なんとかならないでしょうか?」…

会社によっては、「わかりました…いつ卒業見込みですか?9月卒業10月入社が出来るのであれば内定取り消しはしません。入社をお待ちします。」と受け入れてくれる企業もあります。

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2:急な病・怪我の場合

当然、度合いにもよりますが、止むを得ないケースで、急な事件・事故に巻き込まれどうしても、4月入社が出来ません。1ヶ月後の5月入社にしていただけませんでしょうか?なんていう場合。

個別の事情を勘案するに足ると判断されれば入社日を遅らせてもらえる可能性はゼロではありません。

3:留学・資格取得・長期ボランティア等卒業後に注力したいことがある場合

在学中は学業が忙しく、その他自分のやりたかったことが出来なかった。という場合に一定期間、留学・資格取得・長期ボランティア等、自己成長にも繋がる、目的意識を持った活動のために入社日を遅らせたい。

入社してからでは出来ないことをこの間にやりたいんです!という強い思いがある場合、企業によってはそれを認めてくれる場合があると考えます。ただ、やはり前提はそいうった仕組み・制度がある企業であればというところではあります。

入社日を早めてもらえるかもしれない理由

こちらも前述の通り、原則、変更する(早める)ことはできないでしょう。というのが基本スタンスではありますが、とは言っても、これも前述の通り、そもそも年間を通していつでも入社が可能な企業や、4月・10月入社がある企業等々様々ですので、ではどんな理由で入社日を早めるということが発生しうるか、あり得るかを以下に紹介します。

1:”あなた”が既卒の場合

25卒就職活動で25年4月入社の内定をもらいました。…でも、既に卒業しています24年10月入社は出来ますか?

前述では散々企業が新卒採用の一律での入社をさせたい理由を散々書きましたが、別の観点では…早期に入社してもらいOJTを通して先にある程度実践を通して仕事を学んでもらう、その上で…という判断は十分にあり得ます。相談してみるのはひとつです。

2:卒業が早められた・卒業が3月より前の場合

25卒就職活動で25年4月入社の内定をもらいました。…でも、25年3月卒業予定が22年12月卒業が出来そうです。出来れば早く働き始めたいのですが、25年1月入社は出来ますか?

「1」と似たようなケースですね。同様の理由で会社によっては「可」と判断をしてくれるかもしれません。

結局、入社日を変更したい場合どうしたら良いか?

採用担当の人に相談をしましょう。

しっかりと理由を話して、入社日の変更について受け入れてもらえるのかもらえないのか。会社に判断を委ねるしかありません。

ただ、制度・ルールとして他の入社日が用意されていない場合は、基本的には”ダメ元”のスタンスで相談していただくことになろうかと思います。

人生にはアクシデントはつきものです。そのため止むを得ない事情があれば多少、入社日が前後することは会社として検討をしてくれるでしょう。

さいごに

昨今の就職活動事情においてはまだまだ3月卒業4月入社が一般的ですが、大学の卒業タイミングも今後はより多様化してくるかもしれませんし、大学卒業後に留学に行きたいなどで入社を遅らせたい等自分の将来を考えた時に色々と悩む方もいるかもしれません。何を大切にしたいかをしっかりと考えて今後のキャリアを考えていって頂ければと思います。

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