【新入社員】配属先が不満で辞めたい場合、どうしたら良い?

入社後に配属面談を通して希望外の配属先(部署・職種)になってしまった。希望の配属先ではあったもののいざ配属されてみたら思っていたのと違った。等々様々な理由でみなさんのように配属が決まった後に不満を感じ、辞めたいと思う、なんてことは多くの新入社員が感じています。いち人事として、配属先が不満で辞めたい場合、どうしたら良いかを考えます。

「配属先が不満で辞めたい」その理由は?

何を不満に感じて辞めたいと思っているかをしっかりとクリアにして頂くのが良いかと思います。その、不満・辞めたいと感じる理由が何で、どうしたら解決できそうかを自分なりに考える必要があります。解決できるのは自分自身しかいません。

配属先が不満で辞めたい理由・・・色々あるかと思います。

①職種が希望と異なっていた。(営業がやりたかったのに経理配属だった等)
②携われる事業が希望と異なっていた。(海外事業が良かったのに国内事業だった等)
③勤務地が不満(都内希望が地方になってしまった等)
④配属先の部署の人間関係が悪かった。(上司がパワハラ気質、仕事を教えてくれない等)
⑤配属先の働き方が不満。(長時間労働、休日出勤、深夜労働等)
⑥その他 どう考えてもブラック
等々

上げるとキリがないかと思いますが、一体どれが近いでしょうか?

配属先が不満で辞めたい場合どうしたら良いか

理由はさておき、そこまで選択肢は多くありません。基本的には、わかっていらっしゃる通り、最終的な結論の方向性は

①転職する
②上司に相談する(社内異動希望を出す(社内異動の実現))
③留まる
の3択しかありません。

その他、細分化するとオプションとして、
④会社生活は諦めて副業に精を出す
⑤諦めてとりあえず当面頑張る
⑥自分のマインドを切り替えて”今”の環境を前向きに捉えられるようにする。
⑦不満なまま働きたくはないので辞める。辞めてから考える。
といった選択肢もあるかもしれません。

良い上司に恵まれていれば、上司に相談することで⑤⑥でやってみよう!と言った気持ちになることもあるかもしれませんね。

ただ、基本的には週5日、7~8時間も過ごす会社での時間を若いうちから割り切って諦めてしまうのはもったいないですし、自分のマインドを切り替えるのも困難極まりないと考えます。

本当はこれがやりたいに…なんて場合は「転職」か
「社内異動の実現」の選択肢をおすすめします。

不満で辞めたい理由別の対処法

その不満が現職にいるままでは解決できないのか?どうなのか。が大きなポイントになります。そのため、それを自問自答した上でその後の方向性を定めることが必要です。そういった観点で自分に問いを投げかけてください、その上で前述の通り3つに集約されます。

「転職(社外への異動)」「社内異動の実現」「留まる」です。

その① 職種が希望と異なっていた場合

いち人事として良く聞く話でもあります。
・営業希望だったのに人事に配属された。
・人事希望だったのに資材調達に配属された。
・法務希望だったのに、総務配属だった。
あげだすとキリがありません。

ただ、営業希望だったけど、いざ人事に配属されたけど、人事も楽しい、やりがいを感じる。ということで、人事畑でキャリアを積んでいる社員がいるのも事実です。

新卒で入社したなら良くも悪くも、”他の職種”の仕事内容は正確にわからないことも多いでしょうし、いざやってみるとやりがいも見出せてきた。なんて話もあります。

そのため、

・当初やりたかった職種は本当に自分がやりたい職種なのか?
・やりたい職種のことを自分は十分に理解してその上でその職種につきたいとまだ思っているのか?
・今の職種ではやりがいは感じないのか?本当に続けて行けそうにないか?

を自問自答していただきたいと考えます。

新入社員であればよくも悪くもやりたかった職種について”イメージ”が先行しているだけでそれに囚われているケースもあります。まずは、自社の中で自分のやりたかった職種についた同期にどんな仕事をしているのか聞いてみて、自分の思い描いていた職種とギャップがなさそうかを知るところから初めてみるのが良いかと思います。

その② 携われる事業が希望と異なっていた場合

・将来的な異動の可能性はないのか?
・今の自分は”やりたい”ことが出来る素地があるのか?
等々

”営業”であれば、取り扱う製品・サービスが将来的に変わる可能性や、携わる事業体(海外/国内)が変わる可能性も将来的にあるかもしれません。変わる可能性がそれなりにありそうなのであれば、そこまで急ぐ必要はなく、まずは”営業”としての経験・知識を積むことにフォーカスして良いかと考えます。

また、海外営業であれば一般的に必要となってくるスキルに”英語力”があるかと思います。他にも、経理・財務であれば簿記資格など。これらを少しでも素地としてこの新入社員の時に取得出来ていれば転職の際にも面接官を納得させられるでしょう。

まずは、スペシャリストとしてその職種における、Knowledge(知識)を習得することに力を注ぐことをお勧めします。

一方で、一度配属され営業として担当製品・業界が決まると余程のことがない限り担当製品・業界は変わらない、という会社もあると聞きますので、もちろん、直ぐの転職を否定しているわけではありません。すぐにでも○○事業の営業がやりたいんだ!なんて場合は遠慮なく転職しましょう。

その③ 勤務地が原因の場合

・将来的な希望勤務地への異動が叶う可能性は?
・自身のキャリアにおける勤務地の重要性は?全国転勤ありきの会社はそもそも合わない?
等々

新入社員の最初の配属で地方勤務になってしまった。こうなると、その配属の位置付けが”まずは1年程度地方でOJT”して…等の事情でない限り、その後の転勤は何年も後になったり、場合によっては十数年転勤がなくその拠点(支店)等に居続けることにもなるかもしれません。

ただ、配属勤務地が嫌で辞めるということは企業としてはあっては欲しくない事態のひとつでもあります。そのため、勤務地についてそれ程(転職、退職を考える程)悩んでいるということを上司に相談して、希望勤務地への異動を叶えてもらうというのも一つの方法としてあり得ます。

叶わないケースも多いと考えますので、結局はやはりこの場合は、「転職」という手段を取るしかありません。

しかし、全国転勤が当たり前のようにある会社への転職は、同様のことが将来的に起こるリスクと転職理由が”勤務地”となると転職先も受け入れ後に将来的に勤務地不満で辞める可能性を危惧しますので、この際は”転職理由”をしっかりと練る必要があると考えます。

その④ 配属先の部署の人間関係が原因の場合

・将来的な自分の異動の可能性はないのか?
・その対象となる”人”の異動の可能性はないのか?
・自分のコントロール出来ない程度なのか?
等々

もし、大企業であれば数年単位で異動もあり、徐々にメンバは変わっていきますし、あなた自身も異動になる可能性も当然あるかと考えますので、本当に”今”のチーム(人間関係)が嫌だからといって転職をする必要があるのか?というところは大きい投げかけのひとつになってきます。

ただ、組織規模の小さい企業である場合や異動が現実的ではない場合、人間関係というのは非常に大きな問題になってくると考えます。

さて、この人間関係が原因の場合、厄介なのは転職することで現職(前職)の問題からは逃れられても転職先で似たような境遇になってしまう可能性もゼロではないことです。そのため、「自分のコントロール出来ない程度なのか?」も是非考えてみて頂きたいです。何か見方を変えることで自身の中で消化出来ないかということを試みてみることも大切です。

その⑤ 配属先の働き方が不満(長時間労働、休日出勤、深夜労働等)の場合

・将来的に解消する可能性はないのか?
-自分の経験値アップによる業務効率化は出来るのか?
-負荷分散のための人員補充が進められていたりはしないか?
-負荷低減のための何らかの施策がなされそうではないか?
等々

ただ、当然仕事柄休日労働・深夜労働が当たりまえのようにあったりするケースは珍しくありません。入社前はそこまで深刻に捉えていなかったが実際働き出すと辛い。仕事を変えたいと思ってもおかしくはありません。この場合は、やはり、上司に相談して社内で異動を叶えてもらうか転職するかの二択です。しかし、この様な場合は出来れば転職が良いと考えます。

なぜなら、上司に相談して社内異動をすると、社内上は、ハードワークから逃げたという見方をされかねないからです、いっそ社外に出る方がホワイトな会社からは、「それは転職したくもなりますね」と一定の理解を得られるでしょう。(もちろん、”働き方”のみを転職理由にするのはやめましょう。)

その⑥ その他 どう考えてもブラック

色々な”ブラック要素”があるかもしれません。
・仕事を全く周りの人が教えてくれない
・コンプライアンス的に問題がありそうなことをやらされる
・残業をつけさせてもらえない、過少申告させられる(サービス残業)
等々

これらの企業として、組織として、チームとして最早機能していないような状態であることが入社後にわかってしまった場合は速やかに転職をすることをお勧めします。所謂、ブラック企業です。

配属先が不満で辞めることのメリット

現職(配属先)の不満を解消することができる。

やはり、これに尽きるかと思います。言い換えるならば、不満の解消に繋がらない退職・転職は辞めるべきと言えます。

配属先が不満で辞めることのデメリット

理由によってはまた同様に不満を抱えてしまう可能性

特に人間関係が原因で転職を考えている方であれば、結局人間関係はどこに行ってもどうなるかわからないものですので、同様の不満を感じてしまうかもしれません。また、安易に転職をしてしまうと、こんなはずでは無かったのに・・・と、なる可能性も否めません。

転職で配属先不満の同じ轍を踏まないようにすべきこと

配属先不満はある意味、平たくいうとミスマッチ、入社前と入社後のギャップ、希望が叶わなったこと等々が要因です。前述の通り、転職しても同じ不満を抱える可能性は十分にあります。

それぞれの理由について簡単に転職時に同じ轍を踏まないようにするために出来ることを考えます。

①職種が希望と異なっていた場合

・必ず自分のやりたい”職種”の求人案件に応募しましょう。
・入社後の職種間ローテーションがないかどうかを必ず確認しましょう。

企業によっては入社後、幅広い人材を育成するために、営業⇆経理・財務等の職種間のローテーションが行われている企業も当たり前のようにあります。そのため、”職種”を重要視している人は職種間ローテーションがある会社は避けるようにしましょう。

②携われる事業が希望と異なっていた場合

・必ず自分の携わりたい”事業”の求人案件に応募しましょう。
・入社後のローテーションがないかどうかを必ず確認しましょう。

③勤務地が不満であった場合

・一番の安全サイドは勤務地が限定されている企業、求人へ応募することです。
・全国転勤有りの企業に応募することはやめましょう。
・転居を伴う異動の可能性について確認をしておく。

企業によっては、拠点は東京しかないけど、子会社が地方にあって子会社に出向してくれないか?なんて異動が起こることも十分にあり得ます。そのため、どの程度そういったことが起きそうかといったことを確認しておくことは必要不可欠と考えます。

④配属先の部署の人間関係が原因の場合

入社を決める前に必ず、自分が入る予定の部署の人との面談をリクエストしましょう。出来れば、年の近い人で同性の人をリクエストしましょう。その人との話を通して転職先の人間関係をそれとなく聞き出すことで”良いチーム”かどうかを判断しましょう。

⑤配属先の働き方が不満。(長時間労働、休日出勤、深夜労働等)

・内定後に必ず働き方について確認をしましょう。
平均残業時間や休日出勤の頻度、選考段階では聞きづらいと思いますし聞かれる企業側もそこばかりを気にされることをよく思いません。そのため、内定後に確認をしましょう。

・面接の中で聞けることは面接の中でも聞いておきましょう。
1日の仕事の流れのイメージや、仕事の進め方といった観点からそれとなく繁忙期について、繁忙期はどの程度忙しくなるのか?等々細かくなりすぎない範囲で探りを入れましょう。

第二新卒ですと、経験もスキルも”経験者(中途採用者)”には全く及ばないため、何人も第二新卒を採用するような企業になると、新卒同様に配属面談を通して配属先を決定します。なんてことがあるかもしれません。そうなると、また、配属リスクが出てくるので”配属の不満”を解消するといった観点からはお勧めしません。(※もちろん、不満理由が解消出来ることが担保された上での配属面談であれば全く問題ないかと思います!)

「転職」がおすすめな理由

新卒採用市況は非常に企業・学生の双方にとって厳しいものになってきています。そのため、昨今で注目されているのが、「第二新卒」です。※第二新卒に関して定まった定義はないものの、一般的な世間での共通認識としては、

「学校卒業後、就職はしたものの数年(3年以内程度)のうちに離職ないし在職中に転職活動をしている若手(大体25歳前後)」となります。

さて、この新入社員における配属先が不満で辞めたい=つまり1年未満なり2年目での第二新卒扱いでの就職活動ができるということになります。今企業では、この第二新卒を積極採用している企業が非常に多いです。そのため、セカンドチャンスとして早々に退職に踏み切ることのメリットがかなり大きくなってきました。

第二新卒・既卒を積極採用している大手企業

少し転職サイトでリサーチしてみました。”第二新卒”を積極採用している大手企業を調べるだけで、

・アクセンチュア・日立製作所・富士ソフト・富士電機・住友重機械工業・住友金属鉱山
・アルプス技研・日本製紙 etc.

と、調べるとキリがないほど第二新卒・既卒を積極的に採用している様子のある企業が出てきます。

第二新卒の転職は転職サイト・エージェントがおすすめ

企業として第二新卒の採用に当たっては出来るだけコストを抑えたいと思っているところも少なくありません。そのため、転職サイトとエージェントの両方を活用することをお勧めします。転職エージェントであれば人材紹介料金として20~30%程度ものFeeを企業はエージェントに支払わなければなりません。一方転職サイトであれば掲載料の数十万円~100万円程度の広報料で、2、3人といった複数の採用にもつながる可能性があるため、専門性をあまり求めていない第二新卒層については転職サイトで募集をしているケースをよく聞きます。

第二新卒におすすめの転職サイト

大手転職サイトのツートップはお勧めです。一気に多くの求人を検索することができます。

転職、求人情報ならリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】:第二新卒特集も組まれていたりして、下記のdoda同様力を入れています。
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「未経験者歓迎」「東京勤務」「正社員」「年収500万以上」「完全週休二日制」「年間休日120日以上」「土日祝休み」「退職金制度あり」で検索をかけて約300件の求人が出てきます。

優良企業への転職情報ならdoda:検索の選択項目に「職種未経験歓迎」「業種未経験歓迎」「第二新卒歓迎」と言った様々な項目が用意されており第二新卒には嬉しいサイトです。
※2021年10月7日時点:求人掲載数 約10万件
「第二新卒歓迎」「東京勤務」「正社員」「年収500万以上」「完全週休二日制」「年間休日120日以上」「土日祝休み」「退職金制度あり」で検索をかけても約4000件の求人が出てきます。

第二新卒にお勧めの転職エージェント

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さいごに

最近は、”ジョブ型”雇用の波もあり、様々な企業で”ジョブ型”が取り入れらてきています。が、まだまだ会社として”メンバーシップ型”雇用のスタイルをとっているところが多いと考えます。その”メンバーシップ型”とも言える典型的な例の一つが、採用選考のタイミングでは配属先は決まらずに、後々配属が決まってくる。という運用であったり、ジョブローテーション(職種間の異動がある)という運用であったりします。次の会社選びはその辺りも踏まえて行いましょう。